2067｜「時空」を超えて「現在」を変えろ！荒廃した地球で受信した407年後の未来からのメッセージ。

2023.04.292024.02.18

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2067は、2020年製作のオーストラリア映画。人間が人工酸素を供給するマスクなしには生きることもできなくなった2067年の地球を舞台に、407年後の未来から名指しで呼ばれた主人公の冒険を描くタイムトラベルSF。

2067　映画批評・評価・考察

2067　映画批評・評価・考察

2067（原題：2067）

脚本：27点
演技・演出：15点
撮影・美術：13点
編集：7点
音響・音楽：8点
合計70点

長編デビュー作「Tombiruo」が2017年のマレーシア2位の興行成績を記録、マレーシア映画賞では最優秀作品賞、最優秀監督賞を含む6つの賞を席巻、VFXスーパーバイザーとして「スター・ウォーズ　エピソード３／シスの復讐」「ナルニア国物語／第３章：アスラン王と魔法の島」「ウルヴァリン：Ｘ－ＭＥＮＺＥＲＯ」「スーパーマン　リターンズ」など数々のハリウッド・スタジオ映画に携わってきたセス・ラーニーが「X-MEN」シリーズ製作チームで放つSFアドベンチャー！

ツッコミどころ満載で、観ていてイライラするところがあります。しかし、クライマックスの描き方は素晴らしくとても良い映画だったように感じてしまいました。SFサスペンスとしては、大雑把な感じですがハードな親子愛とSFタイムトラベルを絡めた内容は見ごたえがありましたし、細かいところを気にせず見れば面白いSF映画だと思います。

今作品はAmazonプライムで見ました。（吹替版はこちら）

2067　あらすじ（ネタバレ）

2067 年、地球は気候変動と進行中の核戦争によって荒廃していました。オーストラリアの廃墟の中で、合成酸素のおかげで、これらの壊滅的な変化に耐えることができた都市は 1 つだけです。この酸素は汚染され、徐々に「病気」として知られる致命的な苦痛を引き起こします。

イーサン・ホワイトは、病気に苦しむ妻のザンテの世話をしています。ある日、イーサンはクロニコープのCTOであるレジーナ・ジャクソンの前に呼び出され、病気が最終的に人類を一掃すると説明します。量子物理学者のリチャードホワイト (イーサンの亡き父) が亡くなる 20 年前に取り組んでいたタイムマシンのプロトタイプである「クロニカル」のテスト中に、科学者たちは 400 年後の未来からの無線信号を受信しました。彼らにイーサンを送ります。人類の絶滅を防ぐため、イーサンは未来への派遣を依頼される。彼は父親が彼と母親を捨てたことに憤慨しているため、拒否しましたが、ザンテとイーサンの保護者であり、同僚のジュードはなんとか考えを変えました。

トラウマ的な時間のずれを生き延びた後、イーサンは緑豊かな熱帯雨林にいることに気づきます、アーチーという名前のハンドコンピューターと、リチャードから子供の頃に彼に与えられたリストデバイスを、彼の唯一の生き残った機器として使用しました。彼は掩蔽壕のような構造への入り口と、ジャンプスーツを着たスケルトン、腐敗したアーチーとリストデバイス、頭蓋骨に銃弾の穴があることを発見しました。近い将来、イーサンの明らかな死が発見されたことにショックを受け、有毒なベリーを食べて病気になったイーサンは、クロニカルを通じて送信された彼の人生の読書が失敗した後、ジュードによって救出されました。彼らの発見を共有した後、彼らはアーチーの指示に従って、まだ機能している別のドアに行き、クロニカルラボにつながります。イーサンの手首のデバイスは、クロニカルへのアクセスを許可するために特別に作られた DNA アナライザーであることが明らかになり、クロニカルは 4 時間で自動的に再アクティブ化されるように設定されます。

リチャードが残したホログラフィック記録から、デュオは、クロニカルプロジェクトが元々、将来の地球大気の通気性を確認し、データを過去に送信する大気監視ステーションの再起動を伴うことを知りました。最初に機械を作動させたとき、リチャードは自分の息子を未来に送るというメッセージを受け取って驚いたので、不安を感じながらもイーサンの手首分析器を準備しました。しかし、時間の経過とともに生物を安全に送るには両側からの運用上のリンクが必要であり、データは2474年の停電を示していたため、即時のフォローアップ任務は不可能になりました。

クロニカルの起動により、核動力コアの機能不全が引き起こされ、カウントダウンが完了する前に核爆発が発生する恐れがあります。イーサンとジュードは、生い茂った故郷の廃墟の下にあるパワーコアに向かいます。ザンディのものを含む骸骨が散らばっている廃墟を見つけて、彼らは病気に対する治療法が決して見つからなかったと結論付けます。ジュードが彼を慰めようとすると、イーサンは腐敗したアーチーで見つけた録音からジュードの声を認識します。ジュードはイーサンを自分から救っていると主張し、銃を突きつけてイーサンを原子炉の制御室に誘導します。緊急オーバーライドを有効にできないため、イーサンはエアロックの中に入ってレバーを引くことにしました。

残り37分で、二人はクロニカルラボに戻り、そこでイーサンは彼の骸骨の隣に入り口を開く別の出口を見つけます。イーサンは神経衰弱に苦しみ、ジュードに彼を殺すように懇願しますが、ジュードはそれを拒否します。その後、ジュードは、未来を変えるという実際の希望はなかったと告白します。それを信じることを拒否したイーサンは、ジュードを部屋に閉じ込め、リチャードが亡くなった日から父親のログを再生します。イーサンは、彼の使命が最初から偽物であったことを知ります。ジャクソンは、リチャードが人類への希望を維持している間、「選ばれた少数」と一緒に彼女の死期から未来へ逃げるつもりでした。その悪用を防ぐために、リチャードはタイムマシンをイーサンのDNAに合わせましたが、リチャードの同僚が機械を装備して人を未来に一方向に送ることができると発表したとき、ジャクソンはリチャードを殺しました。ジュードはイーサンの後見人として任命され、停電を修復してタイムポータルを安定させるためにイーサンが間に合うように送り出されるようにしました。イーサンが2067年に戻ったら、ジャクソンは彼を殺した。

イーサンはクロニカルをシャットダウンしようとしますが、ジュードは彼を止めようと動きます。イーサンが彼と戦うことを拒否すると、罪悪感に満ちたジュードは自殺します。ジャクソンが計画を実行に移す直前に、イーサンは「イーサンホワイトを送ってください」というメッセージを、リチャードが記録したアーチー殺害の記録のコピー、何百もの生きているジャングルの植物、ザンテへの別れの贈り物と共に過去に送ります。彼はタイムラインを変更するクロニカルを破壊します。過去に、アーチーが録音をニュースステーションに送信した後、ジャクソンは逮捕され、植物は惑星を活性化するために使用されました。未来のイーサンの死体はなくなり、イーサンは、以前は荒廃した都市が自然環境とより調和した建築物で進歩していることを発見しました。