ダブル・ジョパディーは、1999年公開のアメリカ合衆国の映画。アメリカ合衆国憲法修正第5条、”何人も同一の犯罪で二度有罪にはならない”という法律をストーリーの鍵に用いたサスペンス・スリラー。タイトルの意味は「二重処罰」で、アメリカ合衆国憲法修正第5条に定められた“二重処罰の禁止”(同一の犯罪で二度有罪にはならない)をモチーフにしている。
ダブル・ジョパディー 映画批評・評価・考察
ダブル・ジョパディー(原題:Double Jeopardy)
脚本:37点
演技・演出:17点
撮影・美術:16点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計85点
地味な映画のようで、実によくできたサスペンス映画で、過小評価された作品として米国でも話題にあがる作品のひとつになります。主要キャストが全員ハマリ役で、かなり印象的な演技を披露しています。個人的にはニック役のブルース・グリーンウッドの善人と悪人の振れ幅が絶妙です。リビー役のアシュレイ・ジャッドは、米国版サスペンスの女王と思えるくらいサスペンス映画によく出演していますし、演技力も素晴らしいです。トミー・リー・ジョーンズは何やらせても上手いよねという控えめながらも味のある演技でした。
今作品はAmazonプライムで見ました。
ダブル・ジョパディー あらすじ
リビーは夫ニックと幼い息子マティとの三人で幸せに暮らす普通の主婦だったが、ある日突然、ニックが失踪、さらにリビーは夫殺しという身に覚えのない罪で逮捕され、有罪となってしまう。
リビーは友人のアンジーにマティを預けて刑務所に収監されるが、服役中にアンジーはマティと音信不通になってしまう。
刑務所仲間の協力を得て2人を探し出したリビーは、驚くべき真相を知る。実はニックは生きており、以前からアンジーと不倫の仲だったため、リビーを罠にはめたうえで、アンジーとマティと一緒にのうのうと暮らしていたのだ。
リビーは刑務所仲間からアメリカ合衆国憲法修正第5条に定められた“二重処罰の禁止”の事を聞き、ニックへの復讐を決意する。
6年後、仮出所したリビーは保護観察官レーマンの監視下に置かれながらも、復讐を決行しようとする。
ダブル・ジョパディー スタッフ
監督:ブルース・ベレスフォード
脚本:デヴィッド・ワイズバーグ,ダグラス・クック
製作:レナード・ゴールドバーグ
音楽:ノーマンド・コルベイル
撮影:ピーター・ジェームズ
編集:マーク・ワーナー
製作会社:パラマウント映画
配給:UIP
ダブル・ジョパディー キャスト
トラヴィス・レーマン:トミー・リー・ジョーンズ
リビー・パーソンズ:アシュレイ・ジャッド
ニック・パーソンズ:ブルース・グリーンウッド
アンジー:アナベス・ギッシュ
マーガレット:ローマ・マフィア
イヴリン:ダヴェニア・マクファーデン
マティ・パーソンズ(4歳):ベンジャミン・ウィアー
マティ・パーソンズ(11歳):スペンサー・トリート・クラーク
ボビー:ジェイ・ブラゾー
カッター:マイケル・ガストン
カール:ベン・ボード
マンゴールド:デイヴ・ハガー