ホーンズ 容疑者と告白の角は、2013年公開のアメリカ・カナダ合作映画。原作はスティーヴン・キングの息子である作家ジョー・ヒルの小説『HORNS』。『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフが恋人殺しの汚名を着せられ、頭に不思議な力を持つ角が生えるという、大胆かつ破天荒な役に挑戦!監督はアレクサンドル・アジャ。
ホーンズ 容疑者と告白の角 映画批評・評価・考察
ホーンズ 容疑者と告白の角(原題:Horns)
脚本:25点
演技・演出:11点
撮影・美術:17点
編集:6点
音響・音楽:6点
合計65点
ダニエル・ラドクリフ主演でアレクサンドル・アジャ監督だったので話題性も期待も大きかった作品ですが、映像は素晴らしいものがあるのですが、演出や脚本については”なんだこりゃ~”の非現実的さが目立っています。それが良いのか悪いのかは感性の左右するところではありますが、クライマックス以外は微妙としか思えませんでした。主人公に共感できないところがあるんです。さほどいい奴とも思えないし、普通でもないというか幼少期に時間を割いているのに、ヒロインとの関係性だけにスポットを当てているので性格や人物像が伝わってこない感じです。
ホーンズ 容疑者と告白の角 あらすじ(ネタバレ)
恋人のメリン(ジュノー・テンプル)が殺害され、容疑者にされてしまったイグ(ダニエル・ラドクリフ)はマスコミに追われ、町の人々、恋人の父親、実の両親からも人殺しとして扱われる。
苦しい日々を過ごしていたある日、イグの頭から角が生えだした。次第に大きくなっていく角の除去を試みるが、その角には相手に真実を語らせ、欲望をあらわにする力があることに気づく。
イグは角の力を用いて真犯人を突き止めるべく行動を開始する。
メリンがイグと離れようとした理由は、彼女が母親と同じ病を持ち、長生きができないためだ、と、森の木の上の家の秘密の場所に書き置きがしてあった。
幼少時、メリンの十字架を直したリーは、イグおよびメリンとぎごちない関係を続け、それがメリン殺人の要因となる。リーは殺人の罪をイグの兄テリーに押しつける。真相は、イグが関係者各人の嘘と欲望を確認することによってあらわになる。リーは湖畔の材木置場でイグと戦い、イグの車に火をつけて水中に落とす。
角の力でほぼ不死身になったイグは、リーおよび関係者を森に誘い、リーはイグが操る蛇によって殺される。復讐を果たしたイグは、メリンの十字架を手にして死ぬ。
ホーンズ 容疑者と告白の角 スタッフ
監督:アレクサンドル・アジャ
脚本:キース・ブーニン
原作:Horns ジョー・ヒル
製作:アレクサンドル・アジャ,リザ・アジズ,ジョーイ・マクファーランド,キャシー・シュルマン,ジョー・ヒル
音楽:ロビン・クーダート
撮影:フレデリック・エルムズ
編集:バクスター
製作会社:レッド・グランティ・ピクチャーズ,マンダレイ・ピクチャーズ
配給:ショウゲート
ホーンズ 容疑者と告白の角 キャスト
イグ・ペリッシュ:ダニエル・ラドクリフ (幼少期:ミッチェル・カメン)
恋人の殺害容疑を掛けられた26歳の男性。突然生えてきた角の力を用いて真犯人を探す。
リー・トゥルーノー:マックス・ミンゲラ (幼少期:ディラン・シュミット)
イグの友人で、イグの弁護を担当。
テリー・ペリッシュ:ジョー・アンダーソン (幼少期:ジャリッド・エイジャー・フォスター)
イグの兄。ミュージシャン。
メリン・ウィリアムズ:ジュノー・テンプル (幼少期:サブリナ・カーペンター)
イグの恋人。何者かに殺害される。
グレンナ:ケリ・ガーナー (幼少期:レイン・マクニール)
イグやテリーの友人。
デリック・ペリッシュ:ジェームズ・レマー
イグとテリーの父親。
リディア・ペリッシュ:キャスリー・クインラン
イグとテリーの母親。
ベロニカ:ヘザー・グラハム
ウェイトレス。
デイル・ウィリアムズ:デヴィッド・モース
メリンの父親。
Dr. Renald:アレックス・ザハラ
医者。
デリラ:ケンドラ・アンダーソン
看護師。
エリック・ハニティ:マイケル・アダムスウェイト (幼少期:エリク・マクナミー)
警察官。イグ、テリーの友人。
ラジオリポーター:デジレ・ズロースキー
殺人の容疑者であるイグを追いかけるリポーター。