ウエスタンは、1968年公開のイタリア・アメリカ合衆国合作映画。砂漠にやってきたハーモニカを吹く凄腕ガンマンはある恨みを晴らすため、秘かに復讐を計画していた……。黄昏の西部開拓時代を舞台に、当時の人間模様を活写した大作群像劇。のちに『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』としても知られる。セルジオ・レオーネ監督。
ウエスタン 映画批評・評価・考察
ウエスタン(イタリア語: C’era una volta il West、英語: Once Upon a Time in the West)
脚本:35点
演技・演出:17点
撮影・美術:17点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計85点
クラウディア・カルディナーレ、ヘンリー・フォンダら豪華スター共演!特にヘンリー・フォンダの冷酷な殺し屋は必見!チャールズ・ブロンソンが寡黙なガンマン、ヘンリー・フォンダが冷酷無比な悪役、イタリアの名女優クラウディア・カルディナーレが気丈なヒロインを演じる、マカロニ・ウエスタンの巨匠セルジオ・レオーネ監督の傑作西部劇。ジョン・フォード作品で知られるモニュメント・バレーの雄大な風景をはじめ、レオーネ監督の西部劇への深い思い入れにあふれた演出が胸をうつ。情感あふれる美しい音楽は、名コンビのエンニオ・モリコーネ。
今作品はAmazonプライムで見ました。
ウエスタン あらすじ(ネタバレ)
西部に初めて鉄道が敷かれようとしていた頃……。アイルランドから移住して来たマクベイン(F・ウルフ)は、この荒野に大きな夢を抱いていた。そして、彼は砂漠を買い、ニュー・オリンズにいる婚約者ジル(C・カルディナーレ)を呼ぶ準備をした。その彼の地権を狙う二人の悪党がいた。鉄道局の役人モートン(G・フェルゼッティ)と、ガンマンのフランク(H・フォンダ)である。
そこへ、フランクを捜して一人のよそ者(C・ブロンソン)がやって来た。彼は“その男”と呼ばれた。もの凄いガンさばきとハーモニカのうまいのが特徴であった。彼と同じ馬車でジルもやって来た。彼女はマクベインに呼ばれて来たのだった。しかし、その時すでに、マクベインはフランク一味の銃弾に倒れていた。この事件は、ハーフのシャイアン(J・ロバーズ)のしわざということになったが、居酒屋で“その男”に出会ったシャイアンは、犯行を否定した。
一方、法的な利権がジルに与えられると知ると、フランクは彼女を狙いはじめた。身の危険を感じたジルは、保安官(K・ウィン)の助力を得て遺産をせりに出した。フランクは裏工作をしたが、“その男”とシャイアンが権利を買いとり、再びジルに与えた。その後も、フランクは執拗に彼女を狙ったが、目的を果せなかった。
そしてついに、フランク一味の襲撃を待っていた“その男”の怨みの銃弾がフランクを倒した。その時“その男”の脳裏には一五歳の時フランクに虐殺された兄の事が浮かんでいた。彼は再びこの土地を去って行った。夫の夢をうけついでいこうとするジルを残して……
ウエスタン スタッフ
監督:セルジオ・レオーネ
脚本:セルジオ・レオーネ,セルジオ・ドナティ,ミッキー・ノックス
原案:ダリオ・アルジェント,ベルナルド・ベルトルッチ,セルジオ・レオーネ
製作:フルビオ・モルセッラ
製作総指揮:ビーノ・チコーニャ
音楽:エンニオ・モリコーネ
撮影:トニーノ・デリ・コリ
編集:ニーノ・バラーリ
制作会社:セルジオ・レオーネ・フィルム,ラフラン=サンマルコ・プロダクション
配給:パラマウント・ピクチャーズ
ウエスタン キャスト
ジル・マクベイン:クラウディア・カルディナーレ
フランク:ヘンリー・フォンダ
シャイアン:ジェイソン・ロバーズ
ハーモニカ:チャールズ・ブロンソン
モートン:ガブリエル・フェルゼッティ
サム:パオロ・ストッパ
スネイキー:ジャック・イーラム
ストーニー:ウディ・ストロード
ナックルズ:アル・ミューロック
保安官:キーナン・ウィン
ブレット・マクベイン:フランク・ウルフ
酒場の主人:ライオネル・スタンダー
ウォブルス:マルコ・ズアネッリ
駅長:ジョセフ・ブラッドリー
ウエスタン 予告編・無料動画