カットスロート・アイランドは、1995年公開のアメリカ合衆国の映画。伝説の島に眠る財宝を巡り、大冒険を繰り広げる女海賊の活躍を描いた海洋アドベンチャー巨編。往年の海賊映画を現代に再生させた監督は「クリフハンガー」のレニー・ハーリン。
カットスロート・アイランド 映画批評・評価・考察
カットスロート・アイランド(原題:Cutthroat Island)
脚本:36点
演技・演出:18点
撮影・美術:18点
編集:9点
音響・音楽:9点
合計90点
パイレーツ・オブ・カリビアンの元ネタなんじゃないかとも思えてしまうカリブ海を舞台とした冒険アドベンチャー映画になります。当時マシュー・モディーンが人気ありましたし、ジーナ・ディヴスは時代を代表する女優でした。ジーナが演じる女海賊モーガンがカッコイイ!!そしてなんといってもレニー・ハーリン監督です。迫力のある映像、表現、分かりやすさなど、観客目線のこだわりなど娯楽映画にかかせない要素を全てやってくれています。また当時はCGではなくスタントアクションですので手に汗握る演出で魅了されます。
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カットスロート・アイランド あらすじ(ネタバレ)
17世紀のジャマイカ。海賊船モーニング・スター号の船長の娘、モーガン・アダムス(ジーナ・デイヴィス)は愛する父を、卑劣な伯父の海賊ドーグ(フランク・ランジェラ)に殺された。父は彼女に、頭皮に入れ墨した古い地図を託して息絶えた。新船長に就任したモーガンは、必ずや父の仇を討つことを誓う。
ラテン語で記された地図を解読するため、モーガンは貴婦人に変装して、奴隷市場から自称医者のウィリアム・ショウ(マシュー・モディーン)という若い男を買い取った。しかし、彼女の正体がバレて、悪徳知事エインスリー(ハトリック・マラハイド)率いる英国の軍隊に追われる二人。ショウの見たところ、地図はその昔、彼女の祖父がスペイン船から奪った金銀財宝が眠るのど切り島への道を示しているらしい。
モーガンはもう一人の伯父モデカイと手を組もうとするが、先回りしていたドーグ一味に捕らえられる。ショウの機転でその場を脱出した一行は一路、目的の島を目指した。嵐の夜、船長の座を狙うスカリーがドーグに寝返って裏切り、モーガンと忠実な部下たちは荒れ狂う海に投げ出された。
夜が明け、一命を取り留めた一行はカットスロート島へ漂着する。ついに海岸沿いの洞窟に眠る莫大な宝を手に入れたモーガンとショウ。だが、喜びも束の間、二人は既に上陸していたドーグ一味に宝を奪われ、断崖絶壁から海に突き落とされた。海岸に打ち上げられたショウは、モーガンの座付き作家ジョン・リード(モーリー・チェイキン)に裏切られ、ドーグに捕まってしまう。エインスリーと結託したドーグは、財宝を船に積んで出航した。モーガンは単身、密かに船に乗り込んで仲間を救出、モーニング・スター号を奪取。ドーグの船との間で、大砲撃戦が始まった。
乱戦となり、モーガンは死闘の末にドーグを倒す。彼女はショウを救出して爆発する船から脱出に成功。財宝も無事手に入れ、モーガンと仲間たちは新たな冒険を目指して帆を張った
カットスロート・アイランド スタッフ
監督:レニー・ハーリン
脚本:ロバート・キング,マーク・ノーマン
原案:マイケル・フロスト・ベックナー,ジェームズ・ゴーマン,ブルース・A・エヴァンス,レイノルド・ギデオン
製作:ローレンス・マーク,ジェームズ・ゴーマン,ジョエル・B・マイケルズ,レニー・ハーリン
製作総指揮:マリオ・カサール
音楽:ジョン・デブニー
撮影:ピーター・レヴィ
編集:フランク・J・ユリオステ,ラルフ・E・ウィンタース
製作会社:カロルコ・ピクチャーズ
配給:MGM,東宝東和
カットスロート・アイランド キャスト
モーガン・アダムズ:ジーナ・デイヴィス
ウィリアム・ショー:マシュー・モディーン
ドーグ:フランク・ランジェラ
ジョン・リード:モーリー・チェイキン
エインズリー:パトリック・マラハイド
グラスプール:スタン・ショウ
ボーエン:クリス・マスターソン
ブレア:レックス・リン
スネルグレイヴ:ポール・ディロン
スカリー:ジミー・F・スキャッグス
ブラックハリー:ハリス・ユーリン
トロッター:アンガス・ライト
競売人:ロジャー・ブース
ビショップ:カール・チェイス
トゥーサン:ケン・ボーンズ
モーデカイ・フィンガーズ:ジョージ・マーセル
スネーク:リチャード・リーフ