ブレイド3は、2004年公開のアメリカ合衆国の映画。映画『ブレイド』シリーズ三部作の最終作。監督は『ブレイド』『ブレイド2』で脚本を担当したデヴィッド・S・ゴイヤー。シリーズ最終章を飾る強敵として、ヴァンパイアの始祖も登場。
ブレイド3 映画批評・評価・考察
ブレイド3(原題: Blade: Trinity)
脚本:20点
演技・演出:11点
撮影・美術:15点
編集:6点
音響・音楽:7点
合計59点
主演はウェズリー・スナイプス、助演にジェシカ・ビール、ライアン・レイノルズと豪華な配役も、ラスボス役ドミニク・パーセルの起用はミスマッチだった。オープニングから序盤シーンがピークの出来で、中盤からラストまではシリーズ最低最悪だった。ブレイドがおっさんにしか見えなかったり、ライアン・レイノルズの下ネタトークが無駄に長いし、役にあってない。
アビゲイル役のジェシカ・ピールが主人公のような活躍と強さがあり、後半になるとそれもなんかずれてる感があり、不満が残る最終作だった。
シリーズを通して映像や演出のクールさが、今作は感じることができなかった。アビゲイルの登場シーンだけやけに凝っていてそれは悪くなかったんだけど、肝心のブレイドが。。。。悪役が冴えないと物語も主人公も冴えなくなる典型になった映画だと思う。
ブレイド3 あらすじ(ネタバレ)
シリアの砂漠、一群のヴァンパイアたちが彼らの始祖ドレイク(ドラキュラ)を復活させるため、古代遺跡へ向かっていた。半年後。ヴァンパイアハンターであるブレイドはヴァンパイアの罠にはまり、彼らの手下である人間を射殺、その模様を全国に放映される。連続殺人鬼として指名手配され、FBIによって逮捕されたブレイドだが、突如として現れた男女に救出される。ブレイドを救ったのは、ウィスラーの娘アビゲイルと、かつて自分をヴァンパイアにした女ボスのダニカ・タロスに復讐心を燃やすハンニバル・キング。見事脱出を果たした3人は、湾にたたずむ廃墟へと向かう。そこにはナイトウォーカーと呼ばれる人間のヴァンパイア・ハンターたちが最新鋭の武器の開発を行い、盲目の科学者サマーソルドがヴァンパイアを撲滅するウィルスを研究していた。ここでブレイドは、半年前にシリア砂漠のピラミッドから、ヴァンパイアの始祖ドレイクが甦ったという衝撃の事実を告げられる。そんな中、ブレイドとアビゲイルは、脳死状態で血液を採取されている人間たちが保管されている倉庫を訪れた。しかも彼らの不在時に突如廃墟に現われたドレイクによって、仲間たちは皆殺しにされ、ハンニバル・キングはサマーソルドの愛娘と共に捕らえられてしまった。ヴァンパイアたちに怒りを燃やすブレイドとアビゲイルは、サマーソルドが研究していたウィルスを手に入れる。このウィルスが完全な機能を果たせば、人間とヴァンパイアの混血であるブレイドも命を落とす可能性があるが、それでも彼とアビゲイル、そしてハンニバル・キングは、それぞれの戦いに挑む。そして見事、3人はドレイクとダニカ・タロスを倒すのだった。
ブレイド3 スタッフ
監督:デヴィッド・S・ゴイヤー
製作:デヴィッド・S・ゴイヤー,リン・ハリス,ウェズリー・スナイプス
製作総指揮:アヴィ・アラッド,トビー・エメリッヒ,スタン・リー
原作:マーヴ・ウォルフマン,ジーン・コーラン
脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー
音楽:ラミン・ジャヴァディ,RZA
撮影:ガブリエル・ベリスタイン
編集:ハワード・イー・スミス,コンラッド・スマート
製作会社:ニュー・ライン・シネマ,マーベル・エンタープライゼズ
配給:ニュー・ライン・シネマ,角川ヘラルド・ピクチャーズ
ブレイド3 キャスト
ブレイド:ウェズリー・スナイプス
ウィスラー:クリス・クリストファーソン
ドレイク:ドミニク・パーセル
アビゲイル:ジェシカ・ビール
ハンニバル・キング:ライアン・レイノルズ
ダニカ:パーカー・ポージー
サマーソルド:ナターシャ・リオン
グリムウッド:トリプルH
レイ・カンバーランド特別捜査官:ジェームズ・レマー
エドガー・バンス博士:ジョン・マイケル・ヒキンズ
マーティン・ブリード本部長:マーク・ベリー
アシャー・タロス:カラム・キース・レニー
FBIウィルソン・ヘイリー:マイケル・アンソニー・ローリンズ
ヘッジス:パットン・オズワルト
デックス:ロン・セルモア
コールダー:クリストファー・ハイアーダール
ベントレー・タイトル:エリック・ボゴシアン