インド・オブ・ザ・デッドは、2013年公開のインド映画。インドのリゾート地ゴアを舞台に、ゾンビの大群に立ち向かう若者たちの戦いをコミカルに描いたインド初の本格ゾンビコメディ。元々はクライム・コメディとして企画されていたが、途中からゾンビ・コメディに変更された。インド初のゾンビ映画として宣伝されている。
インド・オブ・ザ・デッド 映画批評・評価・考察
インド・オブ・ザ・デッド(原題:Go Goa Gone)
脚本:17点
演技・演出:12点
撮影・美術:13点
編集:5点
音響・音楽:5点
合計52点
インドとゾンビが混ざったらどんな映画になるんだろうと期待しながら見たんですが、ゾンビの話になるまでが長く感じたので序盤から中盤まで退屈でした。あれ?っという感じでインド映画のノリがなく、普通の映画という印象でした。
ゾンビターンになってから、序盤が嘘のようにノリノリというか軽快というか馬鹿馬鹿しいというか演出強すぎキャラクターが登場し、コメディ色が強いゾンビ映画になります。このあたりになるとインド!!なノリが表われだし、過剰演出もここまでやれば褒めるしかない感じになってきます。ただし、演出が過剰なので笑えはするんですが、緊張感がありません。
このあたりはバランスを欠いているので、暇つぶしに見るのにはいいのですがリピートしたい気持ちは起こりませんでした。
インド・オブ・ザ・デッド あらすじ
仕事をクビになったハルディクと彼女に振られたラヴは、ルームメイトのバニーの出張に同行してゴア州に気晴らし旅行に出かける。ゴアに到着したラヴは、現地でルナと親しくなり、3人は彼女から離島で開催されるロシアン・マフィアのドラッグ・パーティーに招待される。パーティーでは新種のドラッグが振る舞われたが、3人は持ち合わせがなかったためドラッグの購入を断念する。翌朝、3人が目を覚ますと、新種のドラッグを摂取した人々は脳が破壊されてゾンビになっていた。3人は山荘にいるルナを助け出して離島から脱出しようとするが途中でゾンビに襲われ、危ないところをロシアン・マフィアのボリスとニコライに助けられる。
6人はハルディクたちが離島に来る際に使用したボートに乗って脱出しようと考えて浜辺に向かい、その途中でボリスの正体がロシア人の振りをしたインド人だと判明し、ハルディクたちはボリスと親しくなる。しかし、ボートはゾンビが乗って出発してしまい、ボリスは「ボートはいずれ元の場所に戻ってくるはず」と説明し、6人はボートが戻ってくるまでの間、無人の山荘でゾンビをやり過ごそうとする。しかし、ボリスが山荘を離れた隙にゾンビたちに襲撃され、5人はパーティー会場まで逃げてくるが、そこで無数のゾンビに襲われバニーが犠牲になってしまう。残ったハルディクたちはボリスに助け出されるが、ニコライはゾンビに噛まれてしまったため、彼はボリスたちと別れて森に留まる。
ハルディクたちはボートの到着を待っていたが、そこに死んだと思っていたバニーから助けを求める電話が入る。彼らはバニーがいる塔に向かうが、ボリスはゾンビたちに囲まれてしまう。ハルディクたちはバニーを助け出し、彼から「コカインを投げつけたらドラッグの併用効果で助かった」と聞かされる。4人はボリスの元に戻り、空に放り投げたコカインを撃つように伝え、ボリスはゾンビたちを倒すことに成功する。5人はボートに乗って離島を脱出して無事にゴアに到着するが、ゴアの人々はゾンビ化しており、彼らは再び銃を手に取る。
インド・オブ・ザ・デッド スタッフ
監督:ラージ・ニディモール&クリシュナDK
脚本:ラージ・ニディモール&クリシュナDK,シタ・メノン
製作:サイーフ・アリー・カーンディネシュ・ヴィジャンスニール・ルラ
音楽:サチン=ジガル
撮影:ダン・マッカーサールカズ・プラチニック
編集:アリンダム・S・カダック
製作会社:エロス・インターナショナル
配給:エロス・インターナショナル,オデッサ・エンタテインメント
インド・オブ・ザ・デッド キャスト
ボリス – サイーフ・アリー・カーン
ハルディク – クナール・ケーム
ラヴ – ヴィール・ダース
ルナ – プジャ・グプタ
バニー – アーナンド・ティワーリー
プリヤンカ – ミーナル・サクール
シモネン – ラリッサ・ボネシ
ドラッグの売人 – ピトバシュ・トリパティ
ハルディクのガールフレンド – ソハ・アリー・カーン(カメオ出演)
テントに隠れてゾンビから逃げる人間 – クリシュナDK(カメオ出演)