13日の金曜日は、1980年公開のアメリカ合衆国の映画。13日の金曜日とは、英語圏の多くとドイツ、フランスなどの迷信において不吉とされる日である。クリスタルレイクを舞台に、若者達が次々と正体不明の殺人鬼に惨殺されて行くというホラー・シリーズの記念すべき第1作。2009年に同名の『13日の金曜日』リブート版が公開されている。
13日の金曜日 映画批評・評価・考察
13日の金曜日(原題:FRIDAY THE 13TH)
脚本:33点
演技・演出:16点
撮影・美術:14点
編集:9点
音響・音楽:9点
合計81点
キッキッキッキッキッ・・マッマッマッマッマッという最怖のBGMのような効果音が今作の代名詞のようになりましたが、元はキル・ママというジェイソンの叫びをBGM化したものです。
今作品、ホッケーマスクのジェイソンは出てこないどころか、ネタバレになりますが夢落ちシーンにしか出てこないんです。全世界に衝撃を与えた映画ですが、ラストシーンを除けば、さっぱり覚えていない。。。
それだけワンシーンの衝撃度が高かったという意味では、トラウマ映画として、意外とよくできた演出と脚本です。
13日の金曜日 あらすじ(ネタバレ)
1958年6月13日金曜日のニュージャージー州ブレアーズタウンから少し離れた美しいキャンプ場、クリスタル・レイク。その緑深い美しい地が“呪われたキャンプ場”と呼ばれるようになったのは、その日に起こった若い男女の惨殺事件が原因だった。人々は、その地を恐れ、近づくことをためらった。
それから月日は流れ、そのいまわしい事件も忘れられかけた現在。スチーブ(ピーター・ブロウワー)を会長とする8人の若者たちの間で、そのキャンプ場の復活計画がすすんでいた。アリス(エイドリアン・キング)、ビル(ハリー・クロスビー)、ブレンダ(ローリー・バートラム)、スチーブの4人はすでに到着し復旧作業を開始していた。マーシー(ジャニーヌ・テイラー)、ジャック(ケビン・ベーコン)、ネッド(マーク・ネルソン)、アニー(ロビー・モーガン)らも、現地に向けて出発していた。ただひとりヒッチハイクで向っていたアニーが、途中、ブレアーズタウンの人々の不安な様子を見、さらに呪われた無気味な予言を聞いた。
そして、その予言どおりアニーは第一の犠牲者となった。続いてネッドがバンガローで殺され、ベッドの上でジャックとマーシーが惨殺された。ストリップ・モノポリ・ゲームに興じていたブレンダは、雨の中を自分のバンガローに戻って行ったが、やがて、誰もいないはずのアーチェリー練習場の照明の点滅と共に姿を消す。ブレンダの悲鳴を聞いたアリスは、やっとキャンプ場の異変に気づき、ビルと共に警察に連絡しようとするが、すでに電話線は切られていた。一方、町に出かけていたスチーブは、途中車が故障しながらも、なんとかキャンプ場まで戻った。しかし、その途端第6の犠牲者となった。
やがてビルも殺され、1人残されてしまったアリスは長い夜を恐怖のうちに過ごしていた。その時、突然扉が開き、見知らぬ中年の女性が入ってきた。その女性ボリーズ夫人(ベッツィ・パーマー)は、アリスに全てを語り出した。彼女の幼ない息子は、数年前キャンプ場の湖で溺れかかったが、監視官はそれぞれの快楽に耽り子供は見殺し同様に死んでいった。ボリーズ夫人は、ショックからキャンプ場を開こうとする者たちを憎み、殺人を犯したのだった。アリスは、この狂人と化した母親と格闘し、遂に相手を倒し、生命を取りとめるのだった。
13日の金曜日 スタッフ
監督:ショーン・S・カニンガム
脚本:ヴィクター・ミラー
製作:ショーン・S・カニンガム
製作総指揮:アルヴィン・ゲイラー
音楽:ハリー・マンフレディーニ
撮影:バリー・エイブラムス
編集:ビル・フレーダ
製作会社:ジョージタウン・プロダクションズショーン・S・カニンガム・フィルムズ
配給:パラマウント映画,ワーナー・ブラザース
13日の金曜日 キャスト
ボーヒーズ夫人:ベッツィ・パーマー
アリス:エイドリアン・キング
ビル:ハリー・クロスビー
ジャック:ケヴィン・ベーコン
マーシー:ジャニーヌ・テイラー
ネッド:マーク・ネルソン
ブレンダ:ローリー・バートラム
アニー:ロビー・モーガン
スティーヴ:ピーター・ブローワー
ティアニー:ロン・キャロル
ラルフ:ウォルト・ゴーニー
トラック運転手(エノス):レックス・エヴァーハート
ジェイソン:アリ・レーマン