死の標的は、1990年公開のアメリカ合衆国の映画。元DEAの腕きき捜査官が、故郷のシカゴで麻薬組織と対決するアクション映画。「沈黙の戦艦」のスティーヴン・セガールが今回主演の他、脚本のマイケル・グレイス&マーク・ヴィクターと共に製作を兼任する。
死の標的 映画批評・評価・考察
死の標的(原題:Marked For Death)
脚本:31点
演技・演出:17点
撮影・美術:15点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計78点
『沈黙』シリーズ開始前のスティーヴン・セガール初期作。麻薬抗争に巻き込まれた元捜査官に扮し、スマートな肉体とシャープな動きで繰り広げるセガールのアクションのキレが見所です。また、この頃の作品の方が感情表現や彼なりのこだわりが生かされてファン必見の作品です。
死の標的 あらすじ(ネタバレ)
アメリカ連邦麻薬取締局(DEA)の腕きき捜査官ジョン・ハッチャー(スティーヴン・セガール)は、バンコックにおける秘密任務の際、1人の女性が銃撃戦の末に巻きぞえになり、また同僚の死を眼の当たりにしたことから、職を辞し、故郷のシカゴに帰ってきた。母と妹、妹の娘と共に家庭の暖かな味に久しぶりに浸るハッチャー。しかしシカゴも、麻薬の問題は深刻で多くの人々をむしばんできていた。ジャマイカを本拠地としたポッセという組織が黒魔術の一種アバ・クアの力を借りて悪業の数々を行っていることを知ったハッチャーは、ジャマイカ文化人類学者レスリー(ジョアンナ・パクラ)の協力を得て情報を手に入れる。それは目が4つ、顔が2つという謎の言葉であった。やがて組織の黒幕がスクリューフェイス(ベイジル・ウォレス)であることを知ったハッチャーは、一味と激しい銃撃戦を展開したために、スクリューフェイスに命を狙われる羽目となり、妹の娘が巻き添えとなって重傷を負ってしまう。やがてハッチャーは、5年間スクリューフェイスを追い続けているジャマイカの警官チャールズ(トム・ライト)や、親友のマックス(キース・デイヴィッド)と共にジャマイカヘ渡り、スクリューフェイスのアジトヘ潜入し、スクリューフェイスの殺害に成功する。勝敗は決せられたかに見えた。しかし、そこには大きな罠が仕掛けられていた。スクリューフェイスは実は双子の兄弟であり、謎の言葉は、このことを意味していたのだ。チャールズは殺され、マックスは重傷を負う。ハッチャーはスクリューフェィスに最後の戦いを挑み、激しい格闘の末、ついに彼を倒し、組織を壊滅させるのだった。
死の標的 スタッフ
監督:ドワイト・H・リトル
脚本:マイケル・グレイス,マーク・ヴィクター
製作:マイケル・グレイス,マーク・ヴィクター,スティーヴン・セガール
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
撮影:リック・ウェイト
編集:O・ニコラス・ブラウン
配給:20世紀フォックス
死の標的 キャスト
ジョン・ハッチャー:スティーヴン・セガール
スクリューフェイス:ベイジル・ウォレス
マックス:キース・デイヴィッド
チャールズ:トム・ライト
レスリー:ジョアンナ・パクラ
ロッゼリ捜査官:ケヴィン・ダン
メリッサ:エリザベス・グレイセン
ネスタ:ヴィクター・ロメロ・エヴァンズ
モンキー:マイケル・ラルフ
チコ:リチャード・デルモント
医者:アール・ボーエン
ジミー・フィンガーズ:トニー・ジベネデット
ティト・バルコ:アル・イスラエル
トレイシー:ダニエル・ハリス
ピート・ストーン(ハッチャーの上司):ピーター・ジェイソン
武器商人:ロバート・アシヴァ・ガンタ・ストリックランド
デュヴァル:アーレン・ディーン・スナイダー
ポッセのリーダー:ノエル・L・ウォルコット3世
メキシコの賞金稼ぎ:ウェイン・モンタニオ
リトル・リチャード:ゲイリー・カルロス・セルヴァンテス
オドワイヤー保安官:スタンリー・ホワイト
ケイト・ハッチャー(ジョンの母親):ベット・フォード
呪術師マルタ:リタ・ヴェレオス
スクリュー・フェイスお気に入りの女:サンドラ・キャニング
ニック:ニック・コレロ
ヘクター:ダニー・トレホ
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