イントゥ・ザ・ストームは、2014年公開のアメリカ合衆国の映画。史上最も規模が大きい竜巻に襲われた人々の死闘を描くディザスターパニック映画。ジャンボジェット機も簡単に飲み込む直径1,000メートル、時速600キロメートルもの巨大竜巻が襲来するさまを、臨場感あふれる映像で映し出す。監督は“ジェームズ・キャメロンの右腕”と呼ばれ、『タイタニック』や『アバター』の第二監督として活躍し、『ファイナル・デッドブリッジ』で全世界を絶叫の渦に巻き込んだスティーブン・クォーレ。
イントゥ・ザ・ストーム 映画批評・評価・考察
イントゥ・ザ・ストーム(原題:Into the Storm)
脚本:25点
演技・演出:14点
撮影・美術:17点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計72点
新しい要素が微塵も感じられないディザスター・パニック・ムービーなんですが、VFXが素晴らしいのでリアリティのある大迫力な映像が楽しめます。それもそのはず、監督はジェームズ・キャメロンの元、第二班監督や編集をしていたスティーヴン・クォーレなので大作にもかかわらず、同型映画の約半分程度の予算で今作を製作しています。俳優<VFXにお金をかけるのはキャメロンの秘蔵っ子という感じで好感が持てます。
イントゥ・ザ・ストーム あらすじ
アメリカ合衆国の片田舎に位置する小さな町シルバートン。その日、高校の卒業式を迎えた教頭のゲイリーは、竜巻の注意報を受けたことで式の延期を校長に訴えるが、その提案は却下され、予定通り式は執り行われることになった。だが、これまでに無い大規模な竜巻が学校を襲い、式の参加者はパニックに陥る。何とか生き延びたゲイリーは、長男のドニーが町外れの廃工場にいることを知り、次男のトレイと共に助けに向かうのだった。
一方その頃、巨大な竜巻を追い、その姿を撮影することで生計を立てている「竜巻ハンター(ストーム・チェイサー)」のチーム「タイタス」も、シルバートンの町を訪れていた。彼らは巨大竜巻を撮影することに躍起になるが、メンバーの一人である気象学者のアリソンは、この竜巻がこれまでに類を見ない超巨大なものであることを解明する。
超巨大竜巻により、壊滅的な被害を受けるシルバートンの町とその住民達。ゲイリー一行は「タイタス」チームと出会い、成り行きから行動を共にすることになる。
イントゥ・ザ・ストーム スタッフ
監督:スティーヴン・クォーレ
脚本:ジョン・スウェットナン
製作:トッド・ガーナー
音楽:ブライアン・タイラー
撮影:ブライアン・ピアーソン
編集:スティヴン・クアーレエリック・A・シアーズ
製作会社:ニュー・ライン・シネマ,ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ
配給:ワーナー・ブラザース映画
イントゥ・ザ・ストーム キャスト
ゲイリー・フラー – リチャード・アーミティッジ
シルバートン高校の教頭。妻を亡くし、家族は他に自分の勤める高校に通う息子2人。
アリソン・ストーン – サラ・ウェイン・キャリーズ
気象学の博士。「タイタス」のメンバー。
ピート・ムーア – マット・ウォルシュ
竜巻ハンター兼ドキュメンタリー制作者。「タイタス」のリーダー。
ドニー・フラー – マックス・ディーコン
ゲイリーの長男。シルバートン高校の3年生。
トレイ・フラー – ネイサン・クレス
ゲイリーの次男。シルバートン高校の2年生。
ケイトリン・ジョンストン – アリシア・デブナム=ケアリー
シルバートン高校の3年生。ドニーが惹かれている。
ダリル・カーリー – アーレン・エスカーペタ
カメラマン。「タイタス」のメンバー。
ジェイコブ・ホッジス – ジェレミー・サンプター
カメラマン。「タイタス」のメンバー。
ルーカス・ギュレット – リー・ウィテカー
カメラマン。「タイタス」のメンバー。
ドンク – カイル・デイヴィス
バカ。過激な動画をYoutubeに投稿している(いわゆるYouTuber)。ちなみに再生回数は302回。
リービス – ジョン・リープ
バカ。ドンクの相棒。
トム・ウォーカー – スコット・ローレンス
シルバートン高校の校長。