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クライ・マッチョ|落ちぶれた元ロデオスターと、親の愛を知らない少年。誘拐から始まった出会いが、ふたりの人生を大きく変えてゆく

クライ・マッチョ
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クライ・マッチョは、2021年公開のアメリカ合衆国の映画。落ちぶれた元ロデオスターと、親の愛を知らない少年。誘拐から始まった出会いが、ふたりの人生を大きく変えてゆく――今の時代を生き抜く大人に贈る、本当の[強さ(マッチョ)]とは?あなたの価値観を変える、感動がここに。クリント・イーストウッド監督デビュー50周年記念作品。

クライ・マッチョ 映画批評・評価・考察


クライ・マッチョ(原題:Cry Macho)

脚本:35点
演技・演出:18点
撮影・美術:17点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計86点

企画の初期段階では複数の俳優の主演起用が検討され、アーノルド・シュワルツェネッガーが最終的に主演俳優に選ばれたものの、2011年に発覚した彼のスキャンダル(不倫離婚・隠し子騒動)が原因で製作が中止されました。2020年にイーストウッドが主演を務めることが発表され、ニューメキシコ州で2か月間にわたり撮影が行われました。

 

半世紀以上にわたり一線で活躍を続ける名優にして、『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度のアカデミー賞(R)に輝いたクリント・イーストウッド。監督デビューから50年、40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は、彼が監督・主演を務めました。彼はかつてこの役を自分は若すぎるとして断っていたものの、数十年の時が流れ、思わぬ形で監督主演を務めてることになりました。
落ちぶれた元カウボーイと少年の旅を通して語られる人生とは―。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける。生きる上で必要な[強さ]とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。
40年前から検討されていた原作の映画化に、イーストウッドが満を持して向き合った本作は、まさに彼の集大成にして新境地。


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クライ・マッチョ あらすじ(ネタバレ)

1978年のテキサス。マイク・マイロはかつてはロデオで名を馳せたが現在は落ちぶれ馬の調教師で生計を立てる老カウボーイだった。彼はある日、牧場主のハワードから仕事を依頼された。メキシコに住む13才の息子ラフォを連れて来れば報酬は5万ドルだと言う。

車でメキシコシティに向かうマイク。ハワードの元妻レタは豪邸でパーティー三昧の日々を送っていたが、息子のラフォはストリートチルドレンとして盗みや闘鶏に明け暮れていた。男狂いで酒乱な母の元には戻らないと言い切るラフォ。マイクはラフォと雄鶏のマッチョを連れて旅立った。

警察に、息子を誘拐されたと通報するレタ。パトカーやレタの用心棒をかわし、国境を目指すマイクとルフォ。だが、途中で車を失ったマイクたちは、とある寒村で足止めされてしまった。

未亡人のマルタが経営する食堂に転がり込むマイクとラフォ。電話で出発を急かすハワード。実は、ハワードが息子を呼び寄せるのには事情があった。かつてレタの名義で投資した不動産が大金を生んだので、取り分を確保する交渉の為に、ラフォを手元に置く計画だったのだ。それでも息子は愛していると電話で話すハワード。

真実を知り、マイクのことまで疑い出すラフォ。だが、誠実なマイクの人柄に感化され、ラフォは父親と会う事を受け入れた。国境で待つハワードに息子を引き渡したマイクは、親しくなったマルタの元に戻って行った。

クライ・マッチョ スタッフ

監督:クリント・イーストウッド
脚本:ニック・シェンク,N・リチャード・ナッシュ
原作:N・リチャード・ナッシュ『クライ・マッチョ』
製作:アルバート・S・ラディ,ティム・ムーア,ジェシカ・マイヤー,クリント・イーストウッド
音楽:マーク・マンシーナ
撮影:ベン・デイヴィス
編集:ジョエル・コックス,デイヴィッド・コックス
製作会社:ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ,マルパソ・プロダクション
配給:ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ

クライ・マッチョ キャスト

マイク・マイロ:クリント・イーストウッド
かつてはロデオ界のスターだった調教師。
ラファエル・“ラフォ”・ポルク:エドゥアルド・ミネット
メキシコで暮らすハワードの息子。
ハワード・ポルク:ドワイト・ヨアカム
マイクの雇い主でありラフォの父。
マルタ:ナタリア・トラヴェン
レストランのオーナー。
レタ:フェルナンダ・ウレホラ
ハワードの酒浸りの妻。
アウレリオ:オラシオ・ガルシア・ロハス
レタの部下。
セニョラ・レイエス:アナ・レイ

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