ワールド・トレード・センターは、2006年公開のアメリカ合衆国の映画。“9.11”の呼称で知られるニューヨークを襲ったテロを題材に、崩壊したビルの瓦礫に封じ込められた警察官の救出を描くヒューマン・ドラマ。アメリカ同時多発テロ事件で崩壊したワールドトレードセンターを舞台にし、実話を元に製作されたノンフィクション映画。
ワールド・トレード・センター 映画批評・評価・考察
ワールド・トレード・センター(原題:World Trade Center)
脚本:36点
演技・演出:17点
撮影・美術:17点
編集:8点
音響・音楽:7点
合計85点
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ワールド・トレード・センター あらすじ(ネタバレ)
2001年9月11日。午前8時46分、ニューヨークの世界貿易センター北棟に旅客機が激突。現場の警察官たちは全員本部に呼び戻され、緊急避難援助チームが急遽結成された。リーダーはジョン・マクローリン(ニコラス・ケイジ)。まもなく南棟にも旅客機が激突し、タワーの階上で救出を待っている人々のため、マクローリンは部下を連れてビルの内部に入ることにする。志願したのは、ウィル・ヒメノ(マイケル・ペーニャ)、ドミニク(ジェイ・ヘルナンデス)、アントニオ(アルマンド・リスコ)、クリス(ジョン・バーンサル)の四人。
しかし彼らはビルの崩壊に巻き込まれ、あっという間に瓦礫の下敷きになってしまった。アントニオとクリスの声はもう聞こえない。マクローリンとヒメノは、暗闇の中で身動きが取れない状態。ドミニクだけが何とか抜け出せる状況にあったが、まもなく二度目の崩壊が起こり、ドミニクが犠牲になってしまった。残されたマクローリンとヒメノは、救出の可能性を信じて痛みに耐える。
その頃、二人の家族はテレビ報道に釘付けになっていた。マクローリンの妻ドナ(マリア・ベロ)は心配する子供たちの前で気丈に振る舞い、ヒメノの妻アリソン(マギー・ギレンホール)は幼い子供とお腹の中に宿った新しい命を抱えて混乱。彼女たちは何もできないことにもどかしさを募らせながらも、助かることを信じて辛抱強く待ち続ける。
一方、マクローリンとヒメノは、瓦礫の下で互いの姿を見ることすらできない状態だったが、言葉を交わすことで何とか意識を保とうとしていた。やがて陽が落ち、救助活動は二次災害の危険のため中断。しかし何人かは、危険を顧みず捜索活動を続けていた。そして、マクローリンとヒメノが微かに鳴らしていた金属パイプの音が、ついにキャッチされた。急いで救助隊が救出活動を開始。無事、マクローリンとヒメノは家族のもとへと帰るのだった。
ワールド・トレード・センター スタッフ
監督:オリバー・ストーン
脚本:アンドレア・バーロフ
原案:ジョン・マクローリン,ドナ・マクローリン,ウィル・ヒメノ,アリソン・ヒメノ
製作:マイケル・シャンバーグ,ステイシー・シェア,モーリッツ・ボーマン,デブラ・ヒル
製作総指揮:ドナルド・J・リー・Jr,ノーム・ゴライトリー
音楽:クレイグ・アームストロング
撮影:シェイマス・マクガーヴェイ
編集:デヴィッド・ブレナー,ジュリー・モンロー
配給:パラマウント映画,UIP
ワールド・トレード・センター キャスト
ジョン・マクローリン:ニコラス・ケイジ
港湾局警察官。1993年の爆破事件で救急班の一員として乗り込んだ経験がある。
ウィル・ヒメノ:マイケル・ペーニャ
港湾局警察官、ジョンの部下。
ドナ・マクローリン:マリア・ベロ
ジョンの妻。
アリソン・ヒメノ:マギー・ジレンホール
ウィルの妻。
スコット・ストラウス:スティーヴン・ドーフ
緊急救助隊員。
アントニオ・ロドリゲス:アルマンド・リスコ
港湾局警察官、ジョンの部下。
ドミニク・ペズーロ:ジェイ・ヘルナンデス
港湾局警察官、ジョンの部下。
デイブ・カーンズ:マイケル・シャノン
元アメリカ海兵隊二等軍曹。
アリソンの祖母:ジュリー・アダムス
アリソンの父:ピーター・マクロンビー
クリストファー・アモロソ:ジョン・バーンサル
ジュディ・ジョナス:ドナ・マーフィー
チャック・セレイカ:フランク・ホエーリー
救急隊員。
ジェリー・ヒメノ:ブラッド・ウィリアム・ヘンケ
アリソンの兄弟。
ジェイソン・トーマス:ウィリアム・メイポーザー
海兵隊軍曹。
ジラルディ:ダニー・ヌッチ
港湾局警察官。
ポルニッキ:ネッド・アイゼンバーグ
港湾局警察官。
コロヴィト:ニコラス・タートゥーロ
港湾局警察官。
フィールズ:ジュード・チコレッラ
港湾局警察警部補。
病院の母親:ヴィオラ・デイヴィス
レイノルズ:トム・ライト
警察官:ウィル・ヒメノ
消防士:ジョン・C・マッギンリー ※ノンクレジット