クロコダイル・ダンディー2は、1988年公開のオーストラリア映画。オーストラリアの奥地から大都会ニューヨークへやって来たミック・ダンディーの活躍を描くシリーズ二作目。 カルチャー・ギャップをあっけらかんとした笑いで包み込むきことで大ヒットした前作の続編。
クロコダイル・ダンディー2 映画批評・評価・考察
クロコダイル・ダンディー2(原題:Crocodile Dundee II)
脚本:26点
演技・演出:16点
撮影・美術:15点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計73点
前作の大ヒットを受けて、勢いを持って製作された続編映画になります。好感度の高いクスっと笑えるコメディ要素やセリフは前作を凌ぐくらい面白いのですが、勧善懲悪の対立軸など単調なところがあります。個人的にはこれはこれで分かりやすく良いと思います。ヒーロー活劇ですし、暴力的ではなくユーモアのある懲らしめ方なので大人から子供まで楽しめる演出は近年の映画にはない余裕というか、ゆとりというか柔軟さを感じます。
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クロコダイル・ダンディー2 あらすじ(ネタバレ)
ニューヨークに来て暫く経つミック・ダンディー(ポール・ホーガン)は現在失業中の身。自由の女神像に近い沖合でダイナマイトを使って漁獲りをしたりする毎日。いつまでも同棲中の美人新聞記者スー・チャールトン(リンダ・コズラウスキー)に迷惑はかけていられないと職探しを決意。
近所のレストランで出会ったリーロイ(チャールズ・ダットン)に文房具を選ぶ仕事の手伝いを頼まれ、指定した会社に行った時に高層ビルの窓の外の軒先を歩く自殺願望の男を発見し、思いとどまらせたりする。その頃南米のコロンビアでは、スーの前夫でカメラマンのボブ・ターナー(デニス・ボウトシカリス)がルイス・リコ(ヘクター・アーバリー)の麻薬組織を追いかけていた基地内で射殺場面を目撃しカメラにおさめるが、一味に気づかれ殺されてしまう。だがフィルムは、一足早く郵便物にしてスーのもとに送り届けられた。そのためにスーはミゲル(ジュアン・フェルナンデス)らリコの手下に捕まるが、郵便物はダンディーが預かっていた。
リコの手下の脅迫や襲撃をかわし、逆にダンディーはリーロイや悪ガキ集団の力を借りてリコの家に侵入して、無事にスーを助け出す。怨みを感じたリコはスーとダンディーに復讐を誓い彼らを狙うが、二人はダンディーの故郷オーストラリアに逃れる。
リコらはダンディーの友人ウォルター・ライリー(ジョン・マイロン)を脅かし、二人の跡を追ってジャングルの中へ。だがそこはダンディーのホームグラウンド、リコの一味は一人一人と彼に捕らえられていき、遂にリコも倒して一件落着となるのであった。
クロコダイル・ダンディー2 スタッフ
監督:ジョン・コーネル
脚本:ポール・ホーガン,ブレット・ホーガン
製作:ジョン・コーネル,ジェーン・スコット
製作総指揮:ポール・ホーガン
音楽:ピーター・ベスト
撮影:ラッセル・ボイド
編集:デヴィッド・スティーヴン
配給:パラマウント映画,UIP
クロコダイル・ダンディー2 キャスト
マイケル・J・”クロコダイル”・ダンディー(ミック):ポール・ホーガン
スー・チャールトン:リンダ・コズラウスキー
ウォルター・ライリー:ジョン・メイロン
ルイス・リコ:ヘクター・アーバリー
ミゲル:ファン・フェルナンデス
リロイ・ブラウン:チャールズ・ダットン
ブラニガン:ケネス・ウェルシュ
ボブ・タナー:デニス・ボウトシカリス
チャーリー:アーニー・ディンゴ
フランク:ガス・マーキュリオ
ホセ:ルイス・ガスマン
DEA捜査官:スティーヴン・ルート