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夕陽のガンマン|セルジオ・レオーネ×クリント・イーストウッドによる傑作マカロニ・ウエスタン!

夕陽のガンマン
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夕陽のガンマンは、1965年公開のイタリア映画。セルジオ・レオーネとフルヴィオ・モルセッラのストーリーをルチアーノ・ヴィンセンツォーニとセルジオ・レオーネが脚色、レオーネが「荒野の用心棒」(この時はボブ・ロバートソンというアメリカ名を使用)についで発表した製作・監督の西部劇アクション。1967年公開のマカロニ・ウェスタンに『新・夕陽のガンマン/復讐の旅』(原題:Da uomo a uomo)という作品があるが本作及び『続・夕陽のガンマン』とは一切関係ない作品である。

夕陽のガンマン 映画批評・評価・考察

夕陽のガンマン(伊: Per qualche dollaro in più、英: For a Few Dollars More)

脚本:34点
演技・演出:18点
撮影・美術:17点
編集:8点
音響・音楽:10点
合計87点

世界中にマカロニ・ウエスタンのブームを巻き起こしたセルジオ・レオーネ監督&主演クリント・イーストウッドという名コンビが、2人の賞金稼ぎの冒険と対決を描いたもうひとつの傑作!
荒野の用心棒」で、道徳性に満ちた本場・米国の西部劇と一線を画す、血なまぐさいバイオレンスを西部劇の世界に導入したレオーネとイーストウッド。再び手を組んだ本作では2人の賞金稼ぎの男同士の関係を、息詰まる決闘シーンも随所に盛り込んで娯楽色豊かに描写しています。前作同様、無精ヒゲにくわえ煙草、そしてポンチョ姿というスタイルで登場し、ニヒルな魅力を遺憾なく発揮するイーストウッド。加えて、物語をドラマチックに盛り上げるエンニオ・モリコーネの壮麗な映画音楽もファンにはこたえられない、必見の痛快西部劇です。


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夕陽のガンマン あらすじ(ネタバレ)

マンゴー(クリント・イーストウッド)は若い男で激しい性格、物事はすばやく片づけるのが得意だ。もう一人、大佐(リー・ヴァン・クリーフ)と呼ばれる男は初老で、身のこなしも上品、冷静に計算してから仕事を片づける。

この二人お互いに相手を知らなかったが、共通の目的はインディオ(ジャン・マリア・ヴォロンテ)と呼ばれる凶悪な殺人鬼を探し、殺すことだった。賞金は二万ドル。マンゴーと大佐の出会いは、お互いの不信から決闘寸前にまでいったが、血を見ずに終り、共通の目的を果たすために手を結んだ。もちろん賞金は山分け、ということで……。

このときインディオは牢獄を脱走し、仲間と一緒にエル・パソの銀行を襲撃する計画を練っていた。これを知った二人は、一人がインディオの仲間に潜入し、手引きをした末に彼を殺すことに決める。そしてマンゴーが潜入する役を引きうけることになった。

銀行襲撃の日、インディオ一味に加わったマンゴーは内部から、大佐は外からインディオを倒す手はずを整えた。ところが素早いインディオの動きのため、計画は失敗。舞台はメキシコ領の小さな村に移された。ここで略奪品に手を出したマンゴーと大佐は、インディオの手下に捕えられてしまった。

だが二人を助けて自分の手下を殺させ、その上で二人を殺そうというのがインディオの考えだった。結果、二人の銃弾に手下は皆殺しになるが、大佐はインディオの銃の前に立たされてしまった。懐中時計のオルゴールが鳴りやめば大佐の命は消える。このときマンゴーが現れ、彼の立会いの下、大佐とインディオの決闘が行なわれることに……。銃声が轟き、インディオは倒れた。復讐を遂げた大佐は、賞金の山分けを辞退した。

夕陽のガンマン スタッフ

監督:セルジオ・レオーネ
脚本:セルジオ・レオーネ,ルチアーノ・ヴィンチェンツォーニ
製作:アルトゥーロ・ゴンザレス,アルベルト・グリマルディ
音楽:エンニオ・モリコーネ
撮影:マッシモ・ダラマーノ
編集:ユージェニオ・アラビソ,ジョルジョ・セッラロンガ
配給:PEA,ユナイト映画

夕陽のガンマン キャスト

名無しの男(モンコ):クリント・イーストウッド
ダグラス・モーティマー大佐:リー・ヴァン・クリーフ
エル・インディオ:ジャン・マリア・ヴォロンテ
ニーニョ:マリオ・ブレガ
グロッギー:ルイジ・ピスティッリ
ワイルド:クラウス・キンスキー
クチーリオ:アルド・サンブレル
サンチョ・ペレス:パノス・パパドプロス
トゥーカムケアリの保安官:トーマス・ブランコ
ブラッキー:フランク・ブラナ
レッド・カヴァナフ:ホセ・マルコ
地獄耳の老人:ヨゼフ・エッガー
トゥーカムケアリの銀行支店長:セルジオ・メンディサバル
エル・パソ銀行の支店長:カルロ・シミ

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