T2 トレインスポッティングは、2017年公開のイギリスの映画。1996年の映画『トレインスポッティング』の21年ぶりの続編。ドラッグにはまった明日なき若者たちの日常をスタイリッシュな映像＆サウンドを駆使して描き、当時、世界中の若い観客に愛された「トレインスポッティング」。大胆にも、当時は若かった登場人物たちの20年後を描いた続編が本作。
T2 トレインスポッティング 映画批評・評価・考察
T2 トレインスポッティング（原題: T2 Trainspotting）
脚本：29点
演技・演出：15点
撮影・美術：15点
編集：8点
音響・音楽：8点
合計75点
キャリアを積んだスタッフとキャストがどのような世界を見せてくれるのか？すごく期待してしまったものの、上手くなり過ぎたなぁ~と、一作目のような出過ぎた釘のような面白さが無く、まさしく続編の内容。
それなりに楽しめるし、やっぱり上手い！と思える演出にしろ、演技にしろ、及第点以上なんだけど、ある意味の衰えを観客である自分自身も感じてしまう。
1作目を若い頃に見ていないと、続編の今作は残念な作品に映ってしまうかもしれない。
T2 トレインスポッティング あらすじ（ネタバレ）
友人から多額の麻薬資金を盗み、アムステルダムで新たな生活を築いてから約20年後、46歳のマーク・レントンはジムで心臓発作を起こした。ヘロインから断酒して20年が経つが、現在は離婚中で、差し迫った解雇に直面している。中年の危機に直面した彼は、ノスタルジックな旅をしてエディンバラに戻ることにしました。ダニエル・“スパッド”・マーフィーは、妻ゲイルと別居し、レントンが家を出てすぐに生まれた10代の息子ファーガスの親権を失った後、再びヘロイン中毒のサイクルに戻った。サイモン・“シック・ボーイ”・ウィリアムソンは、コカインを乱用し、ブルガリア人のガールフレンド、ベロニカと恐喝計画を立て、経営していたパブの経営が失敗し、それを引き継いだ。一方、フランシス・“フランコ”・ベグビーは長期の懲役刑で服役中だ。
レントンは、高層マンションの最上階にあるスパッドを訪ね、自殺未遂から間一髪救う。スパッドは最初は怒っていましたが、レントンは彼の依存症を克服するのを手伝うと申し出ました。次にレントンはシック・ボーイを訪ねます。レントンがアムステルダムでの生活がうまくいっているという印象を与える一見友好的な会話の後、シック・ボーイはぼったくられたことにまだ激怒し、彼を激しく攻撃します。ベロニカの介入によりレントンは救われ、レントンはパッケージを作成し、シック・ボーイに元のお金の取り分を返します。感銘を受けなかったシックボーイは、レントンについてヴェロニカに不平を言い、復讐を計画する。
ベグビーは刑務所から脱獄し、別居中の妻ジューンのアパートに戻り、大学に進学した息子フランク・ジュニアと出会い、強盗に同行するよう強制する。彼はシック・ボーイを訪ね、レントンがアムステルダムに住んでいることを聞いたふりをし、復讐のためにオランダに旅行できるようにベグビーに偽のパスポートを提供すると約束する。
レントン、シック・ボーイ、ヴェロニカは、パブの上層階を別の事業、つまりサウナを装った売春宿に変えるため、EU の事業開発助成金 10 万ポンドを不正に申請する。ヴェロニカはレントンに惹かれ、二人は関係を持ち始めます。一方、スパッドは改修工事に参加し、ベロニカと友達になり、スパッドは回想録を書くよう促す。シック・ボーイの脅迫対象者の一人がシック・ボーイを警察に通報し、レントンは元恋人で現在は弁護士のダイアン・コールストンに法的アドバイスを求める。彼らの犯罪で得た収益は、訴訟費用とシック・ボーイのコカイン中毒のためにすぐに使い果たされてしまう。レントンはナイトクラブで偶然遭遇した後、なんとかベグビーから逃げることに成功するが、ライバルの売春宿のオーナーであるドイルがレントンとシック・ボーイを誘拐し、田舎に追いやり、計画を放棄するよう脅迫し、歩いてエディンバラに戻るよう命じる。
ベグビーはスパッドを訪ね、彼の回想録を読んで、レントンが自分の分け前をスパッドに残したことを知る。ベロニカが到着し、ベグビーは彼女の携帯電話を盗み、その携帯電話を使って彼女のふりをしてレントンとシック・ボーイにメッセージを送り、真夜中にパブに来るように頼む。ヴェロニカはスパッドをアパートに連れて行き、10万ポンドの半分を渡すと約束して一緒に出ていくよう頼む。スパッドはまたヘロインにお金を使ってしまうのではないかと心配し、自分の分け前をゲイルとファーガスに与えると申し出る。彼は、レントンとシック・ボーイの署名を偽造して、ベロニカの口座への送金を手伝います。廃墟となったリース中央駅でベグビーのアルコール依存症の父親と遭遇したことについてのスパッドの別の文章の抜粋を読んだ後、ベグビーはジューンのアパートを最後に訪れ、フランク・ジュニアに虐待について謝罪し、励ましの言葉を与えた。
スパッドはパブに到着するのが遅すぎて、ベグビーの策略について友人に警告できませんでした。ベグビーはシックボーイを気絶させ、レントンを二階の向こうまで追いかけます。彼はレントンを床板から投げ、電気配線で首を吊ったままにした。ベグビーはレントンの首を絞めようとするが、シック・ボーイが催涙スプレーをかけ、レントンを救う。ベグビーは切断されたショットガンを取り出し、二人を殺そうとするが、スパッドは便器でベグビーを殴る。
彼らはベグビーを刑務所の外のシックボーイの車のトランクに置き去りにする。ベロニカはブルガリアにいる息子の元に戻ります。スパッドは回想録をまとめ、ファーガスとゲイルとの関係を修復し、ゲイルはタイトルを「トレインスポッティング」と提案する。レントンとシック・ボーイは昔の友情を再開する。レントンは未亡人となった父親の家に戻り、和解のために父親を抱きしめた後、寝室に行き「ラスト・フォー・ライフ」のリミックスに合わせて踊る。
T2 トレインスポッティング スタッフ
監督：ダニー・ボイル
脚本：ジョン・ホッジ
原作：アーヴィン・ウェルシュ
製作：アンドリュー・マクドナルド,ダニー・ボイル,クリスチャン・コルソン,バーナード・ベリュー
製作総指揮：アーヴィン・ウェルシュ,アロン・ライヒ
撮影：アンソニー・ドッド・マントル
編集：ジョン・ハリス
配給：ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
T2 トレインスポッティング キャスト
マーク・レントン：ユアン・マクレガー
スパッド：ユエン・ブレムナー
サイモン / シック・ボーイ：ジョニー・リー・ミラー
ベグビー：ロバート・カーライル
ダイアン：ケリー・マクドナルド
ベロニカ ：アンジェラ・ネディヤルコーヴァ
マイキー・フォレスター：アーヴィン・ウェルシュ
トミー：ケヴィン・マクキッド
マークの父：ジェームズ・コスモ
ゲイル：シャーリー・ヘンダーソン
リジー：ポーリーン・リンチ
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