13日の金曜日 PART3は、1982年公開のアメリカ合衆国の映画。キャンプ地で若い男女を無差別的に惨殺した殺人鬼の恐怖を描いて大ヒットした「13日の金曜日」(79)の三作目。本作は、3D映画「13日の金曜日 PART3D」(“Friday the 13th Part 3D”)として1982年に劇場公開されており、カメラへ物が向かってくる演出が多用されている。殺人鬼ジェイソンは、被害者を歩いて追いかけそして追いついて殺害するという印象を持たれているが、前作・本作のジェイソンは全力疾走で追いかけてくる。また、ジェイソンの容姿が前作から変更され、ホッケーマスクをかぶった大男として設定されており、のちにこのホッケーマスクは彼のトレードマークとして知られるようになる。
13日の金曜日 PART3 映画批評・評価・考察
13日の金曜日 PART3(原題:FRIDAY THE 13TH PART III)
脚本:10点
演技・演出:5点
撮影・美術:12点
編集:7点
音響・音楽:6点
合計40点
3D映画用の撮影になると大雑把というか演出が極端になりすぎる感じが今作にも表れています。2作目同様に冒頭に前作の回想シーンが入っています。1作目、2作目に比べると格段に脚本が落ちてしまい、死に方・殺し方の演出に重点が置かれるようになっています。今作からホッケーマスクが着用され、体がごつく、怪力になっています。
13日の金曜日 PART3 あらすじ
前回の惨劇の翌日。ジェイソンの引き起こした猟奇的殺人事件の全容がニュースで語られる中、ブレアーズタウンのクリスタル湖付近にあるカフェを営む夫妻が何者かによって殺害される。そのまた翌日、クリスタル湖付近の前回の惨劇の起きたキャンプ場とは異なる別のキャンプ場に、数人の高校生達が訪れる。メンバーの一人であるクリスは、以前クリスタル湖付近で自分を襲った異形の顔の人物の悪夢に苛まれていた。 そして、高校生たちが向かったキャンプ場の納屋の中には、前回の惨劇より生き延びていたジェイソンが隠れ潜んでいた。
13日の金曜日 PART3 スタッフ
監督:スティーヴ・マイナー
脚本:マーティン・キトローザー,キャロル・ワトソン
製作:フランク・マンキューソ・ジュニア,トニー・ビショップピーター・シンドラー
音楽:ハリー・マンフレディーニ,マイケル・ゼイガー
撮影:ジェラルド・フェイル
編集:ジョージ・ヒヴリー
配給:パラマウント映画
13日の金曜日 PART3 キャスト
クリス:ダナ・キンメル
リック:ポール・クラッカ
シェリー:ラリー・ゼーナー
ヴェラ:キャスリン・パークス
アンディ:ジェフリー・ロジャース
デビー:トレイシー・サヴェージ
チャック:デヴィッド・カティムス
チリ:レイチェル・ハワード
アリ:ニック・サヴェージ
ロコ:ケヴィン・オブライエン
フォックス:グロリア・チャールズ
ハロルド:スティーヴ・サスキンド
エドナ:シェリ・モーガンズ
ジェイソン:リチャード・ブルッカー