いまを生きる 90点

いまを生きる

映画批評・備忘録

1959年、ニューイングランドの全寮制学院を舞台に、学生たちの愛と生、そして死を描くドラマ。
原題の「Dead Poets Society(死せる詩人の会)」は劇中の教師ジョン・キーティングがウェルトン校在学中に結成した読詩サークルの名前で、没した古典的詩人の作品のみ読むことから名付けられた。邦題の「いまを生きる」は劇中でキーティングが発するラテン語「Carpe Diem」の日本語訳であり、厳密には「いまを生きろ」「いまを掴め」といった意味になる。

10代の多感な世代に是非見て貰いたい映画の筆頭で、もし、あなたが今の世の中に絶望し、死のうと思っているのなら自殺する前に見て欲しい作品。
そう思いながらも主演のロビン・ウィリアムスが自殺してしまう悲劇があろうとは。。。。名声と巨万の富を持ちながら、己の表現の壁にぶち当たってしまった彼と、今作で死を選んだ学生がシンクロするわけではないのですが、人は繊細で、壊れやすく、尊い命なのに。。なぜなんでしょう。。

彼が演じた教師は、全世界の学生が求める理想の教師像であり、彼の魂のこもった演技は、まるで自分が彼の教え子のように深く深く共感し、彼の言葉を心が受け止めている感覚がありました。思い出深い映画です。お薦めです。


いまを生きる(原題: Dead Poets Society)


脚本:38点
演技・演出:18点
撮影・美術:17点
編集:8点
音響・音楽:9点
合計90点

あらすじ

1959年、バーモントの全寮制学院ウェルトン・アカデミーの新学期に、同校のOBである英語教師ジョン・キーティング(ロビン・ウィリアムズ)が赴任してきた。ノーラン校長(ノーマン・ロイド)の指導の下、厳格な規則に縛られている学生たちに、キーティングは「プリチャードの教科書[3]なんか破り捨てろ」と言い放ち、詩の本当の素晴らしさ、生きることの素晴らしさについて教えようとする。ある日の授業では、キーティングは突然机の上に立ち、「私はこの机の上に立ち、思い出す。常に物事は別の視点で見なければならないことを! ほら、ここからは世界がまったく違って見える」と話す。生徒も机の上に立たせ、降りようとした際には「待て、レミングのように降りるんじゃない! そこから周りをきちんと見渡してみろ」と諭す。キーティングの風変わりな授業に最初は戸惑う生徒たちだったが、次第に行動力を刺激され、新鮮な考えや、規則や親の期待に縛られない自由な生き方に目覚めていくのだった。

ある日、生徒のニール(ロバート・ショーン・レナード)は学校の古い学生年鑑を読み、キーティングが学生時代に「デッド・ポエッツ・ソサエティ(死せる詩人の会)」というクラブを作っていたことを知る。ニールは同級生のダルトン(ゲイル・ハンセン)やノックス(ジョシュ・チャールズ)らとともに、近くの洞窟でクラブを再開させる。会の合言葉はヘンリー・デイヴィッド・ソローの回想録『ウォールデン 森の生活』にある一節「私は生きることの真髄を心ゆくまで味わいたい」である。ニールのルームメイトである転校生のトッド(イーサン・ホーク)も、誘われるまま「死せる詩人の会」に加わった。そして彼らは自らを語り合うことで、自分がやりたいものは何か自覚していくのだった。ノックスは偶然知り合ったクリス(アレキサンドラ・パワーズ)という娘に恋をし、ダルトンは女子学生を学院に入学させるべきだと主張する。ニールは俳優を志して『真夏の夜の夢』の舞台に立つことを決心するが、ニールの父親(カートウッド・スミス)からは舞台に立つことを反対されてしまう。

スタッフ

監督:ピーター・ウィアー
脚本:トム・シュルマン
製作:スティーヴン・ハーフ,ポール・ユンガー・ウィット,トニー・トーマス
音楽:モーリス・ジャール
撮影:ジョン・シール
編集:ウィリアム・アンダーソン
製作会社:タッチストーン・ピクチャーズ
配給:ワーナー・ブラザース

キャスト

ロビン・ウィリアムズ
ロバート・ショーン・レナード
イーサン・ホーク
ジョシュ・チャールズ
ゲイル・ハンセン
ディラン・カスマン
カートウッド・スミス
ジェームズ・ウォーターストン
アレロン・ルジェロ
アレクサンドラ・パワーズ
レオン・ポウナル
ララ・フリン・ボイル
メローラ・ウォルターズ
ケビン・クーニー

予告編

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