幸せへのまわり道は、2019年公開のアメリカ合衆国の映画。トム・ジュノーが1998年に雑誌「エスクァイア」に寄稿した記事『Can You Say…Hero?』を原作とし、ある記者が米国の国民的子ども向けテレビ番組の司会者フレッド・ロジャースと交流した実話を描いている。
幸せへのまわり道 映画批評・評価・考察
幸せへのまわり道(原題:A Beautiful Day in the Neighborhood)
脚本:30点
演技・演出:17点
撮影・美術:16点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計77点
トム・ハンクスが、子ども向けテレビ番組の人気司会者フレッド・ロジャースを熱演する実話をもとにした感動のドラマ。
米国で1968年から33年間も放送が続いた子ども向けTV番組の名司会者、フレッド・ロジャース。本作の原案となる記事を書いた実在のジャーナリスト、トム・ジュノー(本作ではロイド)がロジャースに取材したのをきっかけに、優しい彼と交流するようになったという実話を映画化しています。家庭では父親が大切というロジャースの価値観は保守的でしたが、ひょんなことから彼と交流するようになったロイドは、自分と父親との関係、仕事至上主義だった自身の生活を見つめ直したそうです。
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幸せへのまわり道 あらすじ
雑誌記者として華々しいキャリアを積んできたロイド・ヴォ―ゲル(マシュー・リス)は、愛する妻、そして生まれたばかりの子どもと一緒に暮らしていた。そんなある日、姉の結婚式に招待されたロイドは、絶縁していた父・ジェリー(クリス・クーパー)との再会を果たす。ロイドは、家庭を顧みず自分たち姉弟を捨てた父を許せず、些細なことで手を上げてしまうなど、心の内にわだかまりを抱えていた。その数日後、編集部の依頼を受け、子ども向け番組の人気司会者フレッド・ロジャース(トム・ハンクス)に関する記事を書くことになったロイドは、彼の仕事場を訪ねる。ひと目でロイドが抱える家族の問題や心の葛藤を感じとるフレッド。そして、ロイドもフレッドの不思議な人柄に惹かれていく。やがて2人は、取材という名目を越え、公私に渡って交流を深めていく……。
幸せへのまわり道 スタッフ
監督:マリエル・ヘラー
脚本:ミカ・フィッツァーマン=ブルー,ノア・ハープスター
原作:トム・ジュノー『Can You Say…Hero?』
製作:ユーリー・ヘンリー,マーク・タートルトーブ,ピーター・サラフ,リア・ホルツァー
製作総指揮:ミカ・フィッツァーマン=ブルー,ノア・ハープスター,バーゲン・スワンソン
音楽:ネイト・ヘラー
撮影:ジョディ・リー・ライプス
編集:アン・マッケイブ
製作会社:トライスター ピクチャーズ,ビッグ・ビーチ,テンセント・ピクチャーズ
配給:ソニー・ピクチャーズ,イオンエンターテイメント
幸せへのまわり道 キャスト
ロイド・ヴォーゲル:マシュー・リス – ジャーナリスト。
フレッド・ロジャース:トム・ハンクス – 国民的子ども向けテレビ番組の司会者。
ジェリー・ヴォーゲル:クリス・クーパー – ロイドの父。
アンドレア・ヴォーゲル:スーザン・ケレチ・ワトソン – ロイドの妻。弁護士。
ビリー・アイスラー:エンリコ・コラントーニ – 番組制作会社社長。
ジョアン・ロジャース:メアリーアン・プランケット – フレッドの妻。
ロレイン:タミー・ブランチャード – ロイドの姉。
ドロシー:ウェンディ・マッケナ – ジェリーの2番目の妻。
エレン:クリスティーン・ラーティ – ロイドの上司。
マーギー:カルメン・キューザック – 番組プロデューサー。
トッド:ノア・ハープスター – ロレインの3番目の夫。
ベティ・アバーリン:マディ・コーマン – 番組出演者。レディ・アバーリン。