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フラッシュダンス|ブロのダンサーをめざす19歳の溶接工の愛、友情、そして夢を描く。

フラッシュダンス
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フラッシュダンスは、1983年公開のアメリカ合衆国の映画。ブロのダンサーをめざす19歳の溶接工の愛、友情、そして夢を描く。当時大流行していたミュージック・ビデオの手法を取り入れたスタイリッシュな映像美とダイナミックな演出で大ヒット。主題歌「ホワット・ア・フィーリング」がアカデミー歌曲賞を受賞した80年代を代表する青春映画。製作のドン・シンプソンとジェリー・ブラッカイマーはこれ以後、『ビバリーヒルズ・コップ』や『トップガン』などのヒットを次々に放ち、1980年代を代表するプロデューサーとなる。

フラッシュダンス 映画批評・評価・考察


フラッシュダンス(原題:Flashdance)

脚本:32点
演技・演出:17点
撮影・美術:17点
編集:9点
音響・音楽:10点
合計85点

ヒロインはプロのダンサーを目指す19歳の少女、アレックス。昼は溶接工、夜はバーのダンサーとして働く彼女は明日の成功を夢見る……。後に「ナインハーフ」などを手掛けるエイドリアン・ライン監督は細かいカット割りの映像美で、当時新人だったジェニファー・ビールスから新鮮な魅力を引き出すのに成功。ビールスも日本の化粧品CMに出演するほどの人気を獲得しました。主題歌だけでなくサントラアルバムも大ヒットを記録。時代を牽引し続けた「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジェリー・ブラッカイマーらプロデューサー陣も錚々たる顔ぶれが揃っています。


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フラッシュダンス あらすじ(ネタバレ)

ペンシルヴェニア州の工業都市ピッツバーグ。19歳のアレックス・オウエンス(ジェニファー・ビールス)は女だてらに、溶接工として男たちと混じって働いている。夜はモービーズ・バーのフロア・ダンサーとして、ロック・リズムにのって激しい踊りを披露する。彼女には本格的なプロのダンサーになるという夢があった。だから、倉庫を改造した家にもどると、汗だくになってダンスの訓練を続けている゜

ピッツバーグ・ダンス・アンド・レパートリー・カンパニーにオーディションの応募用紙をもらいに行ったものの、他の応募者がみなバレエの勉強を長年続けていること、それにひきかえ自分にオーソドックスな基礎のないことを知ると、そのまま帰ってくる。モービーズで彼女を見た社長のニック・ハーリー(マイケル・ヌーリー)が食事に誘うが、「ボスとは食事をしない主義なの」と相手にしない。そして彼女が訪れたのは、ダンスの恩師ハンナ・ロング(リリア・スカラ)の家だった。かつてジーグフリード・フォリーズで活躍したハンナは、「夢を捨てては駄目よ」と忠告する。

モービーズでウェイトレスをやっているジェニー(サニー・ジョンソン)はアレックスの親友で、プロのスケーターになることを夢みている。料理人のリッチーはジェニーの恋人で、LAに行つて、リチャード・プライヤーやエディ・マーフィーのようなコメディアンになるのが希望だった。近くでトップレス・ショーをやっているジョニー・Cは、アレックスを引き抜こうと何度も声をかけてくる。

ある夜、駐車場でゾョニー・Cに襲われようとするところを、ニックに救われた。ジェニーのスケートのオーディションの日、アレックスはニックと一緒に応援に行く。だが、仮女は二度も転倒してしまう。涙を流すジェニー。その夜、アレックスとニックは彼女の家で結ばれた。やがて、2人は互いに欠かせぬ存在になる。しかしアレックスとハンナがバレエ公演を見に行った夜、ニックが美しい女性と車で去るところを目撃。怒ったアレックスはニックの家の窓ガラスに石をなげつける。家へもどったアレックスにリッチーが会いに来て、LAへ行くと告げる。ジェニーを愛しているが、今はどうしようもないという。次の朝、ニックを責めたアレックスは例の女性が離婚した妻であること、自分はピッツバーグ・ダンス・アンド・レパートリー・カンパニーの理事だから、どうしても昨晩は出席しなければならなかったと聞かされ、怒りもおさまった。

その夜、2人がレストランで食事をしているところに、ニックの元妻ケティ(ベリンダ・バウアー)がやって来たが、心は平静だった。ニックの励ましで、オーディションを受けることを決意。モービーズで仮装パーティが開かれている時、リッチーがもどって来た。しかし、ジェニーはジョニー・Cと一緒に出て行く。オーディションの通知が来て有頂天になったが、ニックが裏で手をまわしたことを知るとカンカンになる。ジェニーがトップレス・ダンサーになっているのを見ると表へつれ出す。「何故とめるの?」と叫ぶジェニーに、「友達だから」とアレックスは答える。ハンナが死んだ。もう一度、やり直すことにしたアレックスはオーディションを受けることにした。当日、独創的な彼女のダンスに目をみはる審査員たち。外へ出ると、赤い薔薇を手にニックがたっていた。2人は抱きあう。

フラッシュダンス スタッフ

監督:エイドリアン・ライン
脚本:トム・ヘドリー,ジョー・エスターハス
原案:トム・ヘドリー
製作:ドン・シンプソン,ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮:ジョン・ピーターズ,ピーター・グーバー
音楽:ジョルジオ・モロダー
主題歌:アイリーン・キャラ「フラッシュダンス…ホワット・ア・フィーリング」
撮影:ドン・ピーターマン
編集:バド・スミス,ウォルター・マルコネリー
製作会社:ポリグラム・ピクチャーズ
配給:パラマウント映画,CIC

フラッシュダンス キャスト

アレックス・オーウェンズ:ジェニファー・ビールス
昼は溶接工、夜はバーでダンサーとして働いている18歳の少女。プロダンサーになるためにダンサー養成学校への入学を目指している。

ニック・ハーレイ:マイケル・ヌーリー
アレックスが溶接工として働く建築会社の社長。バーで踊るアレックスに魅了される。

ハンナ・ロング:リリア・スカラ
元バレエダンサーの老女。アレックスの師匠でアレックスを応援している。

ジェニー:サニー・ジョンソン
アレックスの親友で同じバーで働いている。プロのアイススケーター志望。

リッチー:カイル・T・ヘフナー
アレックスの勤め先のバーのコック。ジェニーの恋人でコメディアン志望の青年。

ジョニー・C:リー・ヴィング
ストリップクラブの経営者。ニックの古い友人。アレックスとジェニーを自分の店にスカウトしようとしている。

ティナ・テック:シンシア・ローズ
ジェイク・モービー:ロン・カラバトソス
ケティ・ハーレイ:ベリンダ・バウアー
セシル:マルコム・ダネア
フランク・ザボ:フィル・ブランス
ローズマリー・ザボ:ミコール・マーキュリオ
秘書:ルーシー・リー・フリッピン
ピート:ドン・ブロケット
ヒールズ:ダーガ・マクブルーム
マーゴ:ステイシー・ピックレン
サニー:リズ・セイガル

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