愛の渦(あいのうず)は、2014年公開の日本映画。乱交パーティーに集った見ず知らずの男女8人が徐々に欲望を曝け出し本性を露わにしていく姿を真っ向から描いた問題作。裏風俗という設定と、本編123分のなかで服を着ているシーンが18分30秒のみという内容、三浦監督が役者に求める演技力といった理由から企画の立ち上がりから映画化にこぎ着けるまで、2年の歳月が費やされた。
愛の渦 映画批評・評価・考察
愛の渦
脚本:36点
演技・演出:18点
撮影・美術:15点
編集:9点
音響・音楽:5点
合計83点
キャストの脱ぎっぷりが良く、ぼかしがなければAVにもなりえる作品でした。いろいろ大そうな評価が与えられている作品になりましたが、ご存じの方は少ないかもしれませんがヘンリー塚本のAV作品の豪華版みたいなものだと思います。シチュエーションホラーならぬ、シチュエーションエロスという感じでしょうか。。。演出が凝っていることもありロマンポルノの印象もあります。主演二人の脱ぎっぷりというか、セックスが激しすぎて、劇場で見てたとしたら観客の空気感はどんな感じだったのか気になるところです。
愛の渦 あらすじ
閑静な住宅街にあるマンションの一室。バスタオル1枚で気まずそうに思い思いの場所に座っている男女8人。終始俯いている暗いニートの男、茶髪のフリーター、真面目そうなサラリーマン、工場勤務の太った男、メガネの女子大生、気の強そうな保育士、可愛らしい今どきのOL、大量のピアスを付け、痩せすぎの女。社会では友達関係にはなり得ない、バラバラな風貌だ。ここは「セックスがしたくてたまらない人たちが集まる」店。行為に及ぶまで、ぎこちないやり取りがあるが、一度してしまえば、欲望は気持ちいいほど剥き出しになっていく。しかし同時に、「やりたい相手」と「やりたくない相手」、それにともなう駆け引きや嫉妬など、それぞれの本音も露わになっていく。そんな中、ニートは女子大生に特別な感情を持ち始める。
愛の渦 スタッフ
原作・脚本・監督:三浦大輔
制作:間宮登良松、藤本款
企画:加藤和夫
プロデューサー:岡田真、木村俊樹
企画協力:太田雄子
宣伝プロデューサー:深瀬和美
音楽:海田庄吾
ラインプロデューサー:坂井正徳
音楽プロデューサー:津島玄一
キャスティング:おおずさわこ
撮影:早坂伸
照明:神谷信人
美術:露木恵美子
録音:永口靖
編集:堀善介
配給:クロックワークス
制作プロダクション:ステアウェイ
宣伝協力:ミラクルヴォイス、スターキャスト・ジャパン
製作:「映画 愛の渦」製作委員会(東映ビデオ、クロックワークス)
愛の渦 キャスト
ニート:池松壮亮
女子大生:門脇麦
サラリーマン:滝藤賢一
保育士:中村映里子
フリーター:新井浩文
OL:三津谷葉子
工員:駒木根隆介
常連:赤澤セリ
カップル(男):柄本時生
カップル(女):信江勇
店員:窪塚洋介
店長:田中哲司
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