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若草物語|様々な試練に立ち向かいながら力強く生きていく4人姉妹の成長を描いた、ルイザ・メイ・オルコットの名作小説の6度目の映画化。

映画 若草物語
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若草物語は、1994年公開のアメリカ合衆国の映画。様々な試練に立ち向かいながら力強く生きていく4人姉妹の成長を描いた、ルイザ・メイ・オルコットの名作小説の6度目(テレビムービー1作を含む)の映画化。監督はジリアン・アームストロング、出演はウィノナ・ライダーとスーザン・サランドンなど。ルイーザ・メイ・オルコットの同名小説を、監督をはじめ、ほとんどが女性という主要スタッフのもと、当時のハリウッドを代表する人気女優たちの共演で現代的にリフレッシュして映画化した作品である。第67回アカデミー賞では、主演女優賞、作曲賞、衣装デザイン賞にノミネートされた。

若草物語 映画批評・評価・考察


若草物語(原題:Little Women)

脚本:36点
演技・演出:18点
撮影・美術:17点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計87点

圧倒的キャスティングで、今や実現不可能だと思えます。原作小説がそもそも素晴らしいのですが、今作は女優陣の魅力溢れる演技・演出に魅了されてしまいます。

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若草物語 あらすじ(ネタバレ)

19世紀半ば、アメリカは南北戦争下に突入。マサチューセッツ州のマーチ家も父が従軍し、母のマーチ夫人(スーザン・サランドン)、16歳の長女メグ(トリーニ・アルヴァラード)、15歳の次女ジョー(ウィノナ・ライダー)、13歳の三女ベス(クレア・デインズ)、12歳の末っ子エミー(キルスティン・ダンスト)が留守宅を守っていた。一家は豊かではないが、明るい日々を送っていた。クリスマス・イヴ。戦場の父からの手紙は姉妹にとって最高の贈り物になった。隣家の富豪ローレンス氏は、娘の忘れ形見のローリー(クリスチャン・ベール)と二人暮らし。舞踏会に出掛けたメグとジョーは、会場にいたローリーとすっかり意気投合して友達になる。ある晩、メグとジョーはローリーに観劇に誘われた。メグとローリーの家庭教師ジョン・ブルック(エリック・ストルツ)の仲を取り持つデートだったのだが、ローリーに憧れるエミーは腹いせに、ジョーの書きためた原稿を暖炉にくべてしまう。数日後、ローリーとスケートに出掛けた時、氷が割れてエミーが川に落ちた。ジョーはローリーと必死に妹を救出。その晩、2人は仲直りした。メグが社交界にデビューしたが、自分で縫ったドレスがそぐわず、金持ちの友人のドレスを着ることに。惨めな気持ちで帰宅した彼女に、母は「心の優しさは永遠に輝くのよ」と諭す。戦場の父が負傷して入院し、母が現地に向かった。さらに悪いことに、母の代わりに貧しい移民一家の面倒を見ていたベスが病気に感染。しかし、何とか一命は取り止めた。クリスマス、ベスを娘のように思うローレンス氏がピアノをブレゼントしてくれた。そして何よりうれしい父の帰還。それから4年後、メグがジョンと結婚。ローリーもジョーに結婚を申し込むが、彼女には夢があった。単身ニューヨークへ向かった彼女は、出版社回りを始めるが、なかなかうまくいかない。そんな折、ジョーは同宿のドイツ人哲学教授フレデリック・ベア(ガブリエル・バーン)と出会い、やがて憧れは愛に変わった。その頃、エミーは絵の勉強のために行ったパリでローリーと再会し、二人は愛を育む。ジョーは長編小説に挑戦するが、ベアから厳しく批評される。傷つくジョーにベスの危篤の知らせが。ベスの葬儀の夜、ジョーは懐かしい思い出にふけり、いつしかそれは、『若草物語』という一編の小説になった。やがてメグが双子のママになり、エミーとローリーがアメリカに帰ってきた。ジョーだけ幸せから取り残されように見えた。そんなある日、ベアはジョーにプロポーズした。

若草物語 スタッフ

監督:ジリアン・アームストロング
脚本:ロビン・スウィコード
原作:ルイーザ・メイ・オルコット
製作:デニーズ・ディ・ノヴィ
音楽:トーマス・ニューマン
撮影:ジェフリー・シンプソン
編集:ニコラス・ボーマン
製作会社:DiNovi Pictures
配給:コロンビア ピクチャーズ

若草物語 キャスト

ジョー、ジョセフィン・マーチ:ウィノナ・ライダー
次女。作家志望。ニューヨークでドイツ人フリードリヒ・ベアと知り合う。『若草物語』を執筆。

メグ、マーガレット・マーチ:トリニ・アルバラード
長女。ジョン・ブルックと結婚。双子を産む。

エイミー・マーチ:サマンサ・マシス(16歳)キルスティン・ダンスト(12歳)
末っ子。画家志望。絵の勉強のためマーチおばさんに伴って渡欧。ローリーと結婚。

ベス、エリザベス・マーチ:クレア・デインズ
三女。ピアノが得意。14歳の時、フンメル家の赤ちゃんから猩紅熱が移り心臓が衰弱、18歳で死去。

ローリー、テディ、セオドア・ローレンス:クリスチャン・ベール
マーチ家の隣人。若い頃はジョーと親しかったがエイミーと結婚。

ジョン・ブルック:エリック・ストルツ
ローリーの家庭教師。メグと結婚。

ジェイムス・ローレンス:ジョン・ネヴィル
ローリーの祖父。クリスマスの日、娘(ローリーの母)のピアノをベスにプレゼントする。

マーチおばさん:メアリー・ウィックス
大金持ちのおばさん。ジョー、エイミーに世話をしてもらう。大きな屋敷をジョーに譲る。

アビゲイル・マーチ:スーザン・サランドン
四姉妹の母。

ロバート・マーチ:マシュー・ウォカー
四姉妹の父。

フリードリヒ・ベア:ガブリエル・バーン
ニューヨークで家庭教師をしているドイツ人。ジョーと恋に落ちる。ジョーの原稿を『若草物語』にしてコンコードに届ける。

ハンナ・マレット:フローレンス・パターソン
四姉妹の面倒を見たマーチ家の家族同様の使用人。

サリー・モファット:ジャンヌ・モルティル
メグの親友。裕福な家の娘。メグを舞踏会に招待。

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