ハッピー・デス・デイは、2017年公開のアメリカ合衆国の映画。マスクを被った謎の人物に殺される誕生日を何度もループする女子大生を描いたタイムリープホラー。世界興収135億円突破!時を駆けるビッチが誕生日に何度も殺されまくる?自己中でイケイケな女子大生が、“殺される誕生日”を何度もくり返しながら殺人鬼の謎に迫っていくタイムループ型学園ホラー!無名のキャスト&監督にもかかわらず大作『ブレードランナー2049』を押さえ、全米初登場No.1を獲得!世界興収も約135億円を超える大ヒットを記録(2019年2月時点)
ハッピー・デス・デイ 映画批評・評価・考察
ハッピー・デス・デイ(原題: Happy Death Day)
脚本:40点
演技・演出:20点
撮影・美術:20点
編集:10点
音響・音楽:10点
合計100点
面白い!参った!予想外の出来の良さ。素晴らしい。
基本的に今作は、サンプリング映画なのですが、センスがスバ抜けてるんですよね。
サンプリング映画ってのは、元ネタになる映画があることなんですけど、ここまで完璧に組み込まれるとね。めっちゃ面白いわけです。主人公のポジテイブさが、スプラッタームービーの既成概念を打ち砕いているところも凄いと思います。
ただ、このポスターですよ。全米で大ヒットしても、日本人にはハマらないこのポスターはどうにかならなかったんでしょうかね。。。今作こそ高橋ヨシキ氏にポスターデザイン頼めば良かったのに。
マスコットのお面をデザインしたトニー・ガードナーは『スクリーム』のゴーストフェイスをデザインした人間でもあった。ランドンはお面に関して「製作中に、私の妻が第1子を授かったとの報告を受けました。赤ちゃんのイメージが脳内にあったのかは分かりません。また、無意識のうちに私が父親になることを恐れていたのかどうかもはっきりしません。しかし、赤ん坊のイメージがモヤモヤとした形で頭に浮かんでいたことは確かです。トニーは豚のお面をデザインしてくれましたが、私が事務所で赤ん坊のお面を被って同僚を驚かせていると、私たちは『これだ!』という気分になりました。これが求めていたものなのだと。」とコメントしている。
ハッピー・デス・デイ あらすじ(ネタバレ)
9月18日月曜日。テレサ・ゲルブマン(ツリー)は同じ寮に住むカーター・デイヴィスの部屋で目を覚ました。この日はツリーの誕生日というおめでたい日であったが、昨夜のどんちゃん騒ぎで大酒を飲んでしまったため、ツリーの体調は優れなかった。そのせいか、ツリーはクラスメートに対して無愛想に振る舞った挙げ句、父親からレストランに招待されていたのをすっぽかしてしまう。ルームメイトのロリが作ってくれたケーキをゴミ箱に捨てたツリーは、いつものように既婚者でもあるグレゴリー・バトラー教授との不倫を楽しんだ。その夜、パーティー会場に向かっていたツリーは、トンネル内にオルゴールがあることに気が付いた。気になってオルゴールに近づいたツリーは、不意に現れた大学のマスコットであるベビーのお面をつけた人物に殺されてしまうのだった…。
…ふと気が付くと、ツリーはカーターの部屋で目を覚ましていた。訝しく思ったツリーが色々と調べてみると、自分が9月18日の朝にいることが判明した。同じ過ちを繰り返すまいと心に誓ったツリーは心穏やかに日中を過ごし、パーティー会場へ向かう途中にあるトンネルを無視した。ところが、ツリーがクラスメートのニックとじゃれ合っている最中に、再びベビーマスクの殺人鬼が現れ2人を殺害したのである。その後、またしてもツリーはカーターの部屋で目を覚ました。自分がタイムループの中にいると確信したツリーは「外出しなければ殺されまい」と考え、自室のドアの前にバリケードを築いて閉じこもった。しかし、浴室に潜んでいた犯人に襲撃され、またしてもツリーは殺されてしまうのだった。4回目、ツリーは信じてもらえないことを覚悟の上で、カーターに自分の体験を語った。カーターは良くできた冗談だと思いながらも「もしも本当にループしているのなら、それを利用すれば良い。何回か繰り返しているうちに、犯人が誰なのかを割り出せると思うよ。」とアドバイスしてくれた。ツリーは疑わしい人物を1ループ毎に1人づつ監視していったが、結局は別の人間に殺されてしまうのだった。
野球バットで撲殺されたツリーが再びカーターの部屋で目を覚ますと、そのまま意識を失ってしまった。次にツリーが目を覚ましたとき、彼女は病院にいた。いくらループしているとはいえ、襲撃されたことによるダメージは確実にツリーの体を蝕んでいたのである。殺人犯を倒したい一心で、ツリーは病身を顧みずに脱走した。どこからともなくやってきたベビーマスクの殺人鬼に追い回されたが、ツリーはグレゴリーの車で逃げ切ることに成功した。しかし、運転中、ツリーは警察の検問に引っかかってしまい、逮捕されてパトカーの後部座席に押し込められることとなる。警察署の拘置施設なら殺人鬼と言えども手が出せまいと考えたのもつかの間、車で追いかけてきたベビーマスクの殺人鬼により、この目論見も崩れ去ることとなってしまった。警官をひき殺したベビーマスクの殺人鬼はパトカーから漏れ出るガソリンに火を付けて、火から逃げられなかったツリーはそのまま18日の朝へと再度ループすることになった。
万策尽きたツリーはカーターに自分が置かれている状況を必死で説明した。ツリーがふざけているように見えなかったカーターは、半信半疑のまま彼女をレストランへと連れて行き、そこで話を聞くことにした。話を聞いている最中、連続殺人犯のジョゼフ・トゥームズがツリーの通う大学の附属病院に運び込まれたとのニュースがテレビで流れた。トゥームズこそ自分を何回も殺した人間だと直観したツリーは、彼の脱走を未然に防ぐべく病院へと急行した。しかし、時すでに遅く、トゥームズはすでに脱走していたのであった。トゥームズはツリーを殺そうとしたが、カーターの邪魔があって手を出すことができなかった。大学の時計台にあったバールでトゥームズを殴り倒し、「これでループが終わる」という安堵感に包まれたツリーだったが、極めて残酷な現実を突き付けられることとなった。
ハッピー・デス・デイ スタッフ
監督:
脚本:
製作:
音楽:
撮影:
編集:
製作会社:
配給: ,