フェア・ゲームは、1995年公開のアメリカ合衆国の映画。シンディ・クロフォードとウィリアム・ボールドウィンが相次ぐアクションに体当たりで挑み、そして刺激的に絡み合う!全編が見せ場のジョエル・シルバー製作アクション大作! ポーラ・ゴズリングの小説『逃げるアヒル』を原作にしている。
フェア・ゲーム 映画批評・評価・考察
フェア・ゲーム(原題: Fair Game)
脚本:29点
演技・演出:16点
撮影・美術:15点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計75点
原作の『逃げるアヒル』といえば、シルヴェスター・スタローン主演の『コブラ』の原作でもあるのですが、コブラにしても今作にしても、80年代映画の主流のカーアクション&銃撃戦にセクシーなヒロインといった原作の頭脳戦とかけ離れた内容の演出に終始しています。今作は、シンディ・クロフォードが魅力的に映りセクシーな演出も良い感じです。ウィリアム・ボールドウィンのにやけた色男との相性も良い感じでした。娯楽映画としてバランスが良いので何も考えずに煩悩で見て楽しむ作品でした。
フェア・ゲーム あらすじ(ネタバレ)
常夏の街マイアミ。ジョギング中の美女ケイトの左腕を、何者かが発砲した銃弾がかすめた。事情聴取に当たったのは、ガールフレンドに追い出されてツイていないマックス刑事。クールでやり手の女性弁護士と根っからの殺人課刑事ではそりか会うはずもなく、2人は皮肉を言って別れた。
その夜、マックスの眼前でケイトの家が爆発し、運河に投げ出された彼女に向かってマシンガンが浴びせられた。狙ったのは、KGBがキューバに派遣していた特殊部隊の残党にして盗聴のプロ、首領カザク率いるハイテク・テロリスト集団だった。マックスは奇跡的に助かったケイトを保護するが、敵はクレジットカードの使用データから彼女たちの居場所を割り出し、急襲する。
危うく逃げ延びたマックスとケイトは、敵の正体も狙われる理由も分からぬまま、お互い以外は誰も信用できないと、メイヤーソン副署長とも連絡を断った。だが、一味はことごとく先回りし、2人が保護を求めたFBIの捜査官も偽者だった。鑑識課の従姉妹と連絡を取ったマックスは、ようやく姿なき敵がKGBであることを知る。彼らは一味の監視システムを逆手にとっておびき寄せ、激しいカーチェイスの末に追手を倒す。束の間の休息に2人は抱き合うが、ケイトが敵にさらわれた。
一味は沖合に停泊した老朽船内にいた。ソ連崩壊で食いつめた彼らは、この船の近くの海底ケーブルを操作して連邦政府の休眠銀行口座の強奪を企んでいた。そのため、この船の持ち主である男の離婚訴訟に関わっていたケイトが計画の遂行に邪魔なのだった。
マックスは船に侵入すると敵と戦い、ケイトを救出する。彼らは爆発炎上した船から海上に逃れたが、欲にかられたカザクは船と共に海中に没した。
フェア・ゲーム スタッフ
監督:アンドリュー・サイプス
脚本:チャーリー・フレッチャー
製作:ジョエル・シルバー
製作総指揮:トーマス・M・ハメル
音楽:マーク・マンシーナ
撮影:リチャード・ボーウェン
編集:クリスチャン・ワグナー
配給:ワーナー・ブラザース
フェア・ゲーム キャスト
マックス・カークパトリック:ウィリアム・ボールドウィン
ケイト・マックイーン:シンディ・クロフォード
イリア・カザク大佐:スティーヴン・バーコフ
メイヤーソン副署長:クリストファー・マクドナルド
エミリオ・ファントレナ:ミゲル・サンドバル
ジョディ・カークパトリック:ヨハン・カルロ
リタ:サルマ・ハエック
ルイス・アラゴン:ジョン・ベッドフォード・ロイド
ハッカー:ポール・ディロン
ジューコフ:オレク・クルパ
ローザ:ジェニット・ゴールドスタイン
ビーンポール刑事:ドン・イェッソ
グレイベラ(ジー)刑事:フランク・メドラーノ
アダム:スコット・マイケル・キャンベル
ウォルター・フォレンバック:ダン・ヘダヤ(ノンクレジット)