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エリザベスタウン|突然仕事と恋人と父親を失ったエリート青年が、生き方を見つめ直す6日間を描いたヒューマン・ドラマ。

エリザベスタウン
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エリザベスタウンは、2005年公開のアメリカ合衆国の映画。8年がかりのプロジェクトに失敗して会社を解雇された男性が、父の葬儀のために故郷エリザベスタウンに行って自分を取り戻していく姿を描く。監督はキャメロン・クロウ、出演はオーランド・ブルームとキルスティン・ダンストなど。

エリザベスタウン 映画批評・評価・考察


エリザベスタウン(原題:Elizabethtown)

脚本:36点
演技・演出:17点
撮影・美術:16点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計85点

スニーカーのデザインに失敗し、会社に10億ドルもの損害を与えたドリュー。恋人からも距離を置かれ、自殺まで決意した彼に、父親が急死したという知らせが届く。遺体を引き取りに向かった彼は、父の故郷、ケンタッキー州のエリザベスタウンで新たに人生のスタートを決意することになる。

オーランド・ブルームが、繊細なドリュー役を好演する、ピュアなストーリー。
ドリューの心の動きを表すかのように、全体的にドラマがややぎこちない展開ですが、キャメロン・クロウ監督の絶妙な選曲センスで、ゆっくりと感情移入させられます。とくに亡き父に語りかけるドリューの姿には、誰もが家族との絆を再確認するでしょう。ドリューの再生に大きく関わるのが、キルスティン・ダンスト演じる客室乗務員クレア。ふたりの延々と続く携帯電話のやりとりが面白い。終盤、ドリューがひとりで車の旅に出るシーンでは、クロウの音楽オタクぶりがさらに発揮され楽しませてくれます。


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エリザベスタウン あらすじ(ネタバレ)

シューズ会社に勤めるドリュー(オーランド・ブルーム)は、責任者として進めてきた新開発プロジェクトが大失敗に終わり、社長のフィル(アレック・ボールドウィン)からクビを言い渡される。恋人のエレン(ジェシカ・ビール)にも見離され、自宅に戻ったドリューは自殺を考えるが、そこに妹のヘザー(ジュディ・グリア)から電話がかかってくる。父親が急死したという知らせだった。ドリューは遺灰を海に撒いて欲しいという父の遺言を果たすため、父の故郷であるケンタッキー州のエリザベスタウンに向かう。その途中、飛行機の中で同地に住むフライト・アテンダントのクレア(キルスティン・ダンスト)と知り合ったドリューは、積極的な彼女の存在が気になり始めていた。エリザベスタウンに着き、ホテルで孤独を感じたドリューは、方々に電話をかけまくる中で、結果的にクレアと朝まで長話することに。そして再会した2人は次第に仲を深めていくが、すでに恋人がいるというクレアは、肉体関係を持ちながらもどこか身をかわすところがあった。そして父親の葬儀の当日。何年間もケンタッキーを訪れていなかった母親のホリー(スーザン・サランドン)は、地元の人々から厳しい視線を向けられるが、感動的なスピーチとタップダンスで皆を魅了する。葬儀の後、ドリューは遺灰が入った壷と、クレアがくれた地図とCDを車に載せて旅をする。地図の指示通りに車を走らせると、やがてネブラスカの街に着き、そこにクレアがいた。再会した2人は抱き合ってキスを交わすのだった。

エリザベスタウン スタッフ

監督:キャメロン・クロウ
脚本:キャメロン・クロウ
製作:キャメロン・クロウ,トム・クルーズ,ポーラ・ワグナー
製作総指揮:ドナルド・J・リー・Jr
音楽:ナンシー・ウィルソン
撮影:ジョン・トール
編集:デヴィッド・モリッツ
製作会社:クルーズ/ワグナー・プロダクションズ
配給:パラマウント映画,UIP

エリザベスタウン キャスト

ドリュー・ベイラー:オーランド・ブルーム
クレア・コルバーン:キルスティン・ダンスト
フィル・デボース:アレック・ボールドウィン
ホリー・ベイラー:スーザン・サランドン
エレン・キッシュモアー:ジェシカ・ビール
ヘザー・ベイラー:ジュディ・グリア
ビル・バニヨン:ブルース・マッギル
チャールズ・ディーン:ゲイラード・サーテイン
ジェシー・ベイラー:ポール・シュナイダー
チャック・ハズボロー:ジェド・リース

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