キングダム2 遥かなる大地へは、2022年公開の日本映画。2019年に公開された同名映画『キングダム』の続編。原作の5巻から7巻の部分を実写化したとされる。前作「玉座奪還編」の続編となる今作は、隣国魏との「蛇甘平原の戦い」を描く。前作に引き続き原作者の原泰久が自ら脚本に携わり、更にスケールアップ・パワーアップを果たした映画シリーズ第2弾!2022年公開の邦画作品における興行収入5位、邦画実写作品における興行収入1位を記録した。
キングダム2 遥かなる大地へ 映画批評・評価・考察
キングダム2 遥かなる大地へ
脚本:34点
演技・演出:18点
撮影・美術:18点
編集:10点
音響・音楽:9点
合計89点
後に始皇帝と呼ばれる若き王と、天下の大将軍を夢見る戦災孤児の少年。数奇な運命で出会った2人が戦乱の世を終わらせるべく駆け抜けていく。前作と合わせ、累計興行収入100億円突破のメガヒットとなった巨編歴史劇第2弾。本作では、山﨑賢人演じる主人公・信が一兵卒として初陣に臨む姿がスペクタクル満点に描かれています。ほとんど全編が合戦場面というアクション巨編となっておりハリウッド映画にも負けないスケールとアクションシーンは必見の出来です。共演は吉沢亮、橋本環奈、大沢たかおら前作からの続投組に、謎めいた兵士役で清野菜名が加わる。
いやー。エンタメに振り切った前作も面白かったんですが、今作はさらにエンタメ度が高く、迫力ある合戦シーンがお見事でした。また、麃公役の豊川悦治の演技(セリフまわし)にはちょっとがっかりしたところはありましたが、羌瘣役の清野菜名の衣装はともかく、演技は素晴らしいものがありました。さすが下積み時代にアクション畑で育ってきただけはあります。
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キングダム2 遥かなる大地へ あらすじ(ネタバレ)
紀元前の春秋戦国時代、中華・西方の国・秦。戦災孤児として育った信(山崎賢人)は、王弟のクーデターにより玉座を追われた若き王・えい政(吉沢亮)と出会う。えい政は、天下の大将軍になると一緒に誓いながらも死別した幼馴染の漂と瓜二つだった。信は国王に協力し、河了貂(橋本環奈)や山の王・楊端和(長澤まさみ)とともに王宮内部に侵入する。信は敵を打ち破り、内乱を鎮圧すると、玉座を奪還する。
王都奪還から半年後、秦王・嬴政は刺客に襲われるが、信により刺客は撃退される。だがそこへ魏火龍七師・呉慶率いる隣国・魏の大軍が秦へと進攻、それを受け大将軍・麃公率いる秦軍が出陣する。信もそれに従軍し、羌瘣・尾平・尾到・澤圭らとともに伍を組み戦地・蛇甘平原へと進軍する。
だが丘を魏軍に占領されたことで秦軍は劣勢となる中、信達第4軍も突撃する。そして魏の装甲戦車隊の突撃を受けるも信達は孤軍奮闘するが、秦軍は甚大な被害を出す。そして夜には魏軍により残党狩りが行われ、信と羌瘣は仲間を護るべく殿となる。
翌朝、信と羌瘣は仲間と合流し、魏軍副将・宮元のいる丘へ突撃する。これを知った麃公は第4軍の元へ騎馬隊を派遣、千人将・縛虎申は信達を率いて丘へ突撃する。そして縛虎申は丘を登りきり、宮元と刺違える。そこへ突如六大将軍・王騎が現れ、信は王騎に将軍とは何かを教わる。
そんな中、呉慶本陣に向け麃公自ら突撃し、信の活躍などもあり呉慶の元へ到達する。そして麃公は呉慶との一騎打ちで勝利を収め、魏軍は撤退する。そして、羌瘣は姉同然であった羌象の仇を取るべく、信らと再び会う約束をして魏へと向かう。
戦後、嬴政に刺客を放ったのが右丞相・呂不韋だと判明する中、秦王都・咸陽へ呂不韋が参内し、嬴政との力の差を示して去る。そして信は教えを乞うべく王騎の元へ赴く。
キングダム2 遥かなる大地へ スタッフ
監督:佐藤信介
脚本:黒岩勉,原泰久
原作:原泰久『キングダム』
音楽:やまだ豊
主題歌:Mr.Children「生きろ」
撮影:佐光朗
編集:今井剛
制作会社:CREDEUS
製作会社:映画「キングダム」製作委員会
配給:東宝 / SPE
キングダム2 遥かなる大地へ キャスト
信:山﨑賢人
嬴政 / 漂:吉沢亮
河了貂:橋本環奈
羌瘣:清野菜名
壁:満島真之介
尾平:岡山天音
尾到:三浦貴大
澤圭:濱津隆之
沛浪:真壁刀義
羌象:山本千尋
麃公:豊川悦司
昌文君:髙嶋政宏
騰:要潤
肆氏:加藤雅也
宮元:高橋努
縛虎申:渋川清彦
蒙武:平山祐介
昌平君:玉木宏
呉慶:小澤征悦
呂不韋:佐藤浩市
王騎:大沢たかお