世界侵略: ロサンゼルス決戦は、2011年公開のアメリカ合衆国の映画。ロサンゼルスに襲来した地球外生命体の軍勢にアメリカ海兵隊が立ち向かうアクション映画。日本の宣伝キャッチコピーは「それでも人類は戦うのか。」「映画史に残る2時間ノンストップの銃撃接近戦!」「戦うしか、選択肢はない。」
世界侵略: ロサンゼルス決戦 映画批評・評価・考察
世界侵略: ロサンゼルス決戦(原題:Battle: Los Angeles)
脚本:30点
演技・演出:17点
撮影・美術:16点
編集:10点
音響・音楽:7点
合計80点
宇宙人侵略もの映画といえば、大規模な世界観と派手な破壊映像を見せつける作品が多い中、今作品は1小隊の任務と戦闘をリアルに描写した作品です。とてもスリリングで見事なカメラワークと編集で映画のテンポが良いのでサクっと気持ちよく見れます。このサクサク感がなぜ批評家から酷評されていますが、エンタメとして素晴らしいです。飽きることなく見終えれて、それなりのカタルシスも得られます。
監督のジョナサン・リーベスマンによると、本作は戦争映画のスタイルでエイリアン侵略を描くため、『ブラックホーク・ダウン』『プライベート・ライアン』『ユナイテッド93』からインスピレーションを得ているそうです。(製作の)モリッツによると本作は「ひとりの戦う海兵隊員の視点で見た世界侵略」に焦点を当てており、脚本のリアリティ(現実味)にこだわったといい「もしエイリアンが侵略してきたら、本当はいったい何が起きるだろう?」と問いかける作品なのだそうです。 リーベスマンはファルージャで戦う海兵隊のYouTube動画からインスピレーションを得ました。監督のリーベスマンは主演のエッカートにそのYoutube動画を見せ、この動画みたいに見える映画にしたい、と言ったそうです。 その結果ハンドヘルドカメラ・スタイルで撮影されました。
世界侵略: ロサンゼルス決戦 あらすじ
1942年2月25日、アメリカ・ロサンゼルス上空。アメリカ軍のレーダーが、発光しながら編隊を組む25機の飛行物体を捕捉する。しかし約1440弾の対空砲火を行うが、1機も撃墜することができなかった。当時、その模様はラジオで中継され、アメリカ西海岸はパニック状態に陥った。現在でも、この騒動の真相は明らかになっていない。その後、1965年にはアルゼンチン・ブエノスアイレスで空飛ぶ円盤が目撃され、1983年には韓国・ソウルに未知の光る物体が出現した。1991年にはイギリス・ロンドンにもそれらが現れた。しかし、彼らの目的はまだわからなかった。そして2011年、これまで世界各地で目撃されてきたUFO事件を通して人間を観察してきたエイリアンたちは、ついに地球侵略を開始する。彼らの侵略の最初の地であり、最後の砦となったロサンゼルスを守るため、マイケル・ナンツ曹長(アーロン・エッカート)率いる海兵隊は、壮絶な市街戦を繰り広げる。
世界侵略: ロサンゼルス決戦 スタッフ
監督:ジョナサン・リーベスマン
脚本:クリストファー・バートリニー
製作:ジェフリー・チャーノフ,ニール・H・モリッツ
製作総指揮:デヴィッド・グリーンブラット,オリ・マーマー
音楽:ブライアン・タイラー
撮影:ルーカス・エトリン
編集:クリスチャン・ワグナー
製作会社:レラティビティ・メディア,オリジナル・フィルム
配給:コロンビア ピクチャーズ,ソニー・ピクチャーズ
世界侵略: ロサンゼルス決戦 キャスト
マイケル・ナンツ二等軍曹:アーロン・エッカート
本作の主人公。某作戦で部下4名(ロケット伍長の兄を含む)を戦死させてしまった過去があり、その心の傷をひきずり実戦を避けて教官になっている。軍を辞めようとしており、地球外生物来襲の前日に「除隊願い」も受理されていたが、地球外生物が来襲し緊急招集がかかり、マルチネス少尉の小隊に編入され任務に赴く。
エレナ・サントス空軍技能軍曹:ミシェル・ロドリゲス
攻撃計画を作る情報収集のため戦闘地帯を調査していたが、敵襲を受けて所属部隊が四散して任務に失敗。警察署に向かっていたマルチネス少尉の小隊に合流する。
ウィリアム・マルティネス少尉:ラモン・ロドリゲス
第1海兵師団第5海兵連隊第2大隊(2/5)エコー中隊第1小隊の指揮官。士官学校を首席で卒業し、任官1ヶ月目。今回が実戦初出動。身重の妻がいる。
ミッシェル:ブリジット・モイナハン
ケヴィン・ハリス伍長:ニーヨ
ジョー・リンコン:マイケル・ペーニャ
ピーター・カーンズ上等兵:ジム・パラック
ジェイソン・ロケット伍長:コリー・ハードリクト
スティーブン・モトウラ上等兵:ジェームズ・ヒロユキ・リャオ
ショーン・レニハン一等兵:ノエル・フィッシャー
リー・イムレイ伍長:ウィル・ロスハー
ゲレロ上等兵:ニール・ブラウン・Jr
ニック・スタヴロー伍長:ジーノ・アンソニー・ペシ
カーステン:ジョーイ・キング
スコット・グレイストン伍長:ルーカス・ティル
アドゥクゥ(ドク)海軍衛生下士官:アデトクンボー・マコーマック
メジャー軍曹:ジェームス・D・デヴァー