IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。は、2019年公開のアメリカ合衆国の映画。2017年に公開された映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の続編で、スティーヴン・キングの1986年の小説『IT』を原作としている。監督は1作目同様にアンディ・ムスキエティ、脚本はゲイリー・ドーベルマンが務める。第1作の出来事から27年後の2016年を舞台に、ジェシカ・チャステイン、ジェームズ・マカヴォイ、ビル・ヘイダー、イザイア・ムスタファ、そしてペニーワイズとして復帰したビル・スカルスガルドが出演している。
IT/イット THE END 映画批評・評価・考察
IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(原題: It: Chapter Two)
脚本:30点
演技・演出:16点
撮影・美術:18点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計79点
前作が素晴らしかったので、期待値が高かったのかもしれませんが、作品全体の印象としては無難に治めたという感じです。面白いんですが、そうでもないという、なんとも微妙であり奇妙な感触がある映画でした。
過去作の大人編と比べれば遥かに面白い出来でしたが、幼少編を超えることはできなかったように思えました。また、今作は幼少編の回想シーンが多くあり、最初から続編製作前提で撮影されていたと思われます。それはそれで良いとしても、必要以上に長いように感じましたし、緊張感に持続性が無くなり、恐怖が大幅に減少しました。作品全体としてホラーというよりファンタジー色が濃くなったように思います。
IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 あらすじ
小さな田舎町で再び連続児童失踪事件が起こり、「COME HOME COME HOME(帰っておいで……)」という、「それ」からの不穏なメッセージが届く。幼少時代に「それ」の恐怖から生き延びたルーザーズ・クラブの仲間たちは、27年前に誓った約束を果たすため、町に戻ることを決意するが……。
再び“それ”が現れたら戻ると誓った約束を守るためデリーに帰ってきたビル(ジェームズ・マカヴォイ)やベバリー(ジェシカ・チャステイン)をはじめとするルーザーズ・クラブの仲間たちは、事件の真相と、“それ”の正体と目的に迫る。
IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 スタッフ
監督:アンディ・ムスキエティ
脚本:ゲイリー・ドーベルマン
原作:スティーヴン・キング『IT』
製作:ロイ・リー,ダン・リン,セス・グレアム=スミス,デビッド・カッツェンバーグ
音楽:ベンジャミン・ウォルフィッシュ
撮影:チェコ・バレス
編集:ジェイソン・バランタイン
製作会社:ニュー・ライン・シネマ
配給:ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ
IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 キャスト
ベバリー:ジェシカ・チャステイン(幼年時代:ソフィア・リリス)
ビル:ジェームズ・マカヴォイ(幼年時代:ジェイデン・リーバハー)
リッチー:ビル・ヘイダー(幼年時代:フィン・ウルフハード)
マイク:イザイア・ムスタファ(幼年時代:チョーズン・ジェイコブス)
ベン:ジェイ・ライアン(幼年時代:ジェレミー・レイ・テイラー)
エディ:ジェームズ・ランソン(幼年時代:ジャック・ディラン・グレイザー)
スタンリー:アンディ・ビーン(幼年時代:ワイアット・オレフ)
ペニー・ワイズ:ビル・スカルスガルド