インデペンデンス・デイ: リサージェンス 43点

インデペンデンス・デイ: リサージェンス

映画批評・備忘録

1996年の『インデペンデンス・デイ』の続編。監督は前作と同じローランド・エメリッヒが担当し、ビル・プルマン、ジャド・ハーシュ、ジェフ・ゴールドブラムなど、前作に出演した俳優陣の多くが出演するが、前作の主人公ヒラー大尉(演:ウィル・スミス)は、戦闘機のテスト飛行中に事故死したという設定で、本作には登場しない。

オープニングの超巨大宇宙船の登場シーンは圧巻で、それだけを見るための映画だったと言っても過言ではないザ・エメリッヒな作品でした。前作の登場人物が多く登場していることやストーリーも前作をなぞる形なのでそれなりに楽しめるような気がしましたが、表現に目新しさが無く、地球のコアを破壊する兵器も最近のSF映画ではよくあるネタなので演出面でも不満が残る出来栄えでした。同性愛、中国、配慮なのか時代性なのか無理やり脚本に入れた感があり、なるべくしてこうなった感のあるクソ映画でした。


インデペンデンス・デイ: リサージェンス(原題: Independence Day: Resurgence)


脚本:5点
演技・演出:12点
撮影・美術:14点
編集:6点
音響・音楽:6点
合計43点

あらすじ(ネタバレ)

1996年に起こったエイリアンの侵略から約20年、勝利した人類は撃墜したエイリアンの船の残骸から彼らの技術の一部を吸収し、それを元にして人類文明は大幅な進歩を遂げた。新大統領の指揮の下、世界各国は団結して再度のエイリアンの攻撃に備えるための軍備編成にも着手、月をはじめとする太陽系の各惑星に前線基地を設営し、さらに反重力制御の戦闘機などの次世代兵器の開発と量産を推し進めた。

その最中、月で謎の出力異常が検知され、設置作業中の砲台が基地に落下しそうになるという事故が発生するが、新兵であるジェイクの活躍で事なきを得る。

一方、地球でも異変が起こっていた。20年前、アフリカ大陸に唯一完全な状態で着陸していたシティ・デストロイヤーが突然起動したことを受け、前大戦でエイリアンのテクノロジーの一端を解明して勝利に貢献したデイヴィッド・レヴィンソンらは、船から宇宙に向けてある信号が放たれていたことを突き止める。宇宙に存在するエイリアン軍の本隊へのSOS信号であり、その本隊が地球に接近していたのである。やがて土星付近に設営されていた基地からの交信が途絶え、間もなく月の上空に謎の巨大球体が出現し、大統領の命令により球体は破壊される。

来る2016年7月4日のアメリカ独立記念日、現大統領の演説が行われている中、デイヴィッドはジェイクと共に月面で破壊された球体の残骸を調査し、そのコアと思しき部位を発見するが、そこへ遂にエイリアン本隊の母船が地球圏に襲来する。母船は迎撃に出る月面基地を一瞬で破壊し、さらに衛星軌道上に設置されていた防衛システムも容易く突破して地球に降下、強力な反重力波を用いてロンドンをはじめとする大西洋沿岸の都市を次々と壊滅状態に追いやっていった。やがて母船は大西洋上に着水する。

エリア51に収容されていたエイリアン捕虜に対するホイットモアの再度の精神交感と母船のスキャニングの結果、エイリアンには彼らを統率する“女王”が存在することが判明する。一方、エイリアンらは母船から放つプラズマドリルで地球の核を貫くことで、彼らが利用するエネルギーを得ると共に、今度は地球そのものを滅ぼそうと目論んでいた。

女王を倒せば侵略者の侵攻を止められると考えた人類は奇しくも20年前と同じこの日に反撃作戦を実施し、ジェイクおよびスティーヴン・ヒラー大尉の息子であるディランらレガシー隊を含めた攻撃部隊が編成され、女王のいる母船への総攻撃が始められた。しかし、敵の技術力と軍事力は地球側の予想を遥かに上回っており、圧倒的な戦力差により攻撃部隊は壊滅、母船内に潜入したジェイクらも敵の罠に嵌って自機を失い母船に取り残されてしまう。エイリアンの攻撃は遂にアメリカ政府シェルターにまで及び、現大統領をはじめとする政府の主要閣僚も全員殺害されてしまった。

一方、かつての前線基地だったエリア51でデイヴィッドとオーキンがコアの解体を進めると中にはもう一つ小さな球体があり、さらにこの球体には、人類に向けてのメッセージが込められていた。この球体は以前にエイリアンの侵略を受けて文明を滅ぼされた他の異星人が送ったもので、球体は人類にレジスタンスの先頭に立つよう求める。球体のメッセージにはエイリアン側もこれを狙っているとあったが、デイヴィッドはこれを利用すればエイリアンの軍をうまく誘導できると考え、あえてその信号を敵母船に向けて発信する。

母船内ではジェイクとディランがエイリアンの歩兵に包囲され追い詰められていたが、エイリアン側がその信号をキャッチし、女王を含め歩兵達がその信号の発信源である防衛軍本部に向かって出撃したことで両者は難を逃れ、艦の警備が手薄になった隙に敵の戦闘機を奪って脱出する。デイヴィッドの読み通り防衛軍本部にはエイリアン軍の主力部隊が集結し、女王のいる司令船もまた前線に現れる。このチャンスにホイットモア自ら核弾頭搭載機に乗り込んで司令船に特攻をかけ、船を破壊したと思われたが、バリアで守られた女王は生きており自ら戦闘に立つ。

女王の猛攻に基地は追い込まれて行き、球体も奪われそうになるが、パトリシアの活躍で女王のバリアシステムは破壊され、そこにジェイクらの乗った戦闘機が駆けつけて女王を攻撃し、遂に女王を撃破する。女王が倒されたことでエイリアン軍は統制を失って機能不全に陥り、そのまま母船は地球を離れて撤退、人類は再び勝利した。

スタッフ

監督:ローランド・エメリッヒ
脚本:ニコラス・ライト,ジェームズ・A・ウッズ,ディーン・デヴリン,ローランド・エメリッヒ,ジェームズ・ヴァンダービルト
原案:ディーン・デヴリン,ローランド・エメリッヒ,ニコラス・ライト,ジェームズ・A・ウッズ
製作:ディーン・デヴリン,ローランド・エメリッヒ,ハラルド・クローサー
音楽:ハラルド・クローサー,トーマス・ワンカー
撮影:マルクス・フォーデラー
編集:アダム・ウルフ
製作会社:セントロポリス・エンターテインメント,TSGエンターテイメント,エレクトロニック・エンターテイメント
配給:20世紀フォックス

キャスト

リアム・ヘムズワース
ジェフ・ゴールドブラム
ジェシー・T・ユーシャー
ビル・プルマン
マイカ・モンロー
セーラ・ウォード
ウィリアム・フィクナー
ジャド・ハーシュ
ブレント・スパイナー
ヴィヴィカ・A・フォックス
アンジェラベイビー
シャルロット・ゲンズブール
ニコラス・ライト
チン・ハン
ロバート・ロッジア
ジョン・ストーリー
ジョーイ・キング

予告編

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