アサルト13 要塞警察(あさると13ようさいけいさつ)は、2005年公開のアメリカ合衆国・フランス合作映画。巨匠・ジョン・カーペンターの出世作「要塞警察」を、リメイクして現代に蘇らせたアクション映画。監督はフランスの若き鬼才監督・ジャン=フランソワ・リシェ。迫りくる悪と戦うローニック巡査部長にはイーサン・ホークが扮している。そして彼と共闘する悪の大物を演じるのはローレンス・フィッシュバーン。
アサルト13 要塞警察 映画批評・評価・考察
アサルト13 要塞警察(原題: Assault on Precinct 13)
脚本:34点
演技・演出:17点
撮影・美術:16点
編集:6点
音響・音楽:7点
合計80点
リメイク物は失敗作が多い中、今作は成功だと思える出来栄えです。キャストが良いので人間ドラマが秀逸でアクション映画でありながらドラマ性が見所かと思います。イーサン・ホーク、ローレンス・フィッシュバーン、ジョン・レイグザモ、ガブリエル・バーンと好きな俳優が多くて嬉しい。
アサルト13 要塞警察 あらすじ(ネタバレ)
麻薬取引の潜入捜査をしていたローニック(イーサン・ホーク)は正体を見破られ、銃撃戦で仲間を二人失ってしまった。それから8ヶ月。ローニックはデトロイトで最も古い13分署で内勤についていた。警察の女性心理カウンセラー・アレックスは、ローニックが事件のショックから立ち直っていないことを見破っていた。大雪の降る大晦日。ローニックと古株のジャスパー、そして警察秘書のアイリスは、署で新年を迎えようとしていた。そこにアレックスもやってきた。一方、警官殺しの現行犯で逮捕された暗黒街の大物・ビショップ(ローレンス・フィッシュバーン)や他の犯罪者を乗せた護送車が、13分署に緊急避難することになった。すると、ビショップの子分と思われる者たちが署を襲ってきた。知らぬ間に武装した人間たちが周りを包囲している。電波も通じない。助けを求めて外に飛び出したローニックは脱出に失敗するが、包囲しているのが実は警官たちであることを知る。警察の汚職と深く関わっていたビショップが裁判で証言するのを防ぐため、ビショップを殺そうとしているのだ。それを知った以上、他の者も皆殺しにされる。ローニックはビショップや犯罪者たちにも協力を求め、生き残るために共闘を始めた。犯罪者と警官、お互いに反発を感じながらも共に戦う一同。しかし犠牲者は増えるばかりだ。やがてジャスパーのアイディアで一同は下水道から逃げ出すが、敵に包囲されてしまう。ジャスパーが裏切ったのだった。しかしビショップの咄嗟の機転で一同はその場から逃げ出すことに成功する。森の中での追跡。ついにビショップは黒幕のデュバルに捕われ、殺されそうになる。それを救ったのはローニックだった。自ら撃たれながらもデュバルを射殺したのだ。ローニックとお互い友情を感じ合いながらも森の彼方へと逃亡していくビショップ。やがて救助されたローニックだが、ビショップの行方については何も語らなかった。
アサルト13 要塞警察 スタッフ
監督:ジャン=フランソワ・リシェ
脚本:ジェームズ・デモナコ,ジョン・カーペンター(オリジナル)
製作:パスカル・コシュトゥー,ジェフリー・シルヴァー,ステファーヌ・スペリ
製作総指揮:ドン・カーモディ,ジョセフ・カウフマン,セバスチャン・クルト・ルメルシエ
音楽:グレーム・レヴェル
撮影:ロバート・ギャンツ
編集:ビル・パンコウ
配給:ローグ・ピクチャーズ,角川ヘラルド・ピクチャーズ
アサルト13 要塞警察 キャスト
ジェイク・ローニック巡査部長:イーサン・ホーク
マリオン・ビショップ:ローレンス・フィッシュバーン
マーカス・デュヴァル警部:ガブリエル・バーン
アレックス・サビアン医師:マリア・ベロ
アイリス・フェリー:ドレア・ド・マッテオ
ベック:ジョン・レグイザモ
ジャスパー・オーシェア巡査部長:ブライアン・デネヒー
スマイリー:ジェフリー・“ジャ・ルール”・アトキンス
アンナ:アイシャ・ハインズ
ケヴィン・キャプラ:マット・クレイヴン
ローゼン:キム・コーツ
ギル:ドリアン・ヘアウッド
マイク・カハネ:カリー・グレアム
ミロス:タイタス・ウェリヴァー