ジェイソン・ボーンは、2016年公開のアメリカ合衆国の映画。驚異の身体能力を持つ孤高の殺し屋を演じたマット・デイモンの当たり役となった「ボーン」シリーズの新章。CIAによって生み出された暗殺者ジェイソン・ボーンは、記憶を取り戻し世間から姿を消していたが、隠された過去の秘密をめぐり再び戦いに身を投じてゆく。
ジェイソン・ボーン 映画批評・評価・考察
ジェイソン・ボーン(原題:Jason Bourne)
脚本:29点
演技・演出:17点
撮影・美術:18点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計80点
進化を遂げた究極のノンストップアクション!
世界中の都市を舞台に繰り広げられる、激しい銃撃、息詰まる心理戦、ド派手なカーチェイスなどのハイテンションなシーンの連続で、格段に進化した新たなジェイソン・ボーンの世界が展開される。アカデミー賞を始め数々の受賞歴を誇る名優トミー・リー・ジョーンズ、そしてボーンを追い詰める作戦員を凄みたっぷりに演ずるヴァンサン・カッセルらが、作品に更なる厚みを加えている。
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ジェイソン・ボーン あらすじ(ネタバレ)
ブラックブライアー作戦の関係者を失脚させた後、地下格闘技の世界で生計を立てていたボーンの元へ、ハッキングによって新たに探り当てた事実を告げに元CIA局員のニッキーが現れる。事態の露見を恐れたCIA局長の放った刺客がボーンとニッキーを襲い、ニッキーは殺害されてしまう。ボーンはニッキーの遺した情報を元に、全容を解明するために再び動き出す。
CIA局員のヘザーはボーンがまだ愛国心をもっているとし、ボーンをCIAに引き戻すことを局長を含めた上層部に提案して受け入れられる。ボーンは元局員のマルコムを追い詰め、ボーンの父親がトレッドストーン計画を作ったが、息子のボーンが参加者となることを知り、息子を守るためにトレッドストーン計画の暴露を示唆したことから殺されたことを知る。
ヘザーはボーンにCIA局長の新しい計画であるアイアンハンドの存在を明らかにする。ディープドリーム社のシンポジウムにてヘザーはボーンと協調行動をとり、局長の刺客はディープドリーム社CEOを暗殺しようとするが、ボーンにより未遂に終わる。ボーンはCIA局長と対峙する。32人を暗殺し、アメリカは平和になった、CIAに戻って来いと局長は言い、ボーンはできないと答える。直後、飛び込んできた護衛の協力によりCIA局長にボーンは殺されそうになる。そこにヘザーが現れ、局長を射殺する。ボーンは自分が殺したことにすることをヘザーに示唆する。残った刺客は警察車両を奪い逃走、ボーンも車を盗み後を追う。そして一般市民を巻き込みラスベガスの街を破壊するカーチェイスの後、ボーンは刺客と直接戦うがボーンが刺客を殺害し勝利する。
ヘザーはCIAに戻ることをボーンに勧めるが、ボーンは考えてみるとだけ答える。ヘザーが車に戻ると、ヘザーがボーンをCIAに引き戻すことに失敗した場合は、ボーンを始末する必要があるとヘザーが上層部に明言していることが録音されている再生機がボーンによって置かれている。ヘザーはボーンにしてやられたのであった。
ジェイソン・ボーン スタッフ
監督:ポール・グリーングラス
脚本:ポール・グリーングラス,クリストファー・ラウズ
原作:キャラクター創造 ロバート・ラドラム
製作:フランク・マーシャル,マット・デイモン,ポール・グリーングラス,グレゴリー・グッドマン
製作総指揮:クリストファー・ラウズ
音楽:ジョン・パウエル,デヴィッド・バックリー
主題歌:モービー「Extreme Ways ~Jason Bourne~」
撮影:バリー・アクロイド
編集:クリストファー・ラウズ
製作会社:ザ・ケネディ/マーシャル・カンパニー,キャプティベイト・エンターテインメント,パール・ストリート・フィルムズ
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ,東宝東和
ジェイソン・ボーン キャスト
ジェイソン・ボーン:マット・デイモン
ロバート・デューイCIA長官:トミー・リー・ジョーンズ
ヘザー・リー:アリシア・ヴィキャンデル
アセット(作戦員):ヴァンサン・カッセル
ニッキー・パーソンズ:ジュリア・スタイルズ
アーロン・カルーア:リズ・アーメッド
クレイグ・ジェファーズ:アトー・エッサンドー
エドウィン・ラッセル情報長官:スコット・シェパード
マルコム・スミス:ビル・キャンプ
クリスチャン・ディソルト:ヴィツェンツ・キーファー
リチャード・ウェッブ:グレッグ・ヘンリー
バウマン:スティーブン・クンケン