奥さまは魔女は、2005年公開のアメリカ合衆国の映画。普通の恋を叶えたいという夢を抱いて人間界に舞い降りてきた魔女を描くラヴ・コメディ。64~72年放送の人気テレビシリーズ『奥さまは魔女』を題材にしたオリジナル・ストーリー。ただし、テレビシリーズのリメイクではなく、そのリメイクを演じる俳優を主役にした作品である。監督・製作・脚本は「めぐり逢えたら」のノーラ・エフロン。
奥さまは魔女 映画批評・評価・考察
奥さまは魔女(原題:Bewitched)
脚本:30点
演技・演出:17点
撮影・美術:17点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計80点
エリザベス・モンゴメリーが人間の男性と結婚する魔女サマンサを好演し、日本でも大人気のドラマだった「奥さまは魔女」。このリメイク映画版でははまり役のトップスターのニコール・キッドマンが原典のサマンサにあたるヒロイン、イザベル役に。本物の魔女が「奥さまは魔女」のリメイクドラマに主演するというひねった設定を通じてアメリカTV界の舞台裏をパロディにするなど、ユーモアを満載しています。個性派男優ウィル・フェレル、ベテランのシャーリー・マクレーンとマイケル・ケインなど共演陣も充実しています。監督は「恋人たちの予感」「めぐり逢えたら」のノーラ・エフロン。
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奥さまは魔女 あらすじ(ネタバレ)
ロサンゼルス。魔女のイザベル・ビグロー(ニコール・キッドマン)が、魔法を使わないで恋を見つけるために人間の世界に舞い降りてきた。彼女の父ナイジェル(マイケル・ケイン)の心配をよそに、一人暮らしを始めたイザベルだが、中々思い通りに事が進まない彼女の前に一人の男性が現われた。いまは落ち目の元トップスター俳優、ジャック・ワイヤット(ウィル・フェレル)だ。
テレビドラマ『奥さまは魔女』のダーリン役で復活を図りたい彼は、自分を目立たさせる奥さま役として、無名の新人女優を探していた。そこで白羽の矢が立ったのがイザベル。彼女はサマンサ役で出演することに決めるが、やがて撮影現場での自分勝手なジャックの態度に怒りを募らせる。だがイザベルが自分の思いをジャックにぶつけると、彼は考えを改めた。そしてドラマの中で演じている、人間と魔女という壁を超えて愛し合う夫婦のように、母親役のアイリス(シャーリー・マクレーン)に反対されながらも、2人は私生活でも恋に落ちていった。
しかしイザベルは魔女であることを隠していた。やがてその秘密に耐えられなくなった彼女は、ジャックに告白。目の前で魔法を見せられた彼はショックを受け、イザベルから離れていった。
だがやはり彼女のことを忘れられないジャックは、イザベルのもとに駆けつけてプロポーズ。それから6カ月後、結婚した2人は新居に引っ越すのだった。
奥さまは魔女 スタッフ
監督:ノーラ・エフロン
脚本:ノーラ・エフロン,デリア・エフロン,アダム・マッケイ
製作:ペニー・マーシャル,ノーラ・エフロン,ダグラス・ウィック,ルーシー・フィッシャー
製作総指揮:ジェームズ・W・スコッチドポール,スティーヴン・H・バーマン,ボビー・コーエン
音楽:ジョージ・フェントン
撮影:ジョン・リンドリー
編集:スティーヴン・A・ロッター,ティア・ノーラン
配給:SPE/コロンビア ピクチャーズ
奥さまは魔女 キャスト
イザベル・ビグロー(劇中劇サマンサ役):ニコール・キッドマン
ジャック・ワイアット(劇中劇ダーリン役):ウィル・フェレル
アイリス(劇中劇エンドラ役):シャーリー・マクレーン
ナイジェル・ビグロー:マイケル・ケイン
リッチー:ジェイソン・シュワルツマン
マリア・ケリー:クリスティン・チェノウェス
ニーナ:ヘザー・バーンズ
ラリー:ジム・ターナー
スチュ・ロビソン:スティーヴン・コルベア
ジム・フィールズ:デヴィッド・アラン・グリア
ジョーイ・プロップス:マイケル・バダルコ
クララ伯母さん:キャロル・シェリー
アーサー伯父さん:スティーヴ・カレル
シーラ・ワイアット:ケイティ・フィナーラン
本人役:ジェームズ・リプトン