BALLAD 名もなき恋のうたは、2009年公開の日本映画。アニメ映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』を原案とした作品で、主演の草彅剛が演じる武士と新垣結衣が演じる姫のラブストーリーを実写化した。タイムスリップしてきた一家中心だった原案に対し本作は戦国時代を中心に描いている。本作では合戦時に出血する場面が無いが、これは山崎の「子供にも見てほしい」という思いからである。
BALLAD 名もなき恋のうた 映画批評・評価・考察
BALLAD 名もなき恋のうた
脚本:30点
演技・演出:10点
撮影・美術:18点
編集:7点
音響・音楽:8点
合計73点
山崎貴監督は、VFX担当者としては優秀だと思いますが、監督としての総合演出力はかなり下手だと思います。樋口真嗣監督と似たもの同士(突出した才能があるのに、なぜかうまくいかない。)かもしれない。
この映画全般的にツッコミどころは満載過ぎるものの、親子揃って見に行く映画としては悪くない作品だと思います。※採点が甘い理由。
ラストは、伏線があるのは良いとしても、唐突過ぎて、なっなんでだよ?と強く感じてしまう。大沢たかおの演技は素晴らしいんですが、草なぎを含めて少年との絡みがある俳優は揃って下手でした。
この映画の功績は、ガッキーのお姫様姿をフィルムに残した事だ。ということで僕はDVDで保管してます。
BALLAD 名もなき恋のうた あらすじ
戦国時代の天正二年(1574年)、命を懸けて春日の国の姫君「廉」(演:新垣結衣)を守り続け、その強さから「鬼の井尻」の異名を取る「井尻又兵衛」(演:草彅剛)という一人の侍がいた。
ある戦の日、一人の不思議な少年の出現により、又兵衛は命を救われる。未来から来たという命の恩人「川上真一」(演:武井証)と又兵衛は一緒に過ごす中、徐々に絆を深めていく。
一方、春日の国では大きな難題が持ち上がっていた。廉姫の美しさに目をとめた強国の主、大倉井高虎(演:大沢たかお)が婚儀を申し入れてきたのだ。
そんな中、行方知らずとなった息子を探していた真一の両親である美佐子(演:夏川結衣)と暁(演:筒井道隆)も、大きなクヌギの木の下で見付けた真一の手紙をきっかけに又兵衛のいる時代へとタイムスリップしてくる。
すれ違ってばかりだった又兵衛と廉姫は、川上一家の存在に影響されて自分の気持ちに素直になり始めたものの、時の流れは春日の国の存亡の懸った戦いへと向かっていくであった。
BALLAD 名もなき恋のうた スタッフ
監督・脚本・VFX:山崎貴
原案:映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』(原作:臼井儀人/監督・脚本:原恵一)
音楽:佐藤直紀
脚本協力:佐藤嗣麻子、水島努
撮影:柴崎幸三
照明:水野研一
録音:鶴巻仁
美術:上條安里
装飾:龍田哲児、中澤正英
編集:宮島竜治
衣装デザイン:黒澤和子
音響効果:柴崎憲治
助監督:山本透
殺陣:中瀬博文
操演:宇田川幸夫
VFX works:白組、Fude、PAGODA、MOZOO、SPICE
ロケ協力:千葉県フィルムコミッション、鴨川市、阿蘇市 ほか
デジタル・インターミディエイト:IMAGICA
エグゼクティブプロデューサー:阿部秀司、梅澤道彦
プロデューサー:安藤親広、松井俊之
アソシエイトプロデューサー:小出真佐樹、小久保聡
配給:東宝
企画・制作プロダクション:ROBOT
製作幹事(共同):テレビ朝日、ROBOT
製作:『BALLAD 名もなき恋のうた』製作委員会(テレビ朝日、ROBOT、東宝、ジェイ・ドリーム、電通、ADK、レプロエンタテインメント、シンエイ動画、双葉社、小学館、白組、朝日放送、メ〜テレ)
製作協力:北海道テレビ放送、青森朝日放送、岩手朝日テレビ、東日本放送、秋田朝日放送、山形テレビ、福島放送、新潟テレビ21、長野朝日放送、北陸朝日放送、静岡朝日テレビ、広島ホームテレビ、山口朝日放送、瀬戸内海放送、愛媛朝日テレビ、九州朝日放送、長崎文化放送、熊本朝日放送、大分朝日放送、鹿児島放送、琉球朝日放送(以上、ANN21社)
BALLAD 名もなき恋のうた キャスト
井尻又兵衛:草彅剛(SMAP)
廉姫:新垣結衣
川上真一:武井証
川上美佐子:夏川結衣
川上暁:筒井道隆
仁右衛門:吹越満
お里:斉藤由貴(特別出演)
文四郎:吉武怜朗
彦蔵:波岡一喜
儀助:菅田俊
吉乃:香川京子
安長:小澤征悦
康綱:中村敦夫
大倉井高虎:大沢たかお
真一のガールフレンド:寺本純菜
織本順吉、油井昌由樹、綾田俊樹、矢柴俊博、飯田基祐、坂本長利、森永健司、野元学二、平田康之、鳥木元博、大滝明利 ほか