スポンサーリンク

オールウェイズ|「いつまでも君を愛している」最後の言葉を伝えるために、彼は戻ってきた―――

映画 オールウェイズ
この記事は約4分で読めます。

オールウェイズは、1989年公開のアメリカ合衆国の映画。仕事中に死んだ森林火災消火隊員が、なおも恋人を見守り続ける姿を描くファンタジー・ドラマ。日本公開時のキャッチコピーは、いつまでも–あなたの心に。スピルバーグ監督が 10年もの間、暖めてきた 愛の名作が ついに誕生しました。

オールウェイズ 映画批評・評価・考察


オールウェイズ(原題: Always)

脚本:27点
演技・演出:16点
撮影・美術:16点
編集:7点
音響・音楽:8点
合計74点

スピルバーグの監督作品の中では、公開当時からあまり話題にならなかった作品になります。この映画と似たストーリーで翌年に公開された『ゴースト/ニューヨークの幻』は大ヒットしましたが、残念ながら今作はヒットしていません。ヘップバーンが出演するなど話題性はありましたし、スピルバーグの名前でヒットすると言われた時代ですので以外な結果です。1989年といえば、バブルが崩壊し、日本経済の黄金期の終焉の年でした。愛をテーマにした今作を観た人は癒されたかもしれませんが、そもそも劇場に観に行く余裕がなかったのかもしれません。

監督のスティーヴン・スピルバーグは、この映画を「これは命と愛についての物語だ。そして、恋人を失っても、愛は繋がっている様を描いた物語だ。2つの世界、つまり現世と永遠の世界にまたがるロマンス。失った恋人の姿を見ることもできないが、肩越しにいて心を通わすというアイディアに僕は何か特別なものを感じたんだ」と語りました。


今作品はAmazonプライムで見ました。
amazonプライム・ビデオ

オールウェイズ あらすじ(ネタバレ)

無茶な飛行でいつも周囲をはらはらさせている森林火災の消火隊員ピート(リチャード・ドレイファス)を恋人に持つドリンダ(ポリー・ハンター)は、誕生日にピートからドレスとハイヒールをプレゼントされた夜、消火飛行のパイロットになりたい、と言い出した。許さないピートに彼女は、友人のアル(ジョン・グッドマン)から聞かされていたパイロット養成学校の教官になるよう頼む。死と背中合わせの仕事を続けるピートを心配したドリンダの心を察した彼は、それを約束する。ところが非番の日に起きた山火事の出勤を命じられたピートは、ドリンダの制止も聞かず飛行機に乗り込み、エンジンに火のついたアルの飛行機を鎮火させようとして逆に爆死してしまうのだった。天国でピーターはハップ(オードリー・ヘップバーン)という天使と出会い、パイロットに彼の霊感を与えるように言われる。こうしてピートは、アルが所長をすることになった養成学校の生徒テッド・ベイカー(ブラッド・ジョンソン)にアドバイスを与えることになるのだった。一方、ピートと死別した悲しみから立ち直れないドリンダの姿を見かねたアルは、現実から逃げてはいけないと、養成学校に連れてゆく。ところがテッドは、昔ピートが送ったドレスを着たドリンダの姿を見て、彼女に一目惚れしていたことがあり、一方のドリンダも次第に彼に好意を寄せてゆく。苦しむピートにハップは愛する人に別れを告げた時、自由になれるのだ、と諭すのだった。やがてテッドも一人前のパイロットになった頃、山火事発生の知らせが届く。出勤しようとするテッドの姿を見たドリンダは、アルたちが止めるのも振り切って飛行機に乗り込む。そしてピートに見守られたドリンダは、無事使命を遂行するのだった。こうしてピートは、ドリンダから別れることができ、彼女はテッドとの愛を実らせるのだった。

オールウェイズ スタッフ

監督:スティーヴン・スピルバーグ
脚本:ジェリー・ベルソン
製作:スティーヴン・スピルバーグ,フランク・マーシャル,キャスリーン・ケネディ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
撮影:ミカエル・サロモン
編集:マイケル・カーン
製作会社:ユニバーサル・ピクチャーズ,ユナイテッド・アーティスツ,アンブリン・エンターテインメント
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ,UIP

オールウェイズ キャスト

ピート・サンディッチ:リチャード・ドレイファス
ドリンダ・ダーストン:ホリー・ハンター
アル・ヤッキー:ジョン・グッドマン
テッド・ベイカー:ブラッド・ジョンソン
ハップ:オードリー・ヘプバーン
デイヴ:ロバーツ・ブロッサム
パワーハウス:キース・デイヴィッド
ネイルズ:エド・ヴァン・ナイズ
レイチェル:マーグ・ヘルゲンバーガー
ドン(消火隊長):デイル・ダイ
アレックス:ブライアン・ヘイリー
チャーリー:ジェームズ・ラシュリー
グレイ:マイケル・スティーヴ・ジョーンズ

オールウェイズ 予告編・無料動画


amazonプライム・ビデオ