俺はまだ本気出してないだけは、2013年公開の日本映画。小学館「月刊IKKI」で連載されていた青野春秋の人気漫画を実写化したコメディー・ドラマ。何となく会社を辞めた42歳のバツイチ中年男が、ゲームに明け暮れ、娘に借金し、グズった果てに家出するという、父親にも大人にも成り切れていないダメな主人公を堤真一が演じる。ある日、漫画家になると宣言することから物語が動き始める。
俺はまだ本気出してないだけ 映画批評・評価・考察
俺はまだ本気出してないだけ
脚本:22点
演技・演出:15点
撮影・美術:11点
編集:7点
音響・音楽:5点
合計60点
堤真一のコミカルな演技力は、上手いなぁというレベルでコンスタンスに笑わせてくれます。娘役の橋本愛は魅力的なんですが、娘というより妹って感じでした。脇を固める生瀬勝久や石橋蓮司は、お上手というより俳優力が凄い、求められていることを完璧に演じ切れる。作品全体としては映画のスケール感は感じないが、スペシャルドラマとしてみれば、良作だと思う。
俺はまだ本気出してないだけ あらすじ
子持ちで離婚歴がある42歳、大黒シズオ(演:堤真一)。ある日、彼は「本当の自分を探す」と何も考えずに会社を辞めてしまう。だが、ゲームばかりの毎日を送り、同居する父親の志郎(演:石橋蓮司)から怒鳴られてばかり。そんな中、本屋で立ち読みをしていたシズオは漫画家になろうと決意し、志郎と娘の鈴子(演:橋本愛)に熱く夢を語る。しかし、出版社に原稿も持ち込むも不採用。さらに、生計を立てようとファストフード店でバイトするが、ミスを繰り返し、さらにはバイト仲間から店長というあだ名を付けられてしまう。
俺はまだ本気出してないだけ スタッフ
原作 – 青野春秋
監督・脚本 – 福田雄一
音楽 – ゴンチチ
主題歌 – SCANDAL「会わないつもりの、元気でね」
撮影 – 早坂伸,工藤哲也
美術 – 松原隆史
照明 – 福長弘章
録音 – 井家眞紀夫
編集 – 栗谷川純
監督補 – 久保田博紀
助監督 – 星秀樹,市原直,具有然
音響効果 – 荒川望,伊東晃
特殊メイク – 松井祐一
アクションコーディネート – 田渕景也
劇中漫画作画 – 仲田芽ぐみ
スタジオ – 日活調布撮影所
special thanks – ファーストキッチン、プレイステーション
エグゼクティブ・プロデューサー – 由里敬三
プロデューサー – 増田真一郎
共同プロデューサー – 深津智男
ラインプロデューサー – 原田耕治
制作プロダクション – ジャンゴフィルム
企画・製作幹事 – 日活
配給 – 松竹
製作 – 「俺はまだ本気出してないだけ」製作委員会(日活,ハピネット,テレビ東京,電通,松竹,ソニー・ミュージックエンタテインメント,小学館,Yahoo JAPANグループ)
俺はまだ本気出してないだけ キャスト
大黒シズオ(おおぐろ しずお) – 堤真一: バツイチ、子持ちの中年男。42歳。
大黒鈴子(おおぐろ すずこ) – 橋本愛: シズオの一人娘。高校生。17歳。
大黒志郎(おおぐろ しろう) – 石橋蓮司: シズオの父親。シズオを見ては説教ばかりしている。
宮田修(みやた おさむ) – 生瀬勝久: シズオの幼なじみの親友。バツイチ。
市野沢秀一(いちのさわ しゅういち) – 山田孝之: シズオのバイト先の新人。金髪。
村上政樹(むらかみ まさき) – 濱田岳: 出版社「中学館」の漫画誌「EKKE」の編集者。
宮田の前妻 – 水野美紀
宇波綾(うなみ あや) – 指原莉乃(HKT48):村上退社後のシズオ担当の編集者。
本物の店長 – 賀来賢人
不動産屋 – ムロツヨシ
田中(たなか) – 川久保拓司:ハンバーガーショップの店員。チャラい性格。
宮田正男(みやた まさお) – 秋元黎:修の息子。両親の離婚後は母と暮らしている。パン好き。
ボブ – ドナルド・アッシュ:ハンバーガーショップの新人店員。やたらと態度がでかい。
クニさん – 蛭子能収:居酒屋の料理人。
キャバクラのヒゲ – 尾上寛之
キャバクラの黒服 – 小柳心
キャバクラの新人ホクロ – 村松利史
小室武士(こむろ たけし) – 池田成志:人気漫画家。シズオと同い年の42歳。
占い師 – 佐藤二朗
池谷のぶえ,松丸友紀,桂亜沙美,八十田勇一,高澤父母道,須田瑛斗 ほか