インデペンデンス・デイ 82点

インデペンデンス・デイ

インデペンデンス・デイ 映画批評・備忘録

タイトルに現れていないものの、核攻撃さえ効かない強力な兵器と模型の爆破を多用した特撮、異星人を滅ぼす「ウイルス」など1953年の映画『宇宙戦争』との共通点が随所に見られるSF映画。
ローランド・エメリッヒ監督らしい圧倒的映像力破壊の美学が魅力の作品でもあり、ウィル・スミスとジェフ・ゴールドブラム、ビル・プルマンも魅力的に役柄を演じています。他にも印象的だった宇宙船に特攻するラッセル・ケイス役のランディ・クエイドは、日本でいう諏訪太朗みないな感じの俳優さんです。30年にわたり90本以上の作品に出演、ハリウッドでも性格俳優として知られています。
スケールの大きさの割にチープなストーリーとなってしまうエメリッヒ監督の手腕の評価って難しいですが一撃必殺の魅力がある監督さんです。

アカデミー賞では視覚効果賞を受賞。興行的にも大成功を収めた。一方で「陳腐なストーリー」という批判から第17回ゴールデンラズベリー賞最低脚本賞にノミネートされたが、こちらは受賞しなかった。パロディ作品『マーズ・アタック!』の筋回しは本作のストーリーへの揶揄となっている。

コンピュータ・ウイルスを用いて敵の宇宙船のシールドを無効化する展開に対して、『Wired News』は、「Mac上で動くウイルスをウィンドウズ系マシンで書く(あるいはその反対)ことは非常に難しい。しかもこれらは人間が作ったシステムなのだ。どのようなマシンを使ったとしても、人間が作ったコンピューターによって、テレパシーで交信するエイリアンたちが作ったコンピューターに影響を与えるようなウイルスを首尾よく書き上げる見込みは限りなく小さい。」と指摘している。しかし高度な科学力を持つエイリアンが「ウィルス」であっけなく全滅してしまう展開は『宇宙戦争』に対するオマージュとも取れる。

インデペンデンス・デイ 採点の内訳


脚本:30点
演技・演出:15点
撮影・美術:20点
編集:9点
音響・音楽:8点
合計82点

インデペンデンス・デイ タイトル

インデペンデンス・デイ(原題:Independence Day)

インデペンデンス・デイ あらすじ

アメリカ独立記念日を控えた7月2日、直径24kmにも及ぶ円盤型の宇宙船(シティ・デストロイヤー)がニューヨーク、ロサンゼルス、ワシントンD.C.などアメリカや世界中の大都市上空に出現した。混乱に陥る中、ホイットモア大統領率いるアメリカ政府は国民の不安を鎮めるべく、宇宙人との交信を試みるが、ケーブルテレビの技師デイヴィッドは衛星通信にノイズとして隠されていた信号が宇宙人同士の攻撃指令であることを察知する。デイヴィッドは離婚した妻でホワイトハウス首席報道官コニーの助力を得てホイットモアと会見し、それを伝えるも、アメリカ政府が彼らが侵略者であることを理解した時には既に遅く、宇宙船の主砲により主要な大都市は破壊され、廃墟と化してしまう。

7月3日、戦闘機による宇宙船への反撃が開始されるも、宇宙船のバリアーに攻撃を無効化され、ロサンゼルスに向かった海兵隊航空部隊はスティーブン・ヒラー大尉を除いて全滅する。NORADも破壊されたアメリカ首脳部は、宇宙人や小型宇宙船戦闘機(アタッカー)を捕獲して研究を行っている秘密施設「エリア51」に避難する。ヒラー大尉が捕虜にした宇宙人との対話で彼らの狙いが地球人類の根絶やしと地球資源の収奪であることを知ったホイットモア大統領は、核兵器の使用を決断するが、宇宙船のバリアーは核攻撃さえも無効化するものだった。

独立記念日の7月4日、もはや人類に打つ手なしと思われたが、ジュリアスとの会話でデイヴィッドがコンピューターウイルスを宇宙人たちのマザーシップに感染させ、バリアーを一時的に無効化し、その間に全世界で一斉攻撃する反撃作戦を思いつく。ホイットモア大統領もこの作戦に全てをかける決断を下し、世界各国に短波無線のモールス信号でその計画を伝達して協力を取り付ける。

ヒラー大尉とデイヴィッドは捕獲されたアタッカーに搭乗してマザーシップへ、ホイットモア大統領や飲んだくれだったラッセル・ケイスら寄せ集めのパイロットたちはエリア51に接近してくるシティ・デストロイヤーの迎撃に出撃し、最後の戦いに挑む。

アタッカーに搭乗した二人は予定通り、コンピューターウイルスを発信する。一旦は失敗したかのように思われたが、バリアーの無効化は成功し、パイロットたちはシティ・デストロイヤーへの攻撃を開始する。シティ・デストロイヤー側も迎撃のためアタッカーを出撃させ、壮絶な空中戦が展開される。パイロットたちは多数のミサイルを撃ちこむものの有効打は与えられず、ついにシティ・デストロイヤーが主砲を発射しようとした時、辛くも残っていたミサイルを引っ提げてケイスが現れる。だが、ミサイルは機器の装置の故障により発射不可能だった。彼は意を決し、戦闘機ごと主砲へ体当たりする。ケイスの犠牲によってシティ・デストロイヤーは崩壊し、人類は反撃に成功した。マザーシップも壊滅し、地球へ帰還したヒラー大尉とデイヴィッドは葉巻に火を点けて祝杯を上げるのだった。

インデペンデンス・デイ スタッフ

監督:ローランド・エメリッヒ
脚本:ディーン・デヴリン,ローランド・エメリッヒ
製作:ディーン・デヴリン
製作総指揮:ローランド・エメリッヒ,ウテ・エメリッヒ,ウィリアム・フェイ
音楽:デヴィッド・アーノルド
撮影:カール・ウォルター・リンデンローブ
編集 :デヴィッド・ブレナー
製作会社:セントロポリス・エンターテインメント
配給:20世紀フォックス

インデペンデンス・デイ キャスト

ウィル・スミス
ジェフ・ゴールドブラム
ビル・プルマン
ランディ・クエイド
マーガレット・コリン
メアリー・マクドネル
アダム・ボールドウィン
ブレント・スパイナー
ロバート・ロッジア
ハリー・コニック・Jr
ジェームズ・レブホーン
ヴィヴィカ・A・フォックス
ジャド・ハーシュ
ジェームズ・デュヴァル
リサ・ジェイカブ
ロス・バグレー
ハーヴェイ・ファイアスタイン
メイ・ホイットマン
ビル・スミトロヴィッチ
キルステン・ウォーレン
ジュゼッペ・アンドリューズ
ジョン・ストーリー
ロバート・パイン
ウェンディー・ウォルシュ
ジョン・ベネット・ペリー
リーランド・オーサー
クリスティン・ディヴァイン
ランス・ハワード
ラファエル・スバージ
デヴォン・ガマーサル
ジョン・キャポディス
ライマン・ワード
ジェイ・アコヴォーン

インデペンデンス・デイ 予告編

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