真夏の方程式(まなつのほうていしき)は、2013年公開の日本映画。東野圭吾原作、福山雅治が天才物理学者・湯川学を演じる人気シリーズの劇場版第2作。子ども嫌いで有名な湯川が、10歳の少年・恭平と海辺の町で夏を過ごすことになり、事件に巻き込まれていく姿を描く。
真夏の方程式 映画批評・評価・考察
真夏の方程式
脚本:33点
演技・演出:16点
撮影・美術:17点
編集:7点
音響・音楽:8点
合計81点
容疑者Xの献身とはまた違った魅力のある作品ではあるものの、前作のような感情が込み上げてくるような強い心の衝動が起こらず、後味の悪さが最後まで残った作品だった。
第一の殺人はともかく、元刑事(塚原)の殺害については、理由があるとしても善人であるはずの人が過ちを犯してしまう動機としては不十分過ぎるのが最後まで府に落ちなかった。元刑事(塚原)の描き方も執拗に過去の事件を暴こうとするような人物ではなく、善人であるがゆえに過去の事件を調べている感じなので、善人が善人を殺すという設定は無理があるように思えました。
この作品の良かった点は、湯川と少年の描き方がとても魅力的でした。少年との触れ合いが湯川が事件を解明していく動機になっていくのも良いですし、ところどころで湯川らしい言葉が一貫しているところもいいです。
真夏の方程式 あらすじ
手つかずの美しい海が残る玻璃ヶ浦で進められている海底鉱物資源開発計画の説明会に招かれた物理学者・湯川学(福山雅治)は、川畑夫妻(前田吟・風吹ジュン)が経営する旅館「緑岩荘」に滞在することになった。そこで湯川は一人の少年・恭平(山崎光)と出会う。恭平は親の仕事の都合で、夏休みの間、親戚である川畑家の旅館で過ごすことになったという。翌朝、堤防下の岩場で男性の変死体が発見された。男は旅館のもう一人の宿泊客・塚原。彼は元捜査一課の刑事で、服役後に消息を断ったある殺人事件の犯人を捜していたらしい。現地入りした捜査一課刑事・岸谷美砂(吉高由里子)は、さっそく湯川に協力を依頼。やがて、環境保護活動にのめりこむ旅館の一人娘・成実(杏)や、観光業がふるわず廃業を考えていたという川畑夫妻、そして恭平をも巻き込みながら、事件を巡る複雑な因縁が次第に明らかになっていく……。
真夏の方程式 スタッフ
原作 –
監督 –
プロデューサー – , , ,
脚本 –
音楽 – ,
撮影 –
照明 –
美術 –
装飾 –
整音 –
録音 –
編集 –
VFXディレクター –
選曲 –
音響効果 –
製作 – , ,
制作プロダクション –
配給 –
製作 – , , ,FNS27社
真夏の方程式 キャスト
湯川学 –
岸谷美砂 –
草薙俊平 –
川畑成実 – (幼少期:豊嶋花、15年前:青木珠菜)
川畑重治 –
川畑節子 –
仙波英俊 –
塚原正次 –
柄崎恭平 –
三宅伸子 –
柄崎敬一 –
多々良管理官 –
塚原早苗 –
中川雅人 –
鵜飼継男 –
米山先生 –