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エアフォース・ワン|合衆国大統領専用機《エアフォース・ワン》がテロリスト一味に乗っ取られ、自ら反撃を試みる合衆国大統領を描く

エアフォース・ワン
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エアフォース・ワンは、1997年公開のアメリカ合衆国の映画。“空飛ぶホワイトハウス”の異名を取る合衆国大統領専用機を舞台に、機をハイジャックしたテロリストたちに単身戦いを挑む大統領の活躍を描いたサスペンス・アクション。

エアフォース・ワン 映画批評・評価・考察


エアフォース・ワン(原題:Air Force One)

脚本:37点
演技・演出:18点
撮影・美術:18点
編集:10点
音響・音楽:8点
合計91点

“空飛ぶホワイトハウス”と呼ばれるエアフォース・ワンですが、内部でハイジャックが起きてもセキュリティーがしっかりしているがゆえ、外から対策を打てないかもしれないという着眼点がまずユニークでスリリングです。ボーイング747型(実物と同じ)を空飛ぶ密室に見立て、大統領(なんとベトナム戦争で活躍した経験がある設定)があの「ダイ・ハード」ばりに単身反撃していくのが大胆かつ痛快です。テロリストリーダー役のゲイリー・オールドマン、女性副大統領役のグレン・クロース(TV「ダメージ」)など実力派俳優が豪華競演。


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エアフォース・ワン あらすじ(ネタバレ)

ロシア政局の混乱の隙を突きカザフスタンに非合法なテロリスト政権を誕生させた超国家主義者ラデク(ユルケン・プロホノフ)は残忍な独裁者と化し、恐怖政治を断行。新生ロシアのイワン・ペトロフ大統領の協力要請の下、正義感に溢れる合衆国大統領ジェームズ・マーシャル(ハリソン・フォード)は特殊部隊を派遣し、ラテク逮捕を成功に導いていた。

ロシアで開かれた祝賀レセプションで力強いスピーチを行った彼は、大統領専用機<エアフォース・ワン>に乗り込んで帰国の途に就く。今回のロシア訪問には、ファースト・レディのグレース(ウェンディ・クルーソン)と12歳の娘アリス(リーセル・マシューズ)が同行しており、カルドウェル軍事顧問(ウィリアム・H・メイシー)ら馴染みのスタッフに加えて、6人のロシアのテレビ・クルーも搭乗した。

機か離陸すると、クルーたちは逮捕されたラテクの救出を企む狂信的なテロリストの正体を現した。ヴァレリー・コルシュノフ(ゲイリー・オールドマン)をリーダーとするテロリストたちは、機内に装備された武器を手に<エアフォース・ワン>を占拠。シークレット・サービスたちは大統領をパラシュート付きカプセルで脱出させようとするが、大切な家族とスタッフを危険にさらすことはできず、彼は脱出したと見せかけて密かに機内に潜伏した。

大統領本人を除く全員を人質にしたコルシュノフは、ホワイトハウスにラテクの釈放を要求。実現するまで、30分ごとに1人ずつ処刑すると通達してきた。機の進路をカザフスタンに変更させたコルシュノフは、脅迫どおりドハーティ国家安全保障会会議顧問(トム・エヴェレット)を、続いてミッチェル副報道官を射殺した。

主が不在のホワイトハウス司令室では、副大統領キャサリン・ベネット(グレン・クローズ)の指揮の下、ディーン国防長官(ディーン・ストックウェル)ら政府首脳による緊急会議が開かれた。ラデクがカザフスタンに戻ればペトロフ政権は崩壊し、そして恐るべき核テロリスト国家の照準は米国に向けられることは明らかだった。ベネットは、首脳陣の政治的思惑か渦巻く中、必死に解決策を模索する。

その頃、ヴェトナム戦争で優れた兵士だったマーシャル大統領は反撃を開始し、2人のテロリストを倒し、燃料の一部を投棄した。燃料補給のために機体が高度を下げれば、人質をパラシュートで脱出させる作戦たった。マーシャルは何とかホワイトハウスとの電話連絡に成功、彼の生命を確認したホワイトハウスはにわかに活気つく。たが、コルシュノフはマーシャルの存在に気づいてしまい、アリスの頭に銃口を突きつけ、マーシャルを燻り出した。

しかし、国家の正義と家族への愛にバネに、彼は不屈の闘志でテロリストに立ち向かう。機は一度はカザフタンに着陸するかに見えたが、マーシャルとベネットが派遣した特殊部隊の連携で緊急離陸。「俺の飛行機から出ていけ!」とコルシュコフを粉砕したマーシャルは、失速寸前の機から救出機に飛び移り、脱出に成功した。

エアフォース・ワン スタッフ

監督:ウォルフガング・ペーターゼン
脚本:アンドリュー・W・マーロウ
製作:ウォルフガング・ペーターゼン,ゲイル・カッツ,アーミアン・バーンスタイン,ジョン・シェスタック
製作総指揮:トーマス・A・ブリス,マーク・エイブラハム,デヴィッド・レスター
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
撮影:ミヒャエル・バルハウス
編集:リチャード・フランシス・ブルース
配給:コロンビア/SPE,ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン)

エアフォース・ワン キャスト

ジェームズ・マーシャル大統領:ハリソン・フォード
イワン・コルシュノフ:ゲイリー・オールドマン
グレース・マーシャル夫人:ウェンディ・クルーソン
アリス・マーシャル:リーゼル・マシューズ
ウォルター・ディーン国防長官:ディーン・ストックウェル
ノーマン・コールドウェル少佐:ウィリアム・H・メイシー
ロイド・シェパード首席補佐官:ポール・ギルフォイル
キャサリン・ベネット副大統領:グレン・クローズ
ギブス 大統領警護隊長:ザンダー・バークレー
イワン・ラデク将軍:ユルゲン・プロホノフ
メラニー・ミッチェル 報道官:ドナ・ブロック
ジャック・ドハーディ国家安全保障補佐官:トム・エヴェレット
ノースウッド統合参謀本部議長:ビル・スミトロヴィッチ
ペトロフ露大統領:アラン・ウォルフ
アンドレイ・コルチャーク:エリヤ・バスキン
クラシン:イリア・ヴォロック
トーマス・リー 大統領補佐官:スペンサー・ギャレット
ダニエル・アクセルロッド大佐:マイケル・レイ・ミラー
アーサー・イングラハムス中佐:カール・ワイントローブ
ブリッジーズ少佐:エレスター・ラッサム
ロバート・ジャクソン大佐(ホワイトハウス):リチャード・ドイル
ジャック・カールトン大佐(F15):ドン・R・マクマナス
レンスキー:レヴァニ・オウチャネイチヴィリ
ボリス・バジレフ:アンドリュー・ディヴォフ
イゴール・ネフスキー:デイヴィッド・ヴァディム
ウォルターズ警護官:グレン・モーシャワー
ジョンソン警護官:デイヴィッド・ジャノポウロス
その他の警護官:マリオ・ロバーツ
ケイス・ウォウラード
J・マーク・ドナルドソン
フリー・ハッチンソン
アンドリュー・ウォード司法長官:フィリップ・ベイカー・ホール
ホワイトハウスのオペレーター:ダイアナ・ベラミー
フィリップス 空軍整備主任:ブライアン・リビー
ラムスタイン基地の管制官(空軍少佐):トム・バリー

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