D-TOX(でぃーとっくす)は、2002年公開のアメリカ合衆国の映画。隔絶された雪深い施設を舞台に、警官ばかりを狙う猟奇殺人犯と恋人を殺された刑事の死闘を描くポリス・アクション。世界各国では『D-TOX』、本国アメリカのみ『Eye See You』のタイトルがつけられた。タイトルの「D-TOX」とは劇中で主人公が収容される法執行官専用の療養施設の名称。
D-TOX 映画批評・評価・考察
D-TOX(原題:D-TOX、Eye See You)
脚本:20点
演技・演出:13点
撮影・美術:14点
編集:7点
音響・音楽:6点
合計60点
スタローンらしかぬ映画で、終始陰鬱な空気感のある作品です。ある意味新鮮にも思えるところはあります。個性派の俳優が多く出演し、見たことある人がいっぱい!な映画なので、見所は多いような気もします。スタローン自慢の筋肉アクションが封印され、弱い主人公を演じます。サスペンス・スリラーですが90分程度で見れるサクサク進んでいく展開は個人的にはストレスが無く好きな点です。犯人の動機が弱すぎることや序盤のスリリングな緊張感がなくなってしまうのが残念。作品の質としてはやはり今一つ。
D-TOX あらすじ(ネタバレ)
警官ばかりを標的にする連続猟奇殺人が発生。事件を担当するFBI捜査官ジェイク・マロイ(シルベルター・スタローン)は、手かがりをまったく掴めず、同僚、そして恋人をも犯人に殺される。愛する者を失った痛手から酒に溺れ、廃人一歩手前となったジェイクは、警察官専用の療養施設“D-TOX”に収容される。そこには、優秀であるがゆえに精神のバランスを失った警察官9名が患者として収容されていた。
吹雪の夜、そのうちのひとりが自殺する。そしてひとり、またひとりと不審死が続き、ジェイクはあの事件の犯人がD-TOX内に潜入していると直感する。そして、犯人が自分の命を狙っていることも。だれが犯人なのかも分からないまま疑惑は膨らみ、D-TOX内に疑心暗鬼の空気が流れる中、女医ジェニー(ポリー・ウォーカー)の助けを借りて一歩一歩核心に近づくジェイク。
そして犯人は、ロンドン市警から来たスレイター(クリストファー・フルフォード)だった。犯人は、本物のスレイターを殺害し、彼に成り代わって“D-TOX”に収容されていたのだった。
襲い来る犯人と死闘を繰り広げ、遂に倒し、ジェイクは恋人の仇を討つのだった。
D-TOX スタッフ
監督:ジム・ギレスピー
脚本:ロン・L・ブリンカーホフ
製作:リック・キドニー,ブライアン・グレイザー,ロン・ハワード,カレン・ケーラ,ケヴィン・キング
製作総指揮:モーリーン・ペイロット
音楽:ジョン・パウエル
撮影:ディーン・セムラー
編集:スティーヴ・マーコヴィッチ
配給:UIP
D-TOX キャスト
ジェイク・マロイ:シルヴェスター・スタローン
ヘンドリックス:チャールズ・S・ダットン
ジェニー:ポリー・ウォーカー
ドック:クリス・クリストファーソン
ブランドン:ミフ
スレイター:クリストファー・フルフォード
ジュウォスキー:ジェフリー・ライト
ハンク:トム・ベレンジャー
ジャック・ベネット:スティーヴン・ラング
ギルバート:アラン・C・ピーターソン
マニー:ハロスガー・マシューズ
ロペス:アンジェラ・アルバラド
マッケンジー:ロバート・プロスキー
ノア:ロバート・パトリック
ジョーンズ牧師:コートニー・B・ヴァンス
コナー:ショーン・パトリック・フラナリー
メアリー:ディナ・メイヤー
ギージー:ランス・ハワード
ジミー:フランク・ペレグリノ
レッド:ジェームズ・キドニー
検視官:ハリソン・コー
SWAT隊長:クリス・ネルソン・ノリス
宝石店の店員:デヴィッド・ルイス