デッドプール2 86点

デッドプール2

映画批評・備忘録

2018年公開のスーパーヒーロー・コメディ映画。2016年の映画『デッドプール』の続編。X-MENシリーズの通算11作目。

前作も面白かったんですが、今作はさらに、”しつこい”くらいに面白かったです。主演のライアン・レイノルズの自虐っぷりが半端ないし、キャストもスタッフも”おふざけ”が過ぎるところもこの作品の個性だし、キャラクターの魅力でもあります。ノンクレジットで誰もが知るところの大物俳優も含めカメオ出演が多数ありそれも前作にはなかったというか前作からのネタフリが利いていて笑えます。
基本的にスプラッターなゴア演出と下品なジョークが飛び交うのは前作同様なんですが、さらにエスカレートしてきてるので、あっ無理だと思う観客がいても仕方ない感じです。

おっなんか可愛いアジア人のXメンがいると思ったら、忽那汐里でした。日本でスキャンダルになって終わったかと思ってましたがたくましくハリウッドデビューしてました。とてもキュートでいい感じです。デッドプール3にも出演して欲しいです。

作品全体に、キャストとスタッフの内輪ネタが多く盛り込まれているんですが、細かすぎて伝わらないくらいのマニアックな小ネタを仕込んでいる作品です。



デッドプール2(原題:Deadpool 2)

脚本:35点
演技・演出:17点
撮影・美術:17点
編集:9点
音響・音楽:8点
合計86点

あらすじ(ネタバレ)

前作から2年後。ウェイド・ウィルソン(デッドプール)はガールフレンドのヴァネッサと同棲して、ヒーロー活動を続けていたが、麻薬カルテルとの戦いの巻き添えでヴァネッサが死んでしまう。自責の念からウェイドは自殺を図り、爆死に失敗したところでX-MENのメンバーのコロッサスによって保護される。コロッサスはウェイドをミュータントの学校にしてX-MENの本部である「恵まれし子らの学園」へと連れて帰ると、彼を諭し再びX-MENへと勧誘した。家族愛を求めるウェイドは、この誘いを快諾する。

見習いとして最初の任務に挑んだウェイドは、14歳のミュータント孤児であるラッセル・コリンズ(ファイヤーフィスト)の暴走を止める。能力抑制装置を付けられたラッセルが施設の理事長と職員達から日常的に虐待を受けていることに気付いたウェイドは、職員らに発砲し数人を殺害する。ウェイドは拘束され、ラッセルと共にミュータント専用の刑務所「アイスボックス」に連行される。自身も能力抑制装置を付けられたウェイドは、ヒーリング・ファクターが抑制されたため末期ガンが再発、協力を訴えるラッセルを無視してゆるやかな死を望む。そこへ、遠い未来からタイムトラベルしてきた謎の男ケーブルが現れ、ラッセルの命を狙う。刑務所全体が混乱に陥った中で、ウェイドは重症の身をおしてラッセルを庇いながらケーブルに挑むも圧倒されてしまう。捨て身の攻撃で致命傷を負うが、その拍子に能力抑制装置が外れヒーリング・ファクターが復活、自爆してケーブルを退けるが自身もアイスボックスの外へ放り出される。ラッセルは生き残り、ひとり刑務所へと戻る。

ケーブルからラッセルを守ることを決めたウェイドは、悪友ウィーゼルと共に味方のミュータントを集めてチーム「X-フォース」を結成し、ラッセルと他の受刑者を載せた護送車を追跡する。護送車を追跡中にケーブルも現れウェイドと交戦に入り、その最中、ラッセルは凶暴な巨大ミュータントのジャガーノートの拘束を解いて護送車を破壊させ、脱出に成功する。しかし、ラッセルは戦闘不能になったウェイドを見捨ててジャガーノートとともに逃げてしまう。

身体を再生させるため、盲目の老婆アルの家に居候していたウェイドの元にケーブルが現れ、突如協力を仰ぐ。彼はラッセルが将来猟奇的な殺人ミュータントに成長し、最終的にはケーブルの家族を殺害するという未来を説明する。事情を知ったウェイドは、ラッセルを救う為に説得して殺人を思い止まらせることケーブルに提案し、ケーブルは説得に30秒の猶予を与えるという条件を出し、ウェイドはこれを了承した。養護施設に向かうと、そこにラッセルもジャガーノートを従えて現れた。ラッセルはウェイドの説得を無視し、理事長を殺すために施設内に入っていく。ジャガーノートに苦戦しているところへ、コロッサスらが到着する。彼らにジャガーノートを任せ、ウェイドとケーブルはラッセルを追うが、復讐心に囚われているラッセルはウェイドを拒絶する。ウェイドは能力抑制装置を首に付けて自分を殺すよう暴走するラッセルに言うが、しびれを切らしたケーブルがラッセルに向けて発砲する。咄嗟にウェイドはラッセルの前へ飛び出してラッセルを銃弾から救うが致命傷を負う。自分を守ったウェイドの行動を見たラッセルは、理事長への復讐を思いとどまる。その直後、ケーブルは自分の娘の形見として携えていたぬいぐるみが黒焦げの姿から元通りになったことで未来の家族が無事であることを知る。ウェイドはコロッサスが装置を外そうとすることを拒否し、ケーブルとドミノ、ラッセルやコロッサス達に感謝の旨を伝えた後、ラッセルの腕の中で息絶える。

ウェイドの行動に心動かされたケーブルはタイムマシンを作動させて養護施設での戦いが始まる直前の時間へと戻り、ウェイドの懐にヴァネッサの形見である鉛のコインをひそかに仕込み、その後自分が撃った銃弾をそこへ当てるように仕向けて彼の命を救った。ウェイドは銃弾を受けたコインを見て、ケーブルのとった奇妙な行動について理解する。

タイムマシンを作動させるためのエネルギーを使い切り、未来に帰れなくなってしまったケーブルの身を案じるウェイドだったが、当のケーブルは荒廃した未来を変えるため、このまま残ることを告げる。戦いを終えて施設を去ろうとしたウェイド達のもとへ現れて侮辱の言葉を浴びせる理事長にドーピンダーが運転するタクシーが突っ込み、全ての戦いが終わる。ネガソニックとユキオは施設のミュータントの子供達を学園で保護するべく子供達をジェットへと乗せ、ウェイド達は興奮するドーピンダーを連れて施設を去った。

その後、ケーブルのタイムマシンは修理されウェイドに渡される。ウェイドはタイムマシンで過去に戻り、ヴァネッサやピーターの命を救い、ついでに更に違う時間(あるいは異なる世界)を訪れてウェポンXIとなった別世界のウェイドや、主役に抜擢され大喜びするライアン・レイノルズなどを(主にレイノルズの汚点を払拭するために)次々と葬っていく。

スタッフ

監督:デヴィッド・リーチ
脚本:レット・リース,ポール・ワーニック,ライアン・レイノルズ
原作:ファビアン・ニシーザ,ロブ・ライフェルド
製作:サイモン・キンバーグ,ライアン・レイノルズ,ローレン・シュラー・ドナー
製作総指揮:スタン・リー,ジョナサン・コマック・マーティン,ケリー・マコーミック,イーサン・スミス,アディッティア・スード,レット・リース,ポール・ワーニック
音楽:タイラー・ベイツ
撮影:ジョナサン・セラ
編集:ダーク・ウェスターヴェルト,クレイグ・アルパート,エリザベット・ロナルズドッティル
配給:20世紀フォックス

キャスト

ライアン・レイノルズ
ジョシュ・ブローリン
モリーナ・バッカリン
ジュリアン・デニソン
ザジー・ビーツ
T・J・ミラー
ブリアナ・ヒルデブランド
ジャック・ケシー
デヴィッド・リーチ
テリー・クルーズ
ステファン・カピチッチ
レスリー・アガムズ
ビル・スカルスガルド
マット・デイモン
忽那汐里
カラン・ソーニ
ロブ・ディレイニー
ジャック・ケジー
ルイス・タン
アラン・テュディック
エディ・マーサン

予告編

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