HK 変態仮面(えいちけいへんたいかめん)は、2013年公開の日本映画。1992~93年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載された伝説的な人気漫画「究極!!変態仮面」を実写映画化。
HK 変態仮面 映画批評・評価・考察
HK 変態仮面
脚本:23点
演技・演出:15点
撮影・美術:15点
編集:8点
音響・音楽:9点
合計70点
オープニングから演出までマーベル・コミックやスパイダーマンの演出をコピーしているが、サム・ライミなら許してくれるはず。。。とはいえコピー多様は頂けない。人気俳優たちが遊び心満載で演じているのは好感が持てる。主演の鈴木亮平の役作りも素晴らしいんだけど、変態仮面を上回る変態を演じた安田顕が凄すぎる。
HK 変態仮面 あらすじ(ネタバレ)
紅優高校に通う内気な高校生・色丞狂介は転入生・姫野愛子に一目惚れするが、帰宅時に彼女が立てこもり事件の人質になるのを目撃する。とっさに建物に侵入した狂介はロッカールームで犯人の一人を倒すと、相手のマスクを取って仲間のフリをすることを思いつく。しかし狂介は薄暗い部屋でマスクと間違え、なぜか偶然落ちていた女物のパンティーを被ると、突如変態仮面に変身してしまう。実は狂介の中には両親から受け継いだ熱き変態の血が流れており、呼び覚まされた驚異的な身体能力と必殺技により犯人たちを倒して愛子を助け出す。
狂介はその後も変態仮面に変身しては人々を助け“正義の変態仮面”として有名になり、愛子もそのヒーローに憧れ始める。ある日、転校生・大金玉男が仲間と共に高校にやって来るが、狂介は彼らの拳法部乗っ取りの企みを知って変態仮面となり大金たちを倒す。躍起になった大金はその後、真面目仮面など4人の刺客を立て続けに送り込むが、彼らも変態仮面の敵ではなく全員倒されてしまう。それでも諦めない大金は、次なる作戦を考えると手下から「変態仮面が現れる時、愛子がいつも一緒にいる」との助言を受ける。
そんな中、街に女性たちのスカートをめくる変態仮面(以下、ニセ変態仮面)が現れるようになり、濡れ衣を着せられたことに狂介は悩む。やがてニセ変態仮面が「1,000人のスカートめくりを実行する」と予告し、狂介は汚名を晴らすため彼と戦うことを決意する。しかしその後、狂介はニセ変態仮面に格上の変態ぶりをまざまざと見せつけられて戦いに敗れ、自信喪失して変身できなくなってしまう。
翌日、狂介はニセ変態仮面の正体は教師・戸渡と気づくが、戸渡は拳法部部員を倒した後、大金と手を組み、愛子を人質に取ってしまう。狂介は勇気を出して立ち上がり、素のままで大金との闘いに挑むと、正義の変態としての誇りを取り戻して変態仮面に変身し、大金を倒す。ニセ変態仮面となった戸渡と、変態同士の熱き戦いに臨んだ狂介は激闘の末勝利するが、被っていたパンティーが破れて愛子に正体がバレてしまう。
HK 変態仮面 スタッフ
監督・脚本 – 福田雄一
製作 – 間宮登良松百武弘二宮路敬久
プロデューサー – 川崎岳小林智浩
エグゼクティブプロデューサー – 加藤和夫村上比呂夫鈴木仁行
ラインプロデューサー – 原田耕治
企画 – 日達長夫
原作 – あんど慶周『HENTAI KAMEN』(集英社文庫コミック版刊)
音楽 – 瀬川英史
主題歌 – MAN WITH A MISSION「Emotions」(CROWN STONES)
挿入歌 – ANTHEM「Blast」(ユニバーサルミュージック)
脚本協力 – 小栗旬
CGディレクター – 久保江陽介
撮影 – 工藤哲也
特殊造型 – 松井祐一
美術 – 松塚隆史
編集 – 栗谷川純
アクションコーディネート – 田渕景也
スタイリスト – 神波憲人
ヘアメイク – 谷口小央里
照明 – 福長弘章
録音 – 高島良太
助監督 – 星秀樹
キャスティングプロデューサー – 増田悟司
製作プロダクション – レスパスビジョン
製作協力 – 日本出版販売
配給 – ティ・ジョイ
製作 – 「HENTAI KAMEN」製作委員会(東映ビデオ、ショウゲート、日本出版販売、レスパスビジョン)
HK 変態仮面 キャスト
色丞 狂介 / 変態仮面 – 鈴木亮平
姫野 愛子 – 清水富美加
色丞 魔喜 – 片瀬那奈
大金 玉男(おおがね たまお) – ムロツヨシ
戸渡 – 安田顕
真面目仮面 – 佐藤二朗
色丞 張男 – 池田成志
刑事 – 塚本高史
自殺志願の男 – 岡田義徳
さわやか仮面 – 大東駿介
男気仮面(モーホー仮面) – 平子祐希(アルコ&ピース)
細マッチョ仮面 – 大水洋介(ラバーガール)
ワイドショーのキャスター – 木南晴夏
ワイドショーのレポーター – 高畑充希
ワイドショーのコメンテーター – 大石吾朗