アナコンダは、1997年公開のアメリカ合衆国の映画。南米アマゾンの奥地に潜む巨大な人食い蛇の恐怖を描いた秘境パニック冒険映画。「アビス」「フリー・ウィリー」など“水もの”を多く手掛けてきたウォルト・コンティのアニマトロニック効果と、「スピード」「コンタクト」のソニー・ピクチャーズ・イメージワークスによるCGIが融合した見事なSFXが見どころ。監督は「山猫は眠らない」など3本のジャングル映画を撮ったルイス・ロッサ。
アナコンダ 映画批評・評価・考察
アナコンダ(原題:Anaconda)
脚本:28点
演技・演出:16点
撮影・美術:15点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計73点
全米公開当時、ナンバーワンヒットを記録した、戦慄の動物パニックスリラー。主演は人気歌手で女優のジェニファー・ロペス。脇を固めるのは「ストレイト・アウタ・コンプトン」の製作陣に名を連ね、「スリーキングス」等の作品に出演するアイス・キューブ。そしてアカデミー賞受賞俳優のジョン・ヴォイト! !ヴォイトが演じる、不気味なアナコンダハンターも怖いと当時評判になりました。
“ヘビ版「ジョーズ」”を思わせる作風ですが、アナコンダの俊敏な動きをCGやアニマトロニクスなど、当時の最新映像技術で描き、リアルな味付けがたっぷり、心臓直撃のノンストップスリラーに仕上がっています。
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アナコンダ あらすじ(ネタバレ)
伝説のインディオ、シリシャマ族を求めてアマゾンに来た若き文化人類学者ケイル(エリック・ストルツ)と、その恋人で女性記録映画作家のテリー(ジェニファー・ロペス)率いる撮影隊は、カメラマンのダニー(アイス・キューブ)、録音技師ゲアリー(オーウェン・ウィルソン)、彼の恋人でプロダクション・マネジャーのデニス(カリ・ウーラー)、リポーターのウエストリッジ(ジョナサン・ハイド)、そして現地人ガイドのマテオ(ヴィンセント・カステラノス)の7人編成。探索の途中、一行は蛇の密猟をしているという謎の男サローン(ジョン・ヴォイド)を助ける。シリシャマ族の見たという彼は、案内してもよいと言う。数日後、ケイルが猛毒の蜂の襲われ、意識不明の重体に。一刻の早く病院に連れていくため、船はサローンが近道だと言った支流入るが、行く手には人工の柵が阻んでいた。サローンはダイナマイトで柵を爆破するが、衝撃で燃料タンクの大半が川に没し、夥しい数の蛇が降り注いだ。ジャングルの知識に長けた彼は、次第にほかのクルーを制圧下に置く。彼の目的は全長14mにも達する幻のアナコンダの捕獲にあった。やがて、マテオがアナコンダの最初の犠牲者となった。その夜、サローンの仕掛けた罠にかかったアナコンダがついに姿を現した。怪物はゲアリーを餌食にすると悠々水中に姿を消した。身の危険を感じたテリーらは、サローンの隙を突いて縛りあげることに成功する。だが、それも束の間、滝の近くに差しかかったところで船が座礁。そこへアナコンダが再び出現し、ウェストリッジがアナコンダの犠牲となった。一方、デニスを殺して自由になったサローンはダニーも襲うが、意識を取り戻したケイルが発射した痲酔銃で水中に没した。帰路に製材所を発見したテリーたちは燃料を求めて上陸するが、そこにはサローンが待ち伏せていた。テリーとダニーを縛り上げた彼は、2人を餌にアナコンダをおびき寄せる。だが、怪物のパワーは想像以上で、サローンも食われてしまった。テリーとダニーは必死に逃げ、ついにアナコンダを煙突ごと爆破して倒した。一行は帰路、シリシャマ族と遭遇した。
アナコンダ スタッフ
監督:ルイス・ロッサ
脚本:ハンス・バウアー
製作:ヴァーナ・ハラー
音楽:ランディ・エデルマン
撮影:ビル・バトラー
編集:マイケル・R・ミラー
配給:ソニー・ピクチャーズ
アナコンダ キャスト
テリー・フロレス:ジェニファー・ロペス
ダニー・リッチ:アイス・キューブ
ポール・サローン:ジョン・ヴォイト
スティーヴン・ケイル:エリック・ストルツ
ウォーレン・ウエストリッジ:ジョナサン・ハイド
ゲアリー・ディクソン:オーウェン・ウィルソン
デニス・カルバーグ:カリ・ウーラー
マテオ:ヴィンセント・カステラノス
密猟者:ダニー・トレホ
アナコンダの声(効果音):フランク・ウェルカー,ゲイリー・ヘッカー