インセプション 94点

インセプション

インセプション 映画批評・備忘録

クリストファー・ノーランが構想期間約20年ほどの歳月をかけた作品であり、イギリス系アルゼンチン人の作家であるホルヘ・ルイス・ボルヘス著「伝奇集」の短編「Las ruinas circulares(円鐶の廃墟)」や「El milagro secreto(隠れた奇跡)」から着想を得たという。構想中には『マトリックス』『ダークシティ』『13F』などの作品から影響を受けている。

圧倒的な映像美と演出の豊富さ、登場人物の深みとストーリーがシンクロしていて見応えがあり、これこそ映画というダイナミックなスケール感でありながら、違和感を感じない映像センスがとても斬新だった。
キャストも円熟味が増したディカプリオがとても良く、渡辺謙やレヴィットも素晴らしい演技力でノーラン監督の演出に応えている。

第83回アカデミー賞では作品賞、脚本賞、撮影賞、視覚効果賞、美術賞、作曲賞、音響編集賞、録音賞の8部門にノミネートされ、撮影賞、視覚効果賞、音響編集賞、録音賞を受賞した。全米脚本家組合賞ではオリジナル脚本賞を受賞した。当初アーサー役にはジェームズ・フランコがキャスティングされていたが、スケジュールが合わず降板。しかし、レヴィットは代役ながらアカデミー助演男優賞に相応しいと評論家に推されるまでの存在感を見せた。

インセプション 採点の内訳


脚本:38点
演技・演出:19点
撮影・美術:20点
編集:8点
音響・音楽:9点
合計94点

インセプション タイトル

インセプション(原題:Inception)

インセプション あらすじ

ドミニク・コブ(通称コブ)とアーサーは、標的の無意識に侵入する軍の実験段階の技術を用いて、標的の夢から重要情報を引き出す、「引き出し人」と呼ばれる産業諜報員(産業スパイ)だった。ところが、今回の標的である日本人実業家サイトウは、コブが、標的の無意識にある考えを植え付ける(inception)、遂行困難な仕事をこなせるか試したと言う。

病気である競争相手モーリス・フィッシャーが経営するエネルギー複合企業を破滅させるために、サイトウは、コブに、モーリスの息子で後継者であるロバートに父親の会社を解体させるよう納得させる事を依頼する。サイトウは、見返りとして、コブの殺人容疑を取り消して、コブが子供達の待つ家に戻れるように影響力を行使する事を約束する。コブは依頼を引き受け、口達者な「なりすまし人」イームス、夢を安定させる強力な鎮静薬を調合するユスフ、亡き妻の父であるステファン・マイルズ教授の助けで勧誘した、夢の中に設置する迷宮を設計する建築学科の学生アリアドネで組織を組む。アリアドネは、入り込んだコブの夢の中で、亡き妻モルが侵略的に投影されているのを知る。

モーリスがシドニーで亡くなり、コブ達は、鎮静薬を投与し、夢に侵入するために、ロバートをロサンゼルスまでの飛行時間10時間の便に乗せる。サイトウは、コブが成功するのを確認するために同行する。

インセプション スタッフ

監督:クリストファー・ノーラン
脚本:クリストファー・ノーラン
製作:エマ・トーマス,クリストファー・ノーラン
製作総指揮:クリス・ブリガム,トーマス・タル
音楽:ハンス・ジマー
撮影:ウォーリー・フィスター
編集:リー・スミス
製作会社:レジェンダリー・ピクチャーズ,シンコピー・フィルムズ
配給:ワーナー・ブラザース

インセプション キャスト

レオナルド・ディカプリオ
渡辺謙
ジョゼフ・ゴードン=レヴィット
マリオン・コティヤール
エレン・ペイジ
トム・ハーディ
キリアン・マーフィー
トム・ベレンジャー
ピート・ポスルスウェイト
ルーカス・ハース
マイケル・ケイン
タルラ・ライリー
ユウジ・オクモト

インセプション 予告編

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