明日に向って撃て!は、1969年公開のアメリカ合衆国の映画。実在の銀行強盗ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの逃避行を題材にした西部劇。当初はポール・ニューマンとスティーブ・マックイーンが折半してゴールドマンから脚本を買い取り、ニューマンはサンダンス・キッド役で出演する予定だったが、マックイーンが都合により出られなくなった。その後、ジョージ・ロイ・ヒル監督の薦めでニューマンはブッチ役となり、サンダンス役にはニューマンの妻の薦め(ニューマンによる述懐で諸説ある)で、当時まだ無名であった ロバート・レッドフォードが起用された。
明日に向って撃て! 映画批評・評価・考察
明日に向って撃て!(原題:原題: Butch Cassidy and the Sundance Kid)
脚本:33点
演技・演出:20点
撮影・美術:18点
編集:10点
音響・音楽:10点
合計91点
新人とは思えないレッドフォードの輝き、大抜擢されたのも頷けれる名演を見せます。ニューマン&マックイーン版だったらどう演じたんだろうかという思いもありますが、サンダンス役はレッドフォードの天命だったように思えるくらいハマリ役でした。ストーリーは、シンプルな上に、悪党になった人間の落日を描いた作品。ですが、二人とも魅力的に映り自由を追い求めて死んでいく儚さもあってか、長年愛される名画となりました。
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明日に向って撃て! あらすじ(ネタバレ)
1890年代の西部。家畜泥棒と銀行強盗が稼業の2人組のガンマン、ブッチ・キャシディ(ポール・ニューマン)とサンダンス・キッド(ロバート・レッドフォード)は、同じ盗人仲間のハーベイ・ローガン(テッド・キャシディ)らの誘いにのって、列車強盗を試み、大金をせしめた。この後ブッチは、銀、錫などの鉱山資源の豊富なボリビアへ行って荒稼ぎしようと、サンダンスを誘う。そして、スペイン語のできるサンダンスのガール・フレンド、女教師のエッタ(キャサリン・ロス)も交えて、彼らはボリビアへ向かう。が、ボリビアはブッチの想像とは異なり大変な貧乏国で、2人はたちまち銀行強盗に戻る。やがて2人はヤンキー泥棒として有名になり、警察も彼らに手ごころを加えた。2人にとってはこれが不満で、とうとう彼らは足を洗い、錫山のガードマンとなった。エッタは2人がカタギになったことを喜ぶが、所詮、泥棒稼業が身についた2人、正業を長続きさせることはできないだろうと考えていた。この不安は的中し、数年後、彼らは鉱山の給料を奪い、再び警官に追われる身となった。捜索には、ボリビア軍隊までも動員され、2人はあえない最期をとげた。
明日に向って撃て! スタッフ
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
脚本:ウィリアム・ゴールドマン
製作:ジョン・フォアマン
製作総指揮:ポール・モナシュ
音楽:バート・バカラック
主題歌:B・J・トーマス「雨にぬれても」
撮影:コンラッド・L・ホール
編集:ジョン・C・ハワード
製作会社:ニューマン/フォーマン・カンパニー
配給:20世紀フォックス
明日に向って撃て! キャスト
ブッチ・キャシディ:ポール・ニューマン
ザ・サンダンス・キッド:ロバート・レッドフォード
エッタ・プレイス:キャサリン・ロス
パーシー・ギャリス:ストローザー・マーティン
ブレッドソー保安官:ジェフ・コーリー
ウッドコック:ジョージ・ファース
アグネス:クロリス・リーチマン
ハーヴェイ・ローガン:テッド・キャシディ
ニュース・カーヴァー:ティモシー・スコット
鼻ぺちゃカーリー:チャールズ・ディアコップ
マーシャル:ケネス・マース
メイコン:ドネリー・ローズ