センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島は、2012年公開のアメリカ合衆国の映画。冒険とサバイバルを迫力の映像で描き出すアクション・アドベンチャー第2弾。2008年の映画『センター・オブ・ジ・アース』の続編である。ジュール・ヴェルヌの『神秘の島』などに題材を得た3D映画。
センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島 映画批評・評価・考察
センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島(原題:Journey 2: The Mysterious Island)
脚本:24点
演技・演出:15点
撮影・美術:16点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計70点
ほぼ前作と同じようなストーリー構成ですが、CGの出来栄えなどは格段によくなっています。一応、続編になるのですが前作を見てなくても楽しめる作品です。子供向けアドベンチャー映画なので冷めた大人が見るもんじゃないのかな。ってな具合で童心に帰って楽しめる人もいればツッコミどころ多すぎ~と、盛り上がれないという人もいるでしょう。前作と似たような作品ですが、ブレンダン・フレイザーとロック様ではタイプが違い過ぎるので笑いのセンスは前作のブレンダンの方が上かな~。子供目線だと、どっちがおもしろいんだろ?
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センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島 あらすじ(ネタバレ)
17歳になったショーン・アンダーソン(ジョシュ・ハッチャ―ソン)は、危険な海域にある謎の島から遭難信号をキャッチする。その発信源を追跡するため旅に出ようとする彼に、新しい義父・ハンク(ドウェイン・ジョンソン)は、やむなく付き添うことになる。ふたりは唯一ガイドを引き受けてくれたヘリコプター操縦士・ガバチョ(ルイス・ガスマン)と、強い意志を持った彼の娘・カイラニ(ヴァネッサ・ハジェンズ)と共にその島を探し出そうと繰り出す。
“嵐の目”を通って彼らは、遂に島を見つけるが、そこに待っていたのはショーンのおじいちゃんで冒険家のアレキサンダー(マイケル・ケイン)だった。そしてこの島こそ、かつてジュール・ヴェルヌが書いた“神秘の島”であった。そこには巨大トカゲや巨大蜂、小さな象などの大小サイズ逆転の奇天烈な生物が生息し、さらに驚くべき秘密が隠されていた。
だがその島は衝撃波によって、島とそこに潜む数々の宝が永遠に海底に沈もうとしていた……。
一刻も早い脱出を強いられた一行はネモ船長が遺したとされるノーチラス号を探すため、様々な危機や困難に直面しながら「島」を横断。最終的にノーチラス号を発見した5人は、沈みゆく「島」を尻目にパラオへ帰還した。
センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島 スタッフ
監督:ブラッド・ペイトン
脚本:ブライアン・ガン,マーク・ガン
原案:リチャード・アウテン,ブライアン・ガン,マーク・ガン
原作:ジュール・ヴェルヌ『神秘の島』
製作:ボー・フリン,トリップ・ヴィンソン,シャーロット・ハギンズ
製作総指揮:リチャード・ブレナー,マイケル・ディスコ,サミュエル・J・ブラウン,マーカス・ヴィシディ,マイケル・ボスティック,エヴァン・ターナー
音楽:アンドリュー・ロッキングトン
撮影:デヴィッド・タッターサル
編集:デヴィッド・レニー
製作会社:ニュー・ライン・シネマ,ウォールデン・メディア
配給:ワーナー・ブラザース
センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島 キャスト
ハンク・パーソンズ:ドウェイン・ジョンソン
ショーンの義理の父。元海軍所属で現在は建設会社を経営している。真面目で責任感が強く、家族想い。トカゲが苦手。海軍時代には暗号解読コンテストで3年連続優勝を果たした。責任感のないアレキサンダーや反抗的なショーンには手を焼いている。アレキサンダーの暗号を解読したり、島の液状化を見抜くなど、自身の経験を活かした行動が目立つ。一方でコミカルな一面も持ちあわせており、ショーンに女性を射止めるコツとして胸筋を交互に動かす「胸板ダンス」を伝授した他、ルイ・アームストロングの「What a Wonderful World」の替え歌を披露した。
アレキサンダー:マイケル・ケイン
元祖「ヴェルヌ信者」で「神秘の島」探しに半生を費やしており、2年もの間音信不通になっていた。「~してないで拍手!」が口癖。「島」まで来たときの船ブルー・アイド・ルーシー号の残骸を使って充実した生活を送っていた。楽天的な性格で言動に責任感がなく、ハンクに反感を持たれた他、ショーンの母・リズにも「まるっきり信用できない」と断じられている。ハンクとは正反対の性格で反りが合わず、物語中盤まではハンクを小馬鹿にしたような言動を繰り返していたが、物語終盤にはハンクを尊重するような言動を見せるようになった他、ガバチョが失踪した際には「島に呼んだ自分の責任」と捜索係をかって出るなど心境の変化が見られた。元々は息子でありショーンの父であるマックスと「神秘の島」探しを行うつもりであったが、彼の死により実現不可能となったため、一番に血の繋がりのあるショーンに「島」を見てほしいという理由で彼を呼んだ。彼がショーン当てにモールス信号を送ったことが物語の始まりである。
ショーン・アンダーソン:ジョシュ・ハッチャーソン
4年前の地底旅行をきっかけに「ヴェルヌ信者」となり、同じく「ヴェルヌ信者」である祖父・アレキサンダーを尊敬している。自宅の部屋の壁はヴェルヌに関する切り抜きや地底探検時の新聞記事などで埋め尽くされている。アマチュア無線をしており自室のデスクにはKenwoodのTS-690Sを設置し壁にはQSLカードが貼ってある。成績はオールAをとるなど学業優秀であるが、反抗期のせいか家族にそっけない態度をとることが多く、前作に比べると少々短気な性格となっている。特に義父であるハンクに対しては、家族として認めていないような言葉を投げかけることもしばしばであった。しかし、物語終盤では「帰ってきてほしい」と懇願するなどハンクを大切な存在として見るようになった。パラオで出会ったカイラニに一目惚れし、ガバチョによるガイドを断ろうとしたハンクを制した他、作中を通して積極的にアプローチを仕掛けていた。後に恋人同士となる。
カイラニ:ヴァネッサ・ハジェンズ
ガバチョの娘。美貌を備える。趣味はカタツムリの採集。普段は父親のガイドツアーの助手を務めている。積極的にアプローチを仕掛けるショーンを適当に、時に辛辣な言葉であしらっていたが、物語が進むうちに徐々に惹かれていく。「島」からの帰還後、大学進学を機に渡米。ショーンとは恋人同士となる。
ガバチョ:ルイス・ガスマン
現地ガイドツアーを営むパラオ人男性。小太りで髭面が特徴。かなり間抜けな性格で、旅の道中でも多くの騒ぎを引き起こした。娘のカイラニを溺愛し、彼女の幸せを誰よりも望んでいる。娘を思うが故に突飛な行動を取りがちであり、過去にはバイト探しを手伝うためにヘリで彼女の履歴書をばら撒いたことがある他、作中では大学進学の資金調達のために金の火山へ行こうと勝手な単独行動をした。他にもショーンについて「短気だがいい奴」と評したり、アレキサンダーと反りが合わないハンクを気遣ったりと人情家である一面も見せる。オンボロヘリコプターを愛用していたが、ハンクには「タイタニックの方がマシ」と評された挙句、「島」へ向かう最中に愛機を墜落で失ってしまう。「島」からの帰還後、ノーチラス号を譲り受けガイドツアーを繁盛させている。
リズ・アンダーソン:クリスティン・デイヴィス
ショーンの母親で家族をほったらかしにしているアレキサンダーを強く非難している。
ジェシカ:アンナ・コルウェル
ツアーガイド:ブランスコム・リッチモンド
警察官:スティーヴン・コーディル