GANTZ:O(ガンツ:オー)は、2016年公開の日本映画。GANTZ濃度300%のSFサバイバルアクション超大作! !死んだはずの人間と謎の星人の壮絶な戦いを描いた奥浩哉の大ヒットコミック「GANTZ」をフル3DCGでアニメーション映画化。原作の中でも特に人気の高い「大阪篇」を基に、東京と大阪のガンツチームが妖怪軍団と激しいバトルを繰り広げる。
GANTZ:O(ガンツ:オー) 映画批評・評価・考察
GANTZ:O(ガンツ:オー)
脚本:35点
演技・演出:16点
撮影・美術:18点
編集:9点
音響・音楽:8点
合計86点
原作とかなり変えてきてますが、ものすごく楽しめました。原作どおりにやったら変態アニメになってしまったことでしょう。原作を完全再現すると劇場公開はまずできないので、これはうまく原作の本筋を殺さず整えた脚本で3DCGアニメを活かした作品だと思います。胸を揺らす程度で収めているのが気に食わない人もいるかもしれませんが、これくらいが良いんですよ。何事も度を越えたものは、紙一重過ぎてエンタメにならないでしょう。それに実写版よりはるかにこだわっているところがセンス良いと個人的には思いました。
レイザーラモンの二人、上手いですね。エンドロールで気が付いた感じです。全然違和感ありませんでした。ケンドー・コバヤシは、下手ではないけど上手くもないかな。本人が見えてしまう。
ストーリーはカタルシスもあり、戦闘シーンは申し分ない大迫力でした。繰り返し見たくなるなぁ~。
GANTZ:O あらすじ(ネタバレ)
加藤勝は弟の誕生日にバースデーケーキを買って帰る途中、東京・新宿の地下鉄で通り魔事件に遭う。加藤は怪我人を助けようとするが通り魔にめった刺しにされ、気づくとガンツと呼ばれる黒い球が置かれたマンションの一室にいた。そこには死んだものが集まり、制限時間内に異星生物を全滅させるというゲームをさせられるという。黒い球は銃とメンバー用の身体強化スーツが入ったケースを出し、ぬらりひょんをやっつけにいけと命令する。加藤は先にこの部屋に来ていた中学生の西丈一郎や、アイドルのレイカ(下平玲花)や中年男性の鈴木良一から説明を受け、とりあえずスーツを着てこのサバイバルゲームに参加することにする。
加藤たちは大阪の道頓堀に転送される。そこには東京だけでなく大阪のチームもおり、いずれも既にこのゲームをクリアしてより強力な武器や乗り物を手にしている猛者たちであった。一般人が襲われているから助けようとする加藤に対し、レイカと鈴木は危険だから大阪チームに任せようと渋る。加藤は二人の静止を振り切り一般人を助けようとする。それを見た大阪チームの山咲杏から、ギゼンシャ星人とからかわれながらも、加藤は一般人の救出に奔走する。
大阪チームは順調に敵を倒していくが、強力な敵・天狗に室谷信雄が殺され、ボスのぬらりひょんには島木や、大阪チーム最強の男・岡八郎も敵わず殺されてしまい、絶対的なピンチに陥る。ぬらりひょんには、意識外の攻撃(不意打ち)しか効かないと知った生き残りのメンバーは加藤が囮役になり、狙撃する作戦に出る。囮役である加藤は両足を切断され殺されそうになるが、杏がかばって死亡する。加藤はなんとか力を振り絞り、Zガンを連射してぬらりひょんを倒す。
マンションの一室に再び転送された加藤は、100点を取りガンツのボーナスメニューで杏を生き返らせる。その後レイカや鈴木は加藤が過去に、東京チームで戦っていて100点メニューで一度自由になった参加者であったことを語り、加藤は弟の元へと帰り、物語は幕を下ろす。
GANTZ:O スタッフ
総監督:さとうけいいち
監督:川村泰
脚本:黒岩勉
音楽:池頼広
主題歌:『人間ビデオ』ドレスコーズ
制作:デジタル・フロンティア
製作:「GANTZ:O」製作委員会(フィールズ、京楽産業ホールディングス、東宝、キングレコード、電通、神南スタジオ、ローソンHMVエンタテイメント)
配給:東宝映像事業部
GANTZ:O キャスト
加藤勝:小野大輔
山咲杏:M・A・O
西丈一郎:郭智博
レイカ:早見沙織
鈴木良一:池田秀一
岡八郎:ケンドーコバヤシ
島木譲二:レイザーラモンHG
室谷信雄:レイザーラモンRG
ぬらりひょん:津嘉山正種
木村進:小野坂昌也
平参平:津田健次郎
原哲男:小川輝晃
アナウンサー:吉田尚記
玄野計:梶裕貴