クラッシュ・ダイブ 急速潜航は、1997年公開のアメリカ合衆国の映画。元特殊部隊員の男が核の危機からアメリカを救うため、潜水艦にひとり潜入するバトルアクション。アメリカが保有する原子力潜水艦・ユリシーズがテロリストにジャックされた。テロリストたちはアメリカの大都市に核攻撃を仕掛けると政府を脅迫し…。
クラッシュ・ダイブ 急速潜航 映画批評・評価・考察
クラッシュ・ダイブ(原題:Crash Dive)
脚本:25点
演技・演出:12点
撮影・美術:9点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計60点
アメリカのテレビ映画的雰囲気が漂っているアクション映画になります。低予算ながら頑張っている作品なのでそれなりに観ることができます。冒険野郎マクガイバーや、エアーウルフ、ナイトライダーなどテレビドラマのスペシャル版みたいな感覚だと多少の粗さを感じてもそれなりに楽しめると思います。主演のマイケル・ダディコフは、1980年代のアクション映画で黄金期を築いていた俳優になりますが、日本ではこれというヒット作が無いので知名度はいまひとつかもしれません。ただ、主演映画の『アメリカン忍者』を知っている人はいるかもしれませんね。とんでも(忍術)具合で日本でも話題になった記憶があります。当時、ショー・コスギなどと一緒に忍者ブームで一躍有名になりました。
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クラッシュ・ダイブ 急速潜航 あらすじ(ネタバレ)
バージニア州ノーフォークにある海洋科学アカデミーで、明日出港する潜水艦「ユリシーズ」の最終点検を行っていた元特殊部隊員で設計者のジェームズ・カーターは、新人の副艦長であるマクドナルドを連れていたペンドルトン提督とラング艦長に会う。息子のトミーから言われたカーターは、ラング艦長に提督の側近の女性が誰かを聞き、リサ・スタークという有能な人物であると知らされる。そして艦長とマクドナルドたち乗組員がユリシーズに乗船し、朝方任務のパトロールを行うため出港する。
嵐になり海が荒れはじめたときパトロールを行っていたユリシーズの乗組員たちは、遭難したという船から遭難信号が発せられているのを発見する。極秘任務のため、マクドナルド副艦長は浮上して救助することに難色を示していた。だがラング艦長は、マクドナルドに教科書どおりの対応をしないように話した後、救助しなければ彼らが死んでしまうと救出命令を出して、ユリシーズが浮上し乗組員たちは遭難者たちを救助する。だが遭難者だと思われたリヒターらは、遭難は潜水艦に乗り込むための偽装で本当の目的は潜水艦を乗っ取ることだった。彼らは乗組員たちを殺害し通信装置を使えなくさせ、ユリシーズの位置を確認できないようにする。報告を受けたペンデルトン提督は、事態を収拾するため設計者のカーターを国防省に呼ぶ。家族が居るのでもう海軍の手伝いを出来ないというカーターだったが、息子の勧めで手伝うことに。
まず、別の潜水艦を用意し、そこからユリシーズに無事潜入。次々とテロリストを倒していき、操縦室での銃撃戦の最中、乗組員に裏切り者が現れた。押し問答の末、カーターが裏切り者を倒し、ミサイルの軌道をエンパイアステイトビルの屋上に軌道修正した。残るテロリストのボスも、排気口から海に押し出し、ユリシーズは無事補助燃料を使って海上まで浮き上がりフィナーレを迎える。
自宅に帰ったカーターは、リサ・スタークと再会した。
クラッシュ・ダイブ 急速潜航 スタッフ
監督:アンドリュー・スティーヴンス
脚本:ウィリアム・C・マーテル
製作:アショク・アムリトラジ,アンドリュー・スティーヴンス
製作総指揮:アラン・B・バースティーン
音楽:クロード・ゴーデット,デヴィッド・ワースト,エリック・ワースト
撮影:マイク・スラビス
編集:ヴァニック・モラディアン
製作会社:ロイヤル・オークス・エンターテンメント
クラッシュ・ダイブ 急速潜航 キャスト
ジェームズ・カーター:マイケル・ダディコフ
ペンデルトン提督:フレデリック・フォレスト
リヒター:ライナー・ショーン
マーフィ機関長:ジェイ・アコヴォーン
マクドナルド副長:クレイ・グリーンブッシュ
コリンズ:マーティ・ヨスト
ウェジャー:サイラス・ファーマー
ロビンソン:アダム・ギフォード
ガンター・R・ニュートン:パシャ・D・リチニコフ
サプリッチ:タイム・ウィンタース
ボレーン:エレーナ・デバード
アバロン:ミオ・R・ヤクラ
デント :クリストファー・タイタス
ブロック :マイケル・コペロウ
リサ・スターク:キャサリン・ベル
ラング艦長:マイケル・カバナフ
クライトン艦長:ジョン・ラファイエット
トミー・カーター:ブリッテン・マーカス