コード211は、2018年公開のアメリカ合衆国の映画。米国史上最悪の銀行強盗事件を基にした刑事アクション巨編。犯人の銃弾、その数1,100発以上!米国犯罪史上最悪の銃撃戦「ノースハリウッド銀行強盗事件」をひとりの刑事の視点から描いた真実の物語。歴戦の傭兵組織が起こした銀行強盗事件に立ち向かう昔気質な刑事・マイクを演じるのは、アカデミー俳優のニコラス・ケイジ。ニコラスは極力スタントを使わず、危険なアクションに挑み、実際に足首を骨折する重傷を負いながらも撮影を敢行した。
コード211 映画批評・評価・考察
コード211(原題:211)
脚本:23点
演技・演出:12点
撮影・美術:12点
編集:6点
音響・音楽:6点
合計59点
高校生をパトカーへ乗車体験させながら街をパトロール中、運悪く銀行強盗の現場に遭遇した退職間近の警官を、おなじみの人気俳優ニコラス・ケイジが熱演したB級刑事アクション。
1997年冬、カリフォルニア州ノースハリウッドで銀行強盗が発生。武装強盗犯たちと包囲した警官隊との間で2000発近くの銃弾が飛び交う激しい銃撃戦が繰り広げられ、全米を震撼させる事態に。この悪名高い「ノースハリウッド銀行強盗事件」を、物語の舞台を移し替えて独自に翻案映画化したのが本作で、映画の題名となった「コード211」とは、カリフォルニアの刑法典で強盗を指すコード番号。予期せぬ凶悪犯罪の現場に偶然遭遇し、必死で事態に立ち向かう主人公の刑事を、「トゥ・ヘル」のニコラス・ケイジが熱演。
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コード211 あらすじ(ネタバレ)
アフガニスタンでは、不満を抱いた冷酷な傭兵トレ、ロブ、ルーク、ハイドが、戦争で金を借りた暴利者を拷問する。彼らが彼を殺す前に、彼はそれがマサチューセッツ州チェスターフォード市の銀行に電報で送られていたことを明らかにした。インターポール捜査官ロッシは、カブールでの活動から傭兵の捜査に再任される。
チェスターフォードでは、物静かな高校生ケニー・ラルストンがいじめっ子と格闘したために停学処分を受けた。学校の教頭は、ケニーの母親で救急科看護師のショーニー・ラルストンに、ケニーは警察の同乗に行かなければ退学になると告げる。ケニーはチェスターフォード警察署の警察官マイク・チャンドラーと彼の義理の息子の警察官スティーブ・マカヴォイに配属される。妻を亡くしたマイクは娘リサとの関係が悪化していたが、スティーブからリサが妊娠していることを聞かされる。ケニーと警官たちは折り合いが悪く、ケニーは警官が容疑者に銃を突きつけて拘束する事件を記録し、警察の録音をする人々が職務を妨害していると感じるマイクを苛立たせる。
別の場所では、傭兵たちはチェスターフォード銀行から 130 万ドル相当の電信金を奪う準備をしていた。ハイドは陽動を目的としてチェスターフォードの別の場所にあるダイナーに IEDを仕掛け、傭兵たちは多数の人質をとって銀行に押し入った。
近くでコーヒーブレイクをしていたマイクは、銀行の外に違法駐車されているSUVに気づいた。トレとハイドはIEDを爆発させ、ダイナーを破壊した。チェスターフォード市警は、対応可能なすべての部隊を爆発現場に派遣し、ホースト警部が状況判断を下し、ショーニーの病院は死傷者の受け入れ準備を整える一方、ロッシはチェスターフォード市警の支援を命じられる。しかし、マイクはケニーと仲良くなった後、彼らのビートに留まり彼をそばに置くことを選択し、スティーブは残念がった。
マイクとスティーブが出発を拒否したことに動揺したハイドは、SUVに発砲し、SUVを転倒させた。スティーブは応援を求めてケニーを救出するが、警官らは反撃してハイドを殺害し、一方ケニーは銃撃戦を録画しようとする。マイクはスティーブが負傷したことを知り、即席の止血帯を用意する。一方、警察が強盗事件に注意をそらし始める中、ロッシはチェスターフォードに到着する。
ハンソン警官とジェイコブズ警官を含むバックアップが到着し、スティーブを救護しようとするが、強盗はジェイコブズを含む多数の人質、傍観者、警官を射殺する。スティーブは自分が死ぬのではないかと心配し、ケニーにリサへのお別れのメッセージを録音するように頼んだ。バックアップは最終的にスティーブを救出することに成功するが、ケニーは銀行の駐車場でマイクとはぐれてしまう。
病院では、ショーニーと救急救命士が、スティーブとジェイコブスを含むダイナーや銀行での負傷者の治療を行っていた。リサは病院に到着し、ジェイコブスからマイクがまだ現場にいてケニーを探していることを知る。ショーニーは二人の会話を聞いて心配し始めるが、ちょうどケニーから無事を伝える電話がかかってくる。
現在までに、マサチューセッツ州警察、チェスターフォード市警SWAT 、ホースト、ロッシを含む大規模な警察の駐留が銀行に形成されている。マイクとハンソンがケニーを探すために駐車場に向かう中、トレは人質を解放する。しかし、ホルストは人質のポケットからIEDを発見し、爆発から他の人を守るために自分を犠牲にした。人質を確保したSWATは銀行を襲撃するが強盗に撃退される。ロブとルークは警察と戦おうと突撃するが殺され、トレは駐車場に逃げ込みケニーと警察官に発砲し、ハンソンは死亡、マイクは負傷する。トレがマイクを処刑する準備をしていると、ちょうどロッシが到着し、ケニーがハンソンのサイドアームを引き、両者ともトレを撃ち殺した。マイクとケニーは現場から救出され、リサとショーニーが出迎えた。
1 年後、マイクはスティーブ、リサ、ケニー、そしてマイクの新しい孫娘を含む友人や家族が彼の誕生日パーティーを開催するために家に帰る。彼は祝賀会に参加する際、ケニーに写真を撮ってくれるように頼むのだった。
コード211 スタッフ
監督:ヨーク・アレック・シャクルトン
製作:ジェフリー・グリーンスタイン,ジョナサン・ヤンガー,レス・ウェルドン,アイザック・フロレンティーン
製作総指揮:アビ・ラーナー,トレバー・ショート,ジョン・トンプソン,スコット・カープ
原作:ヨーク・アレック・シャクルトン
脚本:ジョン・リーバス
撮影:アレクサンダー・クルモフ
編集:アイバン・トドロフ
音楽:フレデリック・ウィードマン
配給:AMGエンタテインメント,ハピネット
コード211 キャスト
マイク・チャンドラー:ニコラス・ケイジ
ハンソン:コリー・ハードリクト
ケニー:マイケル・レイニー・Jr.
トレ:オリ・プフェファー
ルーク:ウェストン・ケイジ
ロッシ:アレクサンドラ・ディヌ
リサ:ソフィー・スケルトン
スティーヴ:ドウェイン・キャメロン