ビューティフル・マインドは、2001年公開のアメリカ合衆国の映画。実在の天才数学者、ジョン・フォーブス・ナッシュ・ジュニアをモデルにした主人公の数奇な運命を描く感動作。監督・製作は『アポロ13』『身代金』のロン・ハワード。第74回アカデミー賞では作品賞、監督賞、助演女優賞、脚色賞を受賞し、第59回ゴールデングローブ賞では作品賞(ドラマ部門)、脚本賞、主演男優賞、助演女優賞を受賞した。
ビューティフル・マインド 映画批評・評価・考察
ビューティフル・マインド(原題:A Beautiful Mind)
脚本:40点
演技・演出:20点
撮影・美術:20点
編集:10点
音響・音楽:10点
合計100点(満点)
統合失調症を患う人が、どのような世界に生きているのかを映像として表現されているのは興味深くもあり恐怖心も抱くものでした。作品全体としては夫婦愛を主軸に、愛の物語として見れます。
ゲーム理論とは、利害が一致しない相手がいる状況で、両者に利益をもたらす最適な行動を探るための考え方です。 代表的なモデルとして「囚人のジレンマ」が有名です。 状況を俯瞰的に見ることで構造や課題を知り、相手の行動が予測できます。 そして両者にとって最善の選択に近づくことができます。
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ビューティフル・マインド あらすじ(ネタバレ)
プリンストン大学大学院の数学科から優秀な成績でウィーラー研究所に進んだナッシュ(ラッセル・クロウ)は、周りに変人扱いされながらも数学の研究に没頭。彼は「この世の全てを支配できる理論を見つけ出したい」という願いを果たすため、一人研究に没頭していた。そんな彼の研究はついに実を結び、「ゲーム理論」という画期的な理論を発見する。
ある時、諜報員パーチャー(エド・ハリス)にソ連の暗号解読を依頼される。世界の危機を救うことに喜びを感じ、密かにスパイ活動を続けるナッシュ。そんな彼にとって講師の仕事はつまらないものだったが、聴講生のアリシア(ジェニファー・コネリー)と愛を交わすようになり、2人は結婚する。
結婚後も極秘でスパイの任務は続いていたが、プレッシャーは大きくなり、命の危険を感じる出来事も重なる。やがてナッシュは幻覚に悩まされるようになった。大学に勤めながらの、静かで長い闘いの日々。
そして彼は老人になり、思わぬノーベル賞の報せを受け取る。幻覚症状は治っていないものの、ナッシュは穏やかな心を手に入れており、受賞のあいさつで妻への感謝を述べるのだった。
ビューティフル・マインド スタッフ
監督:ロン・ハワード
脚本:アキヴァ・ゴールズマン
原作:シルヴィア・ネイサー
製作:ブライアン・グレイザー,ロン・ハワード
製作総指揮:カレン・ケーラ,トッド・ハロウェル
音楽:ジェームズ・ホーナー
主題歌:シャルロット・チャーチ「オール・ラヴ・キャン・ビー 奇跡の愛」
撮影:ロジャー・ディーキンス
編集:マイク・ヒル,ダニエル・P・ハンレイ
配給:ユニヴァーサル映画,ドリームワークス,UIP
ビューティフル・マインド キャスト
ジョン・ナッシュ:ラッセル・クロウ
ウィリアム・パーチャー:エド・ハリス
アリシア・ナッシュ:ジェニファー・コネリー
ローゼン医師:クリストファー・プラマー
チャールズ・ハーマン:ポール・ベタニー
リチャード・ソル:アダム・ゴールドバーグ
マーティン・ハンセン:ジョシュ・ルーカス
ベンダー:アンソニー・ラップ
エインズリー・ニールソン:ジェイソン・グレイ=スタンフォード
ヘリンジャー:ジャド・ハーシュ
トマス・キング:オースティン・ペンドルトン
マーシー:ヴィヴィアン・カードン