ミュージアムは、2016年公開の日本映画。雨の日に現れ、次々と猟奇殺人を繰り広げる謎のカエル男と、カエル男に妻子を狙われた警視庁捜査一課巡査部長・沢村を描くサスペンスホラー。WOWOW開局25周年記念作品。過激な描写と緊迫のストーリー展開で人気を博す巴亮介の人気サイコスリラー漫画を、これが初タッグとなる小栗旬主演×大友啓史監督により実写映画化。主人公・沢村役の小栗、沢村の妻を演じる尾野真千子はじめ、野村周平、大森南朋ら豪華キャストが共演。
ミュージアム 映画批評・評価・考察
ミュージアム
脚本:25点
演技・演出:16点
撮影・美術:15点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計71点
世界観というか主人公や悪役の設定は良いと思うし、最後まで見ていられる編集や演技力は素晴らしかったと思います。ただし、脚本は良い部分もありましたが、カエル男の動機があまりにも幼稚過ぎたり、演出がどこかで見た殺人シーンだったり、最終的に中途半端な悪人像ができあがってしまい、カエル男演じる妻夫木聡の新境地を褒めたいものの、やはり中途半端なクライマックスがすべてを台無しにした感があります。小栗旬の主演作では一番魅力的に映りましたし、大友啓史監督はやはり総合力が整った監督だと思えました。今後も期待しています。
ミュージアム あらすじ
残忍な猟奇殺人事件が続発。事件はいずれも雨の日に起きており、現場には謎のメモが残され、死体はどれも見られることが念頭に置かれているようだった。犯人として浮かび上がってきたのは、カエルのマスクを被り殺人アーティストを名乗るカエル男。捜査を進めるうちに沢村刑事(小栗旬)は事件の関連性に気付くが、犯人の次の狙いに驚愕する。犯人を追う沢村刑事は、いつしか追い詰められていく……。
ミュージアム スタッフ
原作 – 巴亮介『ミュージアム』(講談社「週刊ヤングマガジン」刊)
監督 – 大友啓史
脚本 – 高橋泉,藤井清美,大友啓史
音楽 – 岩代太郎
選曲 – 石井和之
製作 – ミラード・エル・オゥクス,大村英治,井上肇,古川公平,下田淳行,牧田英之,荒波修,髙橋誠,江守徹
エグゼクティブプロデューサー – 小岩井宏悦,青木竹彦
プロデューサー – 下田淳行,下枝奨
撮影 – 山本英夫(J.S.C.)
Bキャメラ – 佐藤有
照明 – 小野晃
録音 – 益子宏明
美術 – 磯見俊裕
セットデザイナー – 将多
装飾 – 渡辺大智
衣裳デザイン・キャラクターデザイン – 澤田石和寛
ヘアメイクデザイン – ShinYa
特殊メイク・造形デザイン – 百武朋
編集 – 今井剛
VFXスーパーバイザー – 小坂一順
スーパーヴァイジングサウンドエディター – 勝俣まさとし
スクリプター – 生田透子
助監督 – 稲葉博文
制作担当 – 高瀬大樹
制作管理 – 鈴木嘉弘
ラインプロデューサー – 鎌田賢一
配給 – ワーナー・ブラザース映画
制作プロダクション – ツインズジャパン
製作 – 映画「ミュージアム」製作委員会(ワーナー・ブラザース映画、WOWOW、パルコ、トライストーン・エンタテイメント、講談社、ツインズジャパン、ニッポン放送、GYAO、KDDI、巖本金属)
ミュージアム キャスト
沢村久志 – 小栗旬 (高校時代 – 健太郎)
沢村遥 – 尾野真千子
西野純一 – 野村周平
菅原剛 – 丸山智己
秋山佳代 – 田畑智子
橘幹絵 – 市川実日子
沢村将太 – 五十嵐陽向
瀬戸内綾子 – 滝沢涼子
小泉勤 – 山元隆弘
上原あけ美 – 佐藤聖羅
堤優一 – 田口巧輝
真矢恒彦 – 重松隆志
沢村久志の父 – 大森南朋
岡部利夫 – 伊武雅刀
関端浩三 – 松重豊
カエル男(霧島早苗) – 妻夫木聡
高橋ユウ
三浦英
淵上泰史
平原テツ
大西武志
本田大輔
佐久間哲
野中隆光
小久保丈二
吉原光夫
増田修一朗
阿南健治
舞優
内藤トモヤ
巴山祐樹
久松信美