KARATE KILL カラテ・キルは、2016年公開の日本映画。最愛の妹を救うため単身アメリカへと乗り込む日本人空手家の活躍を描いた空手アクション映画。監督はロサンゼルス在住の日本人映画監督・光武蔵人。日本公開時のタイトルは『KARATE KILL カラテ・キル』。プロデューサーの久保がゆうばり映画祭で出会った『女体銃 ガン・ウーマン』監督の光武、琉球空手をベースにしたアクション俳優のハヤテと意気投合し企画がスタート。琉球空手の手(ティー)を主眼に置いたアクション映画はなかったため、目突きと関節蹴りと金的しかやらない空手で戦いを進めていけば面白いものになると判断したという。
KARATE KILL カラテ・キル 映画批評・評価・考察
KARATE KILL
脚本:25点
演技・演出:18点
撮影・美術:16点
編集:9点
音響・音楽:7点
合計75点
これはおもしろい!かつての千葉真一主演作とタランティーノやロドリゲスのような演出が冴えているセンスの良い映画でした。主演のハヤテ、素晴らしいアクションです。個人的には北村龍平の『ヴァーサス』以来の衝撃というか、低予算ながら圧倒的演出力と肉弾アクションで凄い映画を撮ったなって感じです。
興行的にアジアで名前が知られている紗倉まなを起用し、随所にポロリを散りばめたところは、サービスショットなんでしょうけど、もうひとりのヒロインである亜沙美は演技力があるのでこの映画に合っているんですが、紗倉まなの演技力は微妙というしかないです。ムチムチ感を感じる映像はいいですがw
今作は、ハヤテのアクションを堪能する映画だと思うので、殺陣(タテ)を見ている時はカラテ・キルを叫んでみるとより面白い映画になるかもしれません。
KARATE KILL カラテ・キル あらすじ
寡黙でストイックな男・ケンジは過酷なバイトを掛け持ちしながら、ロサンゼルスに留学した妹のマユミに学費を送金していた。ある日、マユミと一切の連絡が取れなくなり、不安を感じたケンジはアメリカへと飛ぶ。そしてケンジは、テキサス州エルパソ郊外の辺境にある謎の組織で、本物の拷問や強姦、殺人をインターネット配信している「キャピタル・メサイア」にマユミが捕らえられていることを知る。「空手で強くなって、絶対にマユミを守ってやる」と子どもの頃に誓った約束を胸に、ケンジは殺人空手を繰り出し、カルト集団に立ち向かっていく。
KARATE KILL カラテ・キル スタッフ
監督:光武蔵人
脚本:光武蔵人
音楽:ディーン・ハラダ
撮影:今井俊之
編集:サム・K・ヤノ
製作会社:マメゾウピクチャーズ
配給:マメゾウピクチャーズ
KARATE KILL カラテ・キル キャスト
ケンジ:ハヤテ
マユミ:紗倉まな
ケイコ:亜紗美
バンデンスキー:カーク・ガイガー
店長:鎌田規昭
シモーナ:カタリナ・リー・ウォーターズ
ベニング:トム・ボス
日本人青年:北村昭博
剣豪:デヴィッド・サクライ
先輩店員:加藤雅也
仁科貴
岡村洋一